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趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

E26系 カシオペアを振り返る

2025-07-31 23:56:55 | 鉄道雑感

7/12(土)にカシオペアの車内開放イベントが開催されたので、実際に見てきました。

中央改札外では特別写真展が本日7/31(木)まで開催されていました。

写真展ではカシオペア紀行で東日本管内を走っていた姿や、予備電源車のカヤ27を連結した姿など、いろいろな写真が展示されていました。もう思い出の車両なんですね

当日はコンコースでグッズ販売も行われていました。原寸大ヘッドマークは完全受注生産とのこと。

会場でも大きく感じたので、部屋に置いたらさぞ巨大なことでしょう。

 

13番線は乗車イベントの体験者のみに開放され、14番線は目隠しのE231系がいる厳戒態勢です。

ホーム越しに覗いただけに留まりましたが、久々に稼働している姿を見れて嬉しくなりました。

 

2002年頃に撮影した当時のカシオペア。デビューから3年ほどでしょうか

まだJR北海道所属の北斗星が元気に走っていた頃です。

 

カシオペアは2014年に一度だけ乗車したことがあります。以下はその記録になります。

乗車前に日暮里付近で推進回送を撮影しました。この日の牽引機はEF510 510でした。

カシオペア専用塗装はこの510号機と509号機の2両のみです。EF81は4両いましたね

上野駅13番線に入線したE26系。最後尾はスロネフE26-1

今では考えられないほどの静けさがあります。この光景が当たり前だったんです

A寝台のマークも今や貴重に。札幌行きの表示は北海道新幹線の全通までお預けですね。

ラウンジカーの側面を観察。

この車両のみハイデッカー構造のため、オール2階建てという謳い文句には少し疑問が残ります。

客室はデビュー当時から憧れていたカシオペアスイートのメゾネットタイプを利用しました。

2階は対面のソファー席や洗面台・シャワーなどが備わります。

1階は寝室となっています。裾絞りや内壁の段差など、車体構造に起因する空間ではあるものの、横になってみると圧迫感は全然ありませんでした。

スイートとデラックスの利用者にはウェルカムドリンクが提供されます。

発車前から乾杯できる至福の時間です。

 

ディナーは事前予約制で乗客全員が利用できるわけではありません。

部屋のチケットを取るのが精一杯な私でも、食堂車は憧れで利用したいのが心情。

幸いなことに予約不要のパブタイムにて利用することができました。

国内の車両だと2階建ての食堂車は100系以来でしょうか。

通路が完全に分離されているため、他の食堂車よりお店の雰囲気を感じます。

テーブルランプは後年の北斗星と共通みたいですね。東京メタルのバンカーランプかしら?

パブタイムは比較的カジュアルな食事ですが、車内で食べると一味違いますよ。

 

夜も更けてきたのでラウンジカーで寛ぎましょう。

カハフE26は電源車としての役割が大きく、車体の半分ほどは機器室等で窓がない空間となっています。

深夜の青森駅で機関車の付け替えのため運転停車中。深夜帯なのでラウンジもガラガラです。

札幌行き時代はロングソファーと煙突が緑色です。カシオペア紀行に向けた整備でロングソファは回転椅子と同様の紺色に、煙突はベージュに変更されています。

デビュー当時の回転椅子はもっと明るい青色だったと思いますが、先行してオレンジのラインが入った紺色のモケットに張り替えられていました。

 

深夜帯は青函トンネルや函館の着回しなど、寝てる間もなく時間が過ぎてしまいます。

室蘭本線に入り、日が昇ると北海道らしい景色が広がります。この景色を眺めながらの朝食も贅沢。

この日は遅延で1時間ほど到着が遅れたのですが、寝不足だし乗車時間は増えるしで寧ろ喜んでいた記憶があります。長距離列車はゆったりとした時間が流れています。

カシオペアが渡道しなくなって久しいですが、私の中では札幌行きの寝台特急なんですよね。

今後の処遇はまだ発表されていませんが、JR東日本の意欲作だと思うので大宮の鉄道博物館か商業施設あたりで保存されるのではないかと思っています。

 

余談ですが10年前に日暮里駅で撮ったホーム上のキオスク。

このデザインも一昔前って感じですね。

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VSEが完成

2025-06-30 23:10:23 | 車両工作(N)

こんばんは

今日はカシオペアの最終運行日でした。おつかれさまでした。

新型車両の印象が強いまま、気がつけば四半世紀も沢山の方々を乗せて走っていたんですね。

私も乗車した思い入れがある列車なので寂しい限りです。

 

さて、VSEの工作が完了したので完成報告をします。

 

完成報告は毎度おなじみになりつつあるワイドPCレールで2分割して離合風に

先頭部はガラスのスモーク処理やワイパーの別パーツ化が効果的でしょうか?

 

今回も室内灯とシートにこだわりました。

室内灯は純正品ですが、光ムラの低減や集電機構の改造などを施しています。

座席背面もエヌ小屋のシートでしっかり表現。

枕カバーはマスキングテープです。

 

レンタルレイアウト Re-Color(リカラー)で試走をしてきました。

やはり風景の中を走る姿は一味違います。

TomixのVSEは先頭部を除き全軸集電のため安定した走行が楽しめます。

背もたれの表現が無かった3号車のサルーン席もよくわかりますね。

 

今回は以前から気になっていた雪景色の北陸本線を再現した9・10番線を借りてみました。

VSEがこのような区間を走ることはありませんが、模型ならではの組み合わせも楽しいですよ

室内灯の工作は見上げたときに効果を発揮します。

LEDの粒状感が目立たないように注意した甲斐がありました。

明るいレイアウトでは少し暗く感じますが、私は夜間の状態で明るすぎない位が好きなので丁度いい照度だと思っています。

 

最後に編成の側面写真を載せたいと思います。

1号車・2号車

箱根湯本方が先頭となるように座席を反転しています。2号車は座席1列分を追加。

 

3号車・4号車

サルーン席やカフェカウンター・トイレを備える3号車は中間車のハイライト

4号車と5号車のみ座席を2列分追加しています。

 

5号車・6号車

編成の中間地点です。この台車上のみ乗降扉がないため乗客にはちょっと不親切

 

7・8・9号車

8号車は車椅子対応の1列のみ表現されていましたが、床板を魔改造して実車と同様の3列をなんとか再現しました。

7号車と9号車は見切れてますが2号車と4号車の反転バージョンです。

 

10号車

展望席のみ後ろ向きです。

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VSEの色差し

2025-05-31 00:11:12 | 車両工作(N)

こんばんは

5月もそろそろ終わりですね。当ブログの今後についてはまだ未定ですが、

ひとまずサービス終了近くまでは更新を続けたいと考えております。

 

さて、今回はVSEの仕上げです。

外装がメインですが、まずは前回紹介していなかった3号車の室内を先に仕上げます。

 

内装パーツは8号車と同様にダークブラウンで塗装し、座席は筆塗りで仕上げました。

枕カバーはマステ、木目パーツはエヌ小屋製です。

 

閉鎖されたカウンターや元喫煙スペースの壁は白いマステを貼っています。

窓から見えない空間にはウェイトを入れて可能な限り牽引力を補っています。

床面に貼る木目シールを省略したので、その分を自作したカウンター周りに転用しています。

 

ボディは墨入れをして細かなモールドを引き立てみたいと思います。タミヤの墨入れ塗料を使用。

ブラックだとコントラストが強すぎると思い、ダークグレイとグレイを調色してみました。

 

室内灯をテスト点灯させた際に屋根の隙間から光が漏れている部分があったので、エナメル塗料で内屋根を塗りました。しかしそれでも漏れることが判明したため他の策を講じることになりました。

屋根裏の取り付け穴を塞げばよいのですが、数が沢山あって大変です。

そこで室内灯の裏に導光板より広めの遮光テープを貼って穴を隠すようにしました。

 

車側灯は赤色が明るくておもちゃっぽく感じていた部分です。

スモークグレーを塗り重ねることで、消灯状態に近い落ち着いた見た目になりました。

こんな小さな色差しでも印象は大きく変わりますよ。

 

3号車と8号車は側面が透けてしまうので内壁を可能な限り遮光しました。

この2両は窓が少なく、窓ガラスの着色で室内が緑がかって見えてしまいます。

そこで内側の壁部分に白のマステを貼りました。

 

パンタグラフはシルバーグレーで塗装し摺板をシルバーで色差し。

クーラーもスミ入れの効果的です。

 

運転席には人形を入れてみましょう。KATOの人形24-273 運転士・車掌:冬服 ベージュを塗り直してロマンスカー専用の制服に仕立ててみました。(右2人)

このデザインの制服もVSEと共に誕生したのですよね。VSEはほんと特別仕様ばかりです。

運転席は窮屈なので収まる形に整えています。

 

ワイパーはスロープモデルのパノラマ車 汎用ワイパーを使用しました。

この手のワイパーパーツと言えばエッチングの製品が一般的ですが、パノラマ車用の大きな形状のものは意外と選択肢がありませんでした。

3Dパーツなので取り扱いには注意が必要ですが造形は立体的で申し分無し。

黒色樹脂ですが透けるので半艶ブラックで塗装しました。

 

これで展望席部もサマになったと思います。

 

足回りもひと手間加えましょう。

台車の集電板は脱脂後に見える部分をライトグレーで塗装しました。

車輪はグレーが正解かもしれませんが、製品の銀色は足回りがギラついて落ち着かないため黒色車輪に交換しています。そのうち導電性のグレーメッキとか出てこないかな

行先表示器にはジオマトリックスの汎用ステッカー(50000形VSE)を入れました。

次回こそ完成へ

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MINIATURE LIFE展に行ってきた

2025-04-18 20:15:00 |  撮 影

こんばんは

gooブログが今年11月18日をもってサービスを終了するそうです。

有名なブログサービスが軒並み終了しつつある昨今なので、ある程度の覚悟はしていました。

しかし、ついにこの時が来てしまったかという感じです。

 

さて、3月末に伊勢丹浦和店で開催されていたMINIATURE LIFE展に行ってきました。

ミニチュア写真家である田中達也さんの作品を一同に見ることができます。

私もSNS等で作品を見かけることがあったので気になっていました。

すべては紹介しきれないので、個人的に印象に残った作品を紹介したいと思います。

 

「北海道の雄大なポテ地」

ポテチのギザギザを畑の畝に見立てています。無論、じゃがいも畑でしょうね

 

「田舎ぶらし」

ブラシなのに色合いから質感まで本物の稲に見えてしまいます。

素材を名前を掛けたタイトルも秀逸です。

 

「草いものに蓋をする」

パネル展示だけの作品と実物も展示されている作品があり、見比べるのも楽しいです。

上の作品は右側にファスナーが果てしなく続いています。

 

「果汁が多いと荷重が心配」

果汁と荷重のハーモニー。頭頂部の点検台はオレンジのヘタにしか見えません。

ジオコレのコンビナートCガスホルダーとコンビナートF パイプセットが使用されています。

 

「1本1本丁寧に塗られています」

手塗り感のあるチョコがペンキらしい作品。有名建築家の建物でしょうか?

 

「問題の解き方はひとそれぞれ」

付箋を登るこのテーマ。人生の選択だって人それぞれ、正解なんてありませんよね。

クライミング姿の人形が売っていることも、この作品がなければ知らなかったことでしょう。

 

こちらは実物です。

撮影の仕方も勉強になりますね。付箋の影とか、ページの筋が見えにくい角度とか

 

「水泳選手は目も超いい」

リングメモを飛び込み台にする発想に脱帽です。表紙の色合いもいい感じ

 

「園芸がしゅげえ(手芸)」

カラフルなボタンのお花畑。見学している方たちのチョイスも素敵です。

 

「秋色に衣替え」

毛糸の色で紅葉を再現しています。鹿がいいアクセント

こちらはジオコレのお寺C(五重塔)と温泉街小物3の太鼓橋でしょうか。

 

「着火オーライ」

フリント式ライターが懐かしい人も多いはず。どことなく欧州のような佇まいです。

フレキシブルレールとジオコレの仮乗降場 駅Fが使われています。。

 

「100匹乗っても大丈夫」

スイカをノアの箱舟に例えています。

S字カーブの大行列がこの先にある壮大な旅を物語っているようにも見えます。

 

「新パン線」

今回の展示のハイライトとも言える作品。4両編成のコッペパンが自動で走ります。

建物に見立てた食器は白で統一されており、パンの存在が際立ちます。

プラットホームは食パンですね。

 

展示物が小さいので会場も小さいのかなと思っていましたが、想像以上のボリュームでとても見応えのある展示会でした。

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VSEの内装を仕上げる

2025-03-31 23:46:11 | 車両工作(N)
こんばんは
今日で3月も終わり、明日から新年度です。
私も年度末ということもあり少し前までバタバタしていました。
東京は桜が満開になったのに真冬のような気温で調子が狂ってしまいますね。
 
さて、昨年末から進めているVSEの続き。
まずは中間車の座席を1列増やす工作から始めました。
集電シューの高さを抑えるために金具の固定部品を3Dモデリングしました。
(上の画像はサポートも付いた状態)
 
床板側は元の集電シューの取り付け部をニッパやノミで削り落としました。
 
出力したパーツを置くとこんな感じ。これにより上げ底スペースを削減することができます。
写真はありませんが、上げ底だった部分の床下パーツはプラ板で延長しています。
 
集電シューはKATOの室内灯クリアに付属していた金具を下写真の形に曲げて製作しました。
立ち上げ高さが台車の接点に当たる部分になることと、全体が平行になるように曲げないと床板に引っかかって集電できなくなるため注意して曲げました。
 
集電シューを固定部品にセットした状態。
丸く曲げている部分は通電板に接触させる部分です。
 
このまま組み付けようとすると溝から外れてうまくセット出来なかったため、あとで両面テープを併用しました。
 
床下の通電板は上げ底部をカットして配線を半田漬けしています。
このあたりの工作は8号車の記事と同様になります。ご参照ください。
 
追加する座席はオリジナルのパーツを採寸してモデリングしました。
肘掛けが浮いた状態を再現することも可能ですが、ここはディテールを揃えました。
 
左からオリジナルの座席、3D出力品(グレー)、おゆまるコピー品(透明)
出力品はオリジナルよりちょっと背もたれが厚いですが、窓越しなら気にならんでしょう、、
成形色のオリジナル座席も含め、あとでまとめて塗装します。
 
ここからは内装のディテールアップに入ります。
エヌ小屋のVSE 50000形室内パーツNo.10311を用意しました。
座席のディテールアップシールだけでなく、壁面や床面などの装飾パーツも含まれていますが、3号車や8号車はかなり手を加えてしまったのであまり使えるパーツがありませんでした。
 
ちょっと気になったのが車端部の壁の指示。
VSEは5号車と6号車を堺にボディが左右対称の配置となっていますが、白塗りと木目の配置は編成で左右が決まっていたようです。この壁シールは連結フック側の壁に貼るものですが、2号車のみ床下の向きが異なるため、4・5号車は6・7・9号車と同じ配置はないかと思います。
 
枕カバーも後ろまで回り込んでいないのと、色が調色した座席と比べるとオレンジ色が強過ぎて違和感があったので自作することにしました。
 
使用したのはダイソーで売っていたこちらのマステ。下から3番目の赤色を使います。
実車の枕カバーはシートと同系色なので、塗装後のパーツに近い色を探していたのです。
 
座席パーツは実物より赤みを強くした色で塗装しました。
これは光源が電球色かつ、グリーンの着色ガラス越しに見ることになるための調整です。
配合はアバウトですが、キャラクターレッドにホワイトとブラウンを足しています。
 
マステは短冊状に切って背面側まで回り込むように貼り付けました。
施工中に浮いてきた場合は糊で補強しています。エヌ小屋のカバーと比較してみました。
 
背面側はグレーのモケットとテーブルを貼り付けます。
このモケットは本物の布で出来ているみたいですが、曲がるわ裂けるわで曲者でした。
テーブルは2列繋がっていてリアルではなかったので1個ずつ切り出して糊付けしています。
 
数をこなす作業は苦手なので、相棒にお手伝いしてもらい何とか完成しました。
グレーのモケットは横の毛羽をカットすると前から見えなくなり実感的になります。
 
座席と壁面のディテールアップが完了した室内。
床面は青みがかったグレーを再現しています。
 
座席を繋いでいる部分は床色で塗っていませんが、ガラスパーツの下に入り込むので省略しました。一番後ろの列が3D出力品の座席です。
 
4号車と5号車はオリジナルの室内灯の取り付け台座を撤去しているため、上げ底の空間が窓から見えてしまいます。少し気になるのでもう1列も再現してみました。
プラ棒のエッジを落とし、ラインチゼルでスジ彫りをしてそれっぽく仕上げました。
 
1号車と10号車は一般席の向きと車端部の壁色が反転しています。
 
展望席の最前席にある大テーブルはN小屋純正シールです。
また、展望ガラス下の空間はタイヤブラックとブラックを調色した色で落ち着かせています。

 

 
8号車の内装はダークブラウンで塗装し、客室の壁はエヌ小屋製です。
オリジナルの車椅子対応席と3Dプリントの2名席×2列で全席再現しました。
閉鎖されたカウンターや元喫煙スペースの壁は白いマステで再現しています。
 
車端部の座席は集電機構の立ち上げ部が迫っているため、座席の下半分を削り込んでシートピッチを確保しています。
削り込みは窓下に隠れるので違和感はありません。
通路の扉はフォグラスを貼っています。

 

次回で完成かな

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