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安全側線-6

2018-10-28 | gallery:線路

その6では安全側線に使用される乗越分岐器と脱線転轍器標識についてご紹介します。

まずはオーソドックスな安全側線である吉塚駅の動画をどうぞ

継ぎ接ぎ動画のためすぐ転換してしまったり列車と被られたりしていますがご了承を。

乗越分岐器は乗越ポイントと乗越クロッシングから構成されています。

下の写真ですと左下の線路が安全側線で右側の曲線が本線となります。

乗越ポイントは外側の乗越レールが被さる形で密着し、車輪は被さったレールの段差を利用して本線を乗り越えていきます。乗越クロッシングは乗越側のレールを本線レールより高くすることでフランジが乗越えられる構造となっています。その際、外側のレールにはガードレールを設置して脱輪を防いでいます。本線側のレールにはフランジウェイ(欠損部)が無いため走行に影響を与えることはありません。

上の写真は右側が安全側線です。乗越クロッシングの形状が先ほどとは少し異なりますね。

安全側線に使用される乗越クロッシングは固定式ですが、乗越ポイントと同様に被せる形状をした可動式の乗越クロッシングは保線車両用の側線などで使用されています。

このタイプは乗越ポイントと乗越クロッシングが機械的に連動して動作するようになっており、渡り線として使用されることもあります。背向からも使用できる点が固定式と異なるポイントでしょうか

 

話を安全側線に戻します。

安全側線に使用される分岐器は先ほど述べた乗越分岐器の他に普通分岐器を使用する場合があり、前者の場合は脱線転轍器標識が付き、後者の場合は普通転轍器標識が付きます。(いずれも省略される場合もあります。)

上の写真だと手前が普通転轍器標識で、奥の標識が脱線転轍器標識となります。

どちらの標識も列車が通行可能な反位の標識は黄色い矢羽根です。

普通転轍器標識の定位は青丸に白い横線が入る標識となりますが、安全側線に使用した場合はこの標識が安全側線に突っ込む状態を示しているため注意が必要です。

上の写真の場合、手前の安全側線は反位(通行可能)で奥は定位(安全側線)となっています。

灯火の色は脱線転轍器標識の定位が赤、普通転轍器標識が青となり、反位はいずれも黄色です。

脱線転轍器標識の定位の状態は赤い四角に白い縁取りが施してあります。また、安全側線が定位の状態の時は本線側から背向で進入できる状態にはならないため標識の裏は無地となっています。灯火も点灯しないため白い蓋がされています。

下の写真は先ほどの動画の吉塚のものです。灯具が四角い形状で比較的新しいタイプでした。

普通転轍器標識でも灯具が四角い形状のものを時折見かけます。

その1でも紹介しましたが、標識は豪雪地帯だと積雪による視認性を高めるため標識の背が高いノッポタイプが採用されていることもあります。雪に埋もれた状態でも正常に転換できるんでしょうか?

逆に通常より小型のタイプも存在します。こちらは車体より背が低いためスペース的に余裕がない場所に使用されると思われます。(少なくとも下の場所では十分スペースはあるように感じますが…)

ちなみに上の写真のように曲線区間の外側に分岐する分岐器を外方分岐器と言います。

写真2,3枚目も外方乗越分岐器ですね。

小形タイプの標識を使用した梅ヶ丘駅の動画です。複々線の完成により現在は消滅しています。

 

乗越分岐器には脱線転轍器標識が付くと書きましたが、実は例外も存在します。

上の写真、普通分岐器を使用した脱線分岐器ですが標識は脱線転轍器標識です。

クロッシングも乗越クロッシングではなくフランジウェイのある通常タイプですね。

こちらはクロッシングのない脱線転轍器(脱線ポイント)です。

トングレールが使用されていますが標識は脱線転轍器標識となります。

脱線転轍器標識は脱線器にも使用されることがあります。脱線転轍器や脱線器の場合、貨物専用線などで使用されることが多いため灯具が省略された首ナシ標識であることが多いです。

以上のように脱線転轍器標識は安全側線に使用される乗越分岐器以外にも、脱線用途に用いる場合はポイントの種類を問わないことが分かります。ただし、普通転轍器標識が乗越分岐器や乗越レールと組み合わされて使用されることはありません。(確認できてないだけで存在する可能性は否定できませんけどね…)

 

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