7/12(土)にカシオペアの車内開放イベントが開催されたので、実際に見てきました。
中央改札外では特別写真展が本日7/31(木)まで開催されていました。
写真展ではカシオペア紀行で東日本管内を走っていた姿や、予備電源車のカヤ27を連結した姿など、いろいろな写真が展示されていました。もう思い出の車両なんですね
当日はコンコースでグッズ販売も行われていました。原寸大ヘッドマークは完全受注生産とのこと。
会場でも大きく感じたので、部屋に置いたらさぞ巨大なことでしょう。
13番線は乗車イベントの体験者のみに開放され、14番線は目隠しのE231系がいる厳戒態勢です。
ホーム越しに覗いただけに留まりましたが、久々に稼働している姿を見れて嬉しくなりました。
2002年頃に撮影した当時のカシオペア。デビューから3年ほどでしょうか
まだJR北海道所属の北斗星が元気に走っていた頃です。
カシオペアは2014年に一度だけ乗車したことがあります。以下はその記録になります。
乗車前に日暮里付近で推進回送を撮影しました。この日の牽引機はEF510 510でした。
カシオペア専用塗装はこの510号機と509号機の2両のみです。EF81は4両いましたね
上野駅13番線に入線したE26系。最後尾はスロネフE26-1
今では考えられないほどの静けさがあります。この光景が当たり前だったんです
A寝台のマークも今や貴重に。札幌行きの表示は北海道新幹線の全通までお預けですね。
ラウンジカーの側面を観察。
この車両のみハイデッカー構造のため、オール2階建てという謳い文句には少し疑問が残ります。
客室はデビュー当時から憧れていたカシオペアスイートのメゾネットタイプを利用しました。
2階は対面のソファー席や洗面台・シャワーなどが備わります。
1階は寝室となっています。裾絞りや内壁の段差など、車体構造に起因する空間ではあるものの、横になってみると圧迫感は全然ありませんでした。
スイートとデラックスの利用者にはウェルカムドリンクが提供されます。
発車前から乾杯できる至福の時間です。
ディナーは事前予約制で乗客全員が利用できるわけではありません。
部屋のチケットを取るのが精一杯な私でも、食堂車は憧れで利用したいのが心情。
幸いなことに予約不要のパブタイムにて利用することができました。
国内の車両だと2階建ての食堂車は100系以来でしょうか。
通路が完全に分離されているため、他の食堂車よりお店の雰囲気を感じます。
テーブルランプは後年の北斗星と共通みたいですね。東京メタルのバンカーランプかしら?
パブタイムは比較的カジュアルな食事ですが、車内で食べると一味違いますよ。
夜も更けてきたのでラウンジカーで寛ぎましょう。
カハフE26は電源車としての役割が大きく、車体の半分ほどは機器室等で窓がない空間となっています。
深夜の青森駅で機関車の付け替えのため運転停車中。深夜帯なのでラウンジもガラガラです。
札幌行き時代はロングソファーと煙突が緑色です。カシオペア紀行に向けた整備でロングソファは回転椅子と同様の紺色に、煙突はベージュに変更されています。
デビュー当時の回転椅子はもっと明るい青色だったと思いますが、先行してオレンジのラインが入った紺色のモケットに張り替えられていました。
深夜帯は青函トンネルや函館の着回しなど、寝てる間もなく時間が過ぎてしまいます。
室蘭本線に入り、日が昇ると北海道らしい景色が広がります。この景色を眺めながらの朝食も贅沢。
この日は遅延で1時間ほど到着が遅れたのですが、寝不足だし乗車時間は増えるしで寧ろ喜んでいた記憶があります。長距離列車はゆったりとした時間が流れています。
カシオペアが渡道しなくなって久しいですが、私の中では札幌行きの寝台特急なんですよね。
今後の処遇はまだ発表されていませんが、JR東日本の意欲作だと思うので大宮の鉄道博物館か商業施設あたりで保存されるのではないかと思っています。
余談ですが10年前に日暮里駅で撮ったホーム上のキオスク。
このデザインも一昔前って感じですね。