京都のいぬぅ

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稲荷のお山巡り ~観光編(1)~

2008年02月12日 12時59分47秒 | 京都
伏見稲荷大社(HP)



御祭神  宇迦之御魂大神(倉稲魂神)
     佐田彦大神(猿田彦命)
     大宮能売大神(大宮女命)
     田中大神
     四大神

一般にはこの五柱を合わせて稲荷大神と呼んでいます。

奈良時代の和銅四年(711年)に有力な帰化氏族である秦氏の遠祖が
背後の稲荷山三ヶ峰(さんがみね)に宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の三柱を祀ったのが始まりとされています。



初午大祭(はつうまたいさい)


稲荷大神が初めて稲荷山にご鎮座したのが
和銅四年(711年)二月の初午の日ということで、
毎年この日は、平安の昔から京洛初春第一の祭りとして
多くの人が福を求めての詣でます。
枕草子や今昔物語、大鏡などにも記述が見られ、
一日に複数回お参りに来る人がいるほどにぎわっていたようです。

境内には杉とシイの小枝で作られた「青(おう)山飾り」がほどこされ、
家内安全・商売繁盛のお守りである「しるしの杉」(1000円)が授けられます。
稲荷山の杉の苗を抜いて持ち帰り家の庭に植える慣わしがあり、
もしその木が根付けば願い事が成り、枯れると成らぬと言われます。

千本鳥居

北は北海道、南は九州まで全国各地から奉納され、
知り合いの名前や近所の会社名がきっと見つかるはずです。
千本鳥居の初っ端は某大企業です。

奥社奉拝所、お山と続きます。
まさに神の領域へとつづくにふさわしいです。
日が暮れるとさらに怪しげ

山城国風土記によると、
秦中家忌寸(はたのなかやのいみき)らの遠祖である秦公伊侶具(はたのきみいろぐ)は稲米を貯えて裕福になりました。
秦伊侶具があるとき餅を的にして矢を射いったところ、
餅が白鳥になって飛び翔けり、三が峰の山上に止まり、そこに稲が生じます。
不思議に思った伊侶具がそこへ神社を建て、「伊禰奈利生ひき(いねなりおひき)」が転じて伊奈利社と名付けます。
永享10(1438)年、社殿は山上より麓の現在地に移されました。


奥社奉拝所
別名は奥の院、命婦社。


ここからお山巡りです。



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