京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

らっくせ~ん

2007年06月18日 23時20分23秒 | つぶやき
ウチの研究室はどうやらグローバルCOEプログラムに落ちたようです。

今年度から補助金額を倍増する一方(1件当たり年間平均2億6000万円)
採択件数を半減するなど、(採択率は22.4%、東大京大もバンバン落ちてます)
絞込みがなされました。
大学の研究室にも競争原理を強く働かせ、
国際的に通用するものをつくりたいという国の意向が読み取れます。

大学全入時代を向かえ、生徒は減る一方で新規に開設される大学は増えるという
現状では、
これからも篩いにかけられて脱落する大学がどんどん増えるでしょう。
それは有名国立大学といえどもオチオチしてはいられません。

大学経営にもコンサルティング会社が絡んでくるこの時代、
社会は何を求めているのか、自分の研究科の強みは何なのか、
それらを十分に考慮したうえで
戦略的にプロジェクトを立ち上げていかなければなりません。

大学や研究科のトップには、
変わり続ける社会で常に決断しつづける大企業の社長のような
経営感覚がこれからは生き残るためには絶対必要となります。

競争の激しい時代では逆に成功する機会が増えるということでもあります。
有名かどうかの名で評価するのではなく、
プロジェクトの内容で正当に評価されるため
すべてのところにチャンスが与えられます。

これまでの日本の大学はどこも似たり寄ったりでしたが、
今後は大学、研究科ごとに独自色をより出し、多様性を帯びてくるでしょう。

企業の研究室へのインターンシップを売りにしたり、
有名な研究者を高給でヘッドハンティングしたりと
自由采配度も必然的に高まってくるでしょう。


今回当選した研究科はその成果が問われるのは当たり前ですが、
だめだったところはそれはそれで、
悪かったところを修正し、いかに立て直していくか
逆に真価が問われているといえます。


参照
毎日新聞
グローバルCOEプログラム 生命科学



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