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「原発を誤ったら何千の命が死ぬ」3 有馬頼底

2016-02-09 14:05:35 | 宗教関係
  有馬頼底(らいてい)住職の話 つづきです その3

    

ー 古都税問題では妥協しなかった。

 あれはね人頭税なんですよ。お参りに来た人から税金を取る。
寺から取るんじゃないんです。寺は痛くもかゆくもない。
寺は税金の取り立て役なんです。
それはどうしてもできない。
門を閉めました。
金閣、銀閣、清水の三カ寺が閉めると、観光的には
京都の全部の寺が閉めたのと同じ。
観光客ががばっと落ちて、土産物屋さんもだめに。
そのとき、ある国会議員が来て言うんですよ。
「寺は門を閉めると収入が一銭もないでしょ。
銀行は一切お金を貸しませんよ」と。
私は「金目当てでしてるんじゃない。一銭もなくて結構だ。
いざとなればお布施を集めに托鉢をする」。
追い返しました。
政治家がこんなレベルなんですよ。
 古都税問題が収束し、門を開けたら観光客がいっぱい来た。
神社仏閣あっての京都なんです。古都税なんかすると、
例えば市バスの赤字分くらいは解消されるかしらんけど
京都へはだれも来なくなるよと。
           
     ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ー 逆に揮毫(きごう)料を申告しなかったとして、
大阪国税局に申告漏れを指摘され、批判されました。

 文化財を守るために使った。
相国寺から流出したものを買い戻したり、
美術館に入れる作品を購入したりした。
個人的には一銭も使っていないよ。
ぜいたくするわけでもない。
(つづく
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