え?
しばらく内科?
そうなの?
やだな、内科・・・・。
いきなり食事指導っすか?
私この患者さん知らないんだけどなぁ・・・(爆)
知らない奴の話聞いてくれるんだろうか?
食事指導というと定番は患者さんに3日程度の食事内容を記載してきてもらって問題点を洗い出し改善策を提示する方法なんだけど・・・・。
正論を語るのは簡単で、望ましい食事内容も提示できるにはできるが、そんなものは実行されたためしがない。
そもそも怒られると思っているのできちんと書いてくれない(爆)
気にもしてない人は書くことすら面倒で書いてくれない(爆)
よって、聴き取り調査から始まるのが常である(大爆)
大人の場合は嗜好や習慣が確定されている場合が多く、それを修正するのは並大抵のことではない。
だいたいさ、生活習慣病の皆様、そろいも揃って病気であるという認識がない・・・。
将来とんでもないことになるってことが全然わかっていないのもあるだろうが、皆一様に”ほっといてくれ!”な態度。
保険のセールスでもしているような気分になる・・・。
思えばあれも辛い仕事だった・・・・・。
別にいいんだけどさぁ。
私は個人的には人様の自由に口出ししない主義だから。
私も人様にあれこれ言われるのがウザイ方だから気持ちはわかるよ。
大体余計なお世話だよね?
人生好き放題に生きて早死にしたって本望、いろいろ我慢してまで長生きしたくないんだよね?
でもさ、本当にどうでもいいならなんで病院にくるの?とかは少し思うんだよね?
てか、自分で改善したいと思って希望する人だけ食事指導するのはどう?
だめ?
だめなんだね・・・・・。
そうね、大人の事情があるもんね(爆)
ま、私も一応仕事だしさ、やるからには効果的な指導にしたいし、病院に来ちゃったからには多少は我慢してつきあってもらうしかないよね?
実行するか否かは別としても、自分に関することなんだから情報は知っててもいいと思うし。
そんなわけで、患者さんの嗜好に合わせた食事プランを作ってみたりする。
ポテチが止められない方は小袋で買って細かくしたものをサラダにかけて食べるとか、ドレッシングはメモリを振った瓶に調味料を次々入れて振るだけの簡単手作りでカロリーダウンするとか、ハンバーグに寒天や麩、豆腐を混ぜたりとか、野菜スープを大量に作り3食味付けを変えるとか、GI値低めの食材への代替とか、まああまり面倒ではないやり方でいろいろ考える。
それでも今までのやり方を変えるのはなかなか難しい。
味覚の問題はいかんともし難い。
第一、本人は変えない気満々だし、家族の嗜好もあるしなぁ・・・。
仕方がないから、10年後20年後をシュミレートして脅かしみたり(今ある症状に結びつけ、更に科学的データと統計的確率を合わせると効果的な場合もある)、コントロールがつくともれなくついてくる明るい未来を提示してみたり。
果ては家族をとりこんで脅してみたりとあの手この手で何とか改善させようと努力はしてみるわけだ。
まあ、そんなことをしてみても人事だと思って聞いている人が大半なんだけど(爆)
よく言われるのは”長生きするつもりなんかないからこのままでいいんだ”とか”好き勝手して死ぬなら本望だ”とかなんだけど、残念なことに、この手の病気ではなかなか簡単には死ねない。
まあ、脳幹出血でもおこせば幸いだけど、確率的には高くないし・・・。
致死率が高ければ痛かったり苦しかったりしてもいいなら他にもバリエーションがないこともないけど、一発で逝けるかは判らないしねぇ?
免疫低下やら動脈硬化やら内臓機能低下やらその他もろもろで、年とればとるほどいろいろな病気になりやすくなるし治療手段もなくなっていくから、障害抱えて長期間暮すリスクも増えるし。
そうなってからどうにかしろって言われても困るんだよね。
自分でそうなることを望んだ結果なんだから、自分でなんとかして欲しい・・。
好き勝手やってきた人ほど、責任転嫁するんだよね・・・。
あ~~、やだやだ(爆)
毎日完璧なワンパターン生活をしてるわけじゃないんだから薬で完全にコントロールすることなんてできるわけないじゃん。
そもそも薬は副作用もあるし、起こってる現象を薬で無理やり抑えていく方法を長く続ければ他にしわ寄せがくるのは当然で・・・。
だいたいさぁ、こんなことをがんばっても本当に効果が上がるのは2、3割。
手間隙かかる割には効率がわるい
そもそも患者本人の意識が変わらないことにはどうにもならないし、それぞれの家庭事情もあるわけで、外来で指導しろと言ったって、2、3ヶ月に1度会うくらいじゃなかなか難しいよねぇ?
それでも意識改革することも仕事?
やってらんね~(爆)
なんだかなぁ~。
ま、仕事だし、しかたないか・・・・・。
いやだぁ~、内科いやだぁ~。。゜(PД`q。)゜。