NPO法人シャローム災害支援センター代表 吉野裕之さんの講演会 (4/7)
福島原発事故当時を振り返って
60Km離れた福島市で、 0.04ミリシーベルト 24.24ミリシーベルト
なんと! 事故前の(606倍)を観測 雨が降った為、高止まりした
※ 参考のため、放射能汚染地図-群馬大学早川教授作成-6版 を添付しました
NPOシャロームの活動
【ふくしま放射能測定プロジェクト】
測定機をベビーカーや自転車等に取り付け、10cm・50cm・1m の高さで測定(子ども目線で・・・)
年間150件、今までに500件くらい測定
市や学校に結果を報告し、通学路変更などの提言を行う
コンクリートの道は比較的除染効果が現れているが、アスファルトの道は高い
公園などでもホットスポットが存在する
早く除染が終わった郡山市より、時間をかけた福島市の方が丁寧に除染されている
最近各地で見つかる「セシウムボール」が問題になっている
(東京電力福島第一原発事故の際に放出された放射性粒子)
ガラスでコーティングされている為、水に溶けないので環境の中に長く留まる
事故の後、鼻血を出す子どもを大勢見かけたが、関連しているのではないかという話もある
小児甲状腺がんは、公表されているより多い
過剰診療の結果との批判があるが、年々がん患者が増えてきている
県や国は、診察する人を減らして発見を少なくしようとしている
【ひまわりプロジェクト】
障がい者と農家の方々が協力しながら、ひまわりを栽培し、油を製品化する計画が
原発事故で暗礁に乗り上げる
土壌汚染の明らかな土地でのひまわり油の生産は断念
県外の支援者の方々から
「種を送ってください。こちらでひまわりを栽培し、出来た種を、ひまわり油の原料として送り返しましょう」
という温かい提案があり「ひまわりプロジェクト」がスタート「こどもひまわり大使」が全国のひまわり栽培協力先を巡って、自然体験や交流を実施
「保養」にもつながっている
お互い助け合うつながり「思いやりのネットワーク」
他、現地からのお話を伺いました
講演会の会場となった教会内の敷地や、龍神村で「ひまわり」を育てる事になったそうです