ついに衝突

先々週の土曜日（６月８日）のことです。

昼過ぎ、バイクで買い物から帰った私はエレベーターが来るのを待っていた。
うちは１Ｆの駐輪場に置いていると以前から悪戯をされるので
自宅のある階まで持って上がる。

エレベーターの広さは原付バイク1台と人一人がやっと。

すると、そこにＮが愛人を連れて現れた。お互いに知らんぷり。

ほどなくエレベーターが来た。
エレベーターに原付バイクと大人３人乗るには誰の目から見ても
無理なことはわかる。
なので、Ｎに「どうぞ、先に乗ってください」と私は言った。
Ｎが「一緒に乗りゃあええじゃないか」というので
再度私は「いえ、大丈夫です。次に乗りますので、先に上がってください」と言った。
すると、「一緒に乗りゃあええ言うとるじゃろうが！」というので
しつこい・・・面倒だな・・・うちは2階だ、すぐだ。これ以上は喧嘩になる。
そう思い仕方なくバイクを先に乗せた。
続いてＮが奥の方に入ろうとするのだけど狭く難しいモタモタ状態
その時にＮが持っていた小さな椅子がガンガンと私のバイクに何度も当たった
「嫌だな・・・」と思って顔をしかめると
Ｎが「おどりゃぁ！どういう顔しとるんなら？何が気に入らんのんなら！文句があるんか！言うてみいや！」と
大きな声で私に言った。

あーーーーーーーもーーーーーーー　限界!　

私は自分が女であることをすっかり忘れてしまった
というか違う人間になったかのような感覚になった。

以下、私の言葉は広島弁の男言葉です・・・（恥ずかしい）

「おどりゃあ？！誰にむこうて（向かって）もの言うとるんなら？！大概にせーよ！
お前、何様のつもりなんなら？！お前がここの人間にどれだけの迷惑をかけとるか
その脳みそでよう考えてみーや！よいよ、情けない男がっ！」

「なんじゃとぉ、おどりゃ、降りいや！」とＮ

「降りたらーや、どけや！お前がおるけ、降りれんだろうがいや！」

愛人が間に入ってＮに「やめて、やめて」と懇願している。
私に対しても「もう、あんたも文句言うのやめて」と言うので
「やかましいわ！自分の男に言え！」と私。愛人にも容赦ない。

ようやくエレベーターの外にでたＮは
このブスだのババアだの殺すだの言いながら
私のバイクのリアキャリアを掴んで引っ張りだそうとするので
「人のバイクに触るな！よいよ！垢がつくんじゃ！」
同時にエレベーターのドアにガツンガツン当たったので
「器物損壊じゃろが！」大きな声で私も怒鳴る。

やっと出た。その時、エレベーターの外に出たのだから、
他人の目に触れる、このまま男言葉でいてはいけないと
我に返った、ここからは女言葉。

Ｎは肩をせり出して目の前３０ｃｍぐらいの距離にぐいぐい近づいてきて
「おどりゃ！殺すど！」と真っ赤な顔と大きな声で恫喝するので
「気持ち悪い！近づきんさんなや！吐き気がするわ！唾が散る！汚い！」

あーマスクしてなかったら気が狂うところだ。

例えば「お前はゆでタコか！」「同じことしか言えんのんじゃね！」
「馬〇の一つ覚え！」「弱い犬ほどよく吠えるとはあんたのことじゃね！」など
ここにはとても書けないセリフも言いたいけど、怒らせるのが目的ではないので、我慢する。

それでも、しつこく近づいてくるので手で防ごうとしたら
わざと私の腕に当たってきて
「お前！わしを殴ったのぉ！暴力を振るったのお！」と
本当に情けない昭和のチ〇ピラのようなことを言う。

「ほいじゃ、警察にきてもらわんとね！」

「おお呼べえや！わしゃあ怖わーないで、よべや！」

ということで、呼ぼうとしたらサイレンの音がして
パトカーが来た。多分、住民が呼んだのだろう。

警官が「さっきの続きですか？」という
はて？なんのこと？？

どうやら数分前に中国人と揉めて警察を呼んだばかりだったらしい。
呆れる・・・本当に・・・

同じ所にいても大きな声でギャーギャー叫んで五月蠅いので、
私と警官２人が２階へ移動した。
その際にも「逃げるんか！コラ！ブス！来るなら来いや！負けやせんで！」と言ってる。
おまえは高校生か・・・

警察官に事の発端と流れを話した。

私に怪我はない事、バイクも酷い損傷があるわけではない
恫喝されたがとっさのことで録音していない。
何より、今から調書を取られる時間が面倒くさい。

警察が今後、私と会っても話しかけない、
関わらないことを約束させたらしいけど
どうだかね。ま、仕返しはしてくるだろう。

あれから1週間経って、今のところ、車とバイクのパンクはないけど
花壇の苗を踏まれているという姑息な行動。
沢山の苗を一機に踏みつけるのではなく、一昨日は３本、今日は2本という
ネチネチとしたやり方。

ずる賢いＮは殴ってこないだろうと思っていた。
胸ぐらも掴まれていない。（弱そうな高齢の男の人にはする）
いや、殴られるかもという恐怖心が全くなかった。
こんなに腹が立って男の人に男言葉で言うのも生まれて初めての事だった。
でも、もし殴ってきたら警察沙汰になって、これを機に何かを
変えることができるんじゃないかと思った。

でも、こういう人（私）が一番危ないと思うけど。

夫は留守だった。
夫は、いつかそうなるかもと思っていたようだけど
「お前、ケガはないんか。もう、もう無謀なことはせんとってくれ」
といった類のことは一切言われなかったし、Ｎに怒鳴り込むことも
無かった（まぁしない方が良いけど）怖いのかもしれない。

ちょっとガッカリというか・・・普通、怪我くらいは心配するもんだと・・・

そう・・・前もあったんだよね・・・
以前住んでいたビルの1階にバイク停めてて、いたずらされ放題。
その中学生がたむろして騒いでいた。注意してって言ったけど
行かなかった。幻滅した・・・
行かないなら警察呼ぶとかの行動もしない。聞こえないふりされた。
こうして愛は冷めていく・・・

どんな嫌なことがあっても紫陽花は美しい。