年越しの準備

　大みそかである。

　大みそかであるが、今日は三女「みいちゃん」の検診の予定であった。頭蓋骨にヒビが入って、水(体液)が溜まっている件の検査だ。
　しかし先生が忙しい上、体液が引いてきて患部が固くなりつつあるので、年明けに延期になった。

　頭の方は快方に向かっている「みいちゃん」だが、お姉ちゃんたちの風邪をうつされたのかここ３日ほど調子が悪い。
　咳をしたり、鼻水が出たりと苦しそうである。
　母乳を飲んでいれば免疫ができるから、風邪をひかないというのはウソであった。
　
　さてさて大みそかゆえ、年越しのための買い出しに出かけた。
　年越しそばやら、おせちやお雑煮の材料やらを買わねばならないのだが、どこに行っても大混雑。
　駐車場は車、車、車…。
　店内は人、人、人…。
　ちょっと殺気立っている。

　まあ最近は元旦から営業しているスーパーなんていくらでもあるから、そんなに買い込まなくてもいいのだけれど、買いたい物が無くなっていたら困るので頑張って買ってきた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ついでに娘たちのオムツも。
　みんながおむつを使うので、買う量もハンパではないのだが、これでもひと月分くらいなのかな？


　そんな買い出しで時間を使い、瞬く間に夜。

　独身時代なら大みそかはテレビばかり見ていたが、子供が出来てからは特に普段と変わりの無い生活。
　年越しそばを食べた後は、子供たちをお風呂に入れて、寝かしつけてといった他の日と何ら変わりのない時間。ママが一緒に寝てしまうのもいつもと一緒。
　
　紅白なんてこの３年はじっくり観ていないから興味も薄れてきた。
　もうすぐ年が変わる。
　でも数字が一つ増える以外は何の変化もない。

　　　　　　　　　　　　　　

　みんなあどけない顔で寝ている。
　年が変わることを理解するのはまだまだ先のことだ。
　年越しの準備というよりも、準備の必要はないのかもしれないね。