「ひいちゃん」は、散歩をしてても車に乗っていても、昼でも夜でも、空に何かを見つけては教えてくれる。
昼間なら"飛行機"や"ひこうき雲"。"ヘリコプター"に"アドバルーン"。
夜は"お月さま"や"お星さま"、"光を点滅させながら飛ぶ飛行機"。
"飛行機"など高く遠くて、湯船に浮かぶ睫毛を探すくらい小さくても、指で差し『パパ~ッ』と叫んで教えてくれる。
子供はそうやっていつも空を見ているのだ。
アタシら大人は、外に出れば道路やお店や家や車など目線の高さだけを見ている。ジジやババのように年を取ってくると腰が曲がってくるためか地面を見て、土いじりをするようになる。
子供は空を見上げて、未来に想いを馳せ、
大人は世俗の中で欲求ばかり追い求め、
老人は人生を悟り自然に触れたがる。
そうやって視界は変化していくらしい。
小さくて遠くて目を凝らさないと見つからない、空を進む飛行機を見つけるために、足を止めて空を見上げるのもたまにはいかがですか?
時速何百㌔もの速さで飛んでいる飛行機も、アリが這っていくようにゆっくり進むように見えますから。
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