たわ言

思いつくまま

オートファージー

2016-10-05 16:12:43 | 日記
 昨日、一日、テレビ・新聞ではオートファージへー一色。もちろん、ノーベル医学生理学賞受賞の大隅良典先生とその関係者のお話と解説。 生物の体は日々変わらないように見えるが、細胞の中身は絶えず入れ替わっている。そのためには新たなものの合成とともに分解が行われているという。いらなくなった蛋白を分解して再利用しているということ。 私ら凡人の頭では解説されても理解できないで、 「ほう」と言っているいるだけだが。

 おやっと思ったことは、仏教の「空・くう」の思想を述べているといわれる。鎌倉時代の初期、鴨長明の『方丈記』の冒頭のことば「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例〔ためし〕なし。世の中にある人と栖〔すみか〕と、かたかくのごとし。」 淀川の水と云っても、いつもそこにあると認識するが常に入れ替わり立ち替わっているのである。〔生物の細胞も、また、かくのごとしか〕
 有名なお経『般若心経』の「五蘊〔身体の構成要素〕を照見〔よくみる〕すると皆、空である。・・・色不異空 空不異色 色即是空 空即是色・・・」この空は虚無の無ではなく、有ることも無いことも否定した、非非有・非非無の世界。「存在するものには、自体・実体・我などというはないと考える思想が空であるという。  オートファジーと大分外れてしまったなー。 

 なんか天体観測しているみたいな、先生のオートファージ一解明は30年前のこと、受賞で今、我々が知ったこと、いま見たように思うが30年前の業績を見ているみたいなもの。      まいる
コメント
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