真夜中のコーヒー2

人生の最終章
 ボケ防止のためにも
  ブログ遊びを楽しもう

思い出<クリスマスとMちゃんと

2017-01-09 01:41:12 | 雑記

去年のことになりますが

  
      12月23日 ハリケーンが24日25日は来れないから>と

      ケーキを持ってやってきました


     ハリケーンとケーキ食べるのこれが最後かもかね>

     来年からは自分の世界で忙しいわね>


     多分ね。 暇だったりして> 笑っている

     
      それは困るわ>


     これからは自分の世界で楽しんでね>




        私のクリスマス

      この歳になれば、

      記憶に残る幼い時の初めてのプレゼントから始まって

      楽しいクリスマス賑やかなクリスマス

       様々なクリスマスを過ごしましたが

      決して忘れることの出来ないクリスマスを
          
       今は亡き友の為にここに書き残しておきましょう





     故郷の町はずれの七曲りの峠を越えると博多にでる


     その山の中腹にあった

       教職員の療養所に入院している恩師を

      見舞いに行ったのは確か6年生の時でしたね

      翌年には中学のセーラー服姿を見せに行きましたものね




      二学期の終業式の日

       当時は25日、そのまま生涯無二の親友Мちゃんと

       バスで峠へむかいました


      今でこそこの峠にはいろんな施設や

       大きな涅槃仏を造った寺院があり賑わっているようですが


      当時は何もない峠越えの街道でした

      そういえば、お遍路さんを初めて見たのもここでしたが

      近くに何があるのかも知らない小学生二人です



      たどり着いた療養所は

        面会時間があるとかで三時まで待たなければならず

       暮れの寒空の中、バス停まで戻った

         お腹空かせた子供二人

       唯一見つけたうどん屋の温かかったこと

       子供だけで食事に入るというのも

            初めての経験だったわネ



       面会時間を待つまでの間

        何を話していたのか、まぁ~、よくしゃべりしましたネ

       
      貴方と私のおしゃべり

       故郷と東京に離れて、時たま会った時は

        一晩中、家族が呆れるほど語りあかしましたね

       最後に会った時も、

        空白の時間を埋めるかのようにしゃべり続けた貴方

       しゃべり続ける貴方のその裏にある真に気づかなかった

       いえ、気づいたからこそ対処もしたけど足りなかった

       生涯消えることない悔いとして残りました

       タダタダおしゃべりを聴いてあげればよかったのよね





       それは何十年か後の事


        寒さに震えながらのおしゃべりの後


        向かった療養所で起き上がることも出来ない

       先生に面会できたのは

        わずか5分程度だったのではないでしょうか


       部屋いっぱいに並べられたベットに伏せる先生方と

        診察する医者との会話



       初めて目にする光景は

         強烈な印象を残しました




       三時間待った後の

        ほとんど会話をかわすこともなく終えた見舞い



       バスで舞い戻った町は

         タップリと暮れた空から粉雪が舞い落ち
           
           ジングルベルが鳴り響いていましたね



       ケーキもプレゼントもない

           貴方と二人、子供の頃のクリスマス



       私には、貴方を救えなかった悔いと共に

        決して忘れることのできないクリスマスです 


        

          貴方も覚えていますか

            天国で思い出してますか?            

            
 
 
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