九州交響楽団は新型コロナウイルスの影響で2月中旬から演奏活動を休止していましたが、政府がイベントの開催制限を段階的に緩和する方針を示したことを受けて、7月中旬からコンサートを再開すると、発表しました。
これは16日、九州交響楽団が発表したもので、7月17日、福岡市のアクロス福岡で開催する定期公演からコンサートを再開するとしています。
7月の公演では入場の際の検温や消毒席を前後左右1つずつ空けて観客どうしの間隔を保ち公演時間を短縮し1時間以内にするなど感染防止策を徹底することが説明されました。
また今後、演奏者と話し合いながらステージ上での具体的な感染対策を決めていくということです。
九州交響楽団は2月中旬からこれまでに55公演が中止、8公演が延期になっており、コンサートが行われれば、およそ5か月ぶりに演奏活動が再開されることになります。
深澤功・音楽主幹は「安心して会場に来ていただいて満足していただかなくてはいけない。気を引き締めて納得いく公演を作りあげていきたい。」と話しました。