ありがとう ご縁の旅

HSPです。
アメリカでの生活や健康対策、詩、エッセイなど
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愛犬と父と

2020-11-17 18:56:00 | エッセイ

孫の娘が心配するほど
未だにペットロスな父。

先月、愛犬ビーグルの
1周忌でした。

父は、17年間

毎朝のお散歩から
餌やりに
夕方のお散歩や
通院

全てのお世話を続け

お別れが近い頃は
どっちが先に逝くかねと

冗談まじりに言いながら

じーじが先に行ったら、
ビーは忠犬ハチ公になって

それは可哀想だから
元気でいないとね

と言っていた矢先

3ヶ月の介護を看取り
愛犬のお別れが先になり

未だに涙が溢れない日はないと
寂しい日が続くと
電話で話しては

鼻声の父。

愛情深く、義理人情の人。


3年前のビー

父の愛犬との時間は、
最高の癒し

かけがえのない時間だったと
思います。

3年前、緩んだ首輪で
ビーが脱走し

それまでも何回かありながら
すぐ見つかったそうですが

その日は

名前を呼んでも付近を見渡しても
気配はなく

父は仕事に行く前、帰ってから、
休みの日、山や畑、川、行く先々、
隈なく探し

近くのスーパーや
コンビニに張り紙をお願いし
探したそうです。

そして四日目、
遂に見つけたそうです。

奇跡です。

自宅から5キロほど離れた
大きな街へ続く道傍を

ヨロヨロ歩いているビーを
軽トラックから見つけ
すぐに停め

大きな声で

ビーーー!!

と叫んだそうです。

ビーもすぐ振り返り
尻尾を振りながら
ヨタヨタと駆けながら

父の膝下へ潜りこみ
涙が止まらない再会をした
そうです。

もうどこかで死んでしまっている
と感じながらそれでも逢えると
信じ

諦めず探し続け
想いが届き

再会が出来たこと
本当に奇跡、良かったね!!
とみんなで喜びました。

愛犬との絆、
父の想いを乗せる様に
自宅から仰いだ去年の12月

虹が出ていました。


家族LINEに早速送ると、

『虹の橋』だね
ビーもきっと渡れたんだねと。

わたしは虹の橋の話を
知らなかったのですが、

天国へ行けたらと涙が
溢れました。

ーーーーー
『虹の橋』

 この世を去ったペットたちは、天国の手前の緑の草原に行く。食べ物も水も用意された暖かい場所で、老いや病気から回復した元気な体で仲間と楽しく遊び回る。しかしたった一つ気がかりなのが、残してきた大好きな飼い主のことである。

一匹のペットの目に、草原に向かってくる人影が映る。懐かしいその姿を認めるなり、そのペットは喜びにうち震え、仲間から離れて全力で駆けていきその人に飛びついて顔中にキスをする。

死んでしまった飼い主=あなたは、こうしてペットと再会し、一緒に虹の橋を渡っていく。 

ウィキペディアより

ーーーーーー

実家では、子供の時からペットは
外飼いでした。

ビーグルは寒がりのようで
寒い冬は毛布を沢山掛けて

自分で綺麗に潜っていた様が
可愛らしかったです。

父がいつかビーと再会出来る日が
来るかもしれません

それまで元気に涙が少しでも
笑顔に変わる時が増えれば
いいなと思います。


納屋の中と外にビーのハウスが
ありました
春と夏はビーのハウス跡が
お花でいっぱいになったよと
母から聞きました

みんなを喜ばせてくれたビーは
お花になったのかな。

わたしもまた一緒に
お散歩が出来る
その日まで
あゆみ続けます。


 お読み頂きありがとうございます