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こども子育て会議(9月4日)報告 ―保育園について

2014-09-07 | 議会のお知らせ・報告
9月4日に行われた足立区のこども子育て会議(正式名:足立区地域保健福祉推進協議会・こども支援専門部会)では、「教育・保育及び地域子ども・子育て支援事項の確保方策について」という議事のもと、各施設の事業計画について話し合われました。

このなかで、保育園に関して決定・公表された情報についてまとめたいと思います。


<保育園の入園申請に関わる事項>

☆申請用紙に書き込む希望枠の数は5つ!

去年より希望枠がひとつ増えることになります。

*以前より、ブログ等で発信していますが、今回の申請から、認可保育園のほかに、認定こども園(公立・私立とも)、小規模保育、保育ママも区を通しての申し込みになるので、希望する場合はこの希望枠に書き込んで申請することになります。

*来年度からの「小規模保育」の中ではフルタイム勤務に対応する施設がでてくることが見込まれています。各施設の運営形態を確認する必要があります。


☆申請受付期間は、11月17日~12月1日(平日9:00~16:00)


☆「認可外施設に有償で預けて働いている場合の2点の加点」は今回は継続することになりました!

この件については、会議後に、直接課長さん方より確認をしました。
新制度の考え方によれば、小規模保育や保育ママも認可保育園と同等の扱いになるため、認可保育園への2点の加点は必要なくなる、ということになります。
しかし、急にそうした変更が実施されれば、現在、認可外に預けて働いている保護者の方たちには混乱が生じてしまうため、早急にはその2点の加点をなくさないでほしい、と要望していました。区のほうでも、新制度は来年度からの施行のため、今回の申請から2点をなくすことは適切ではないと判断してくださったようです。


☆新制度のお知らせ・広報については10月以降に以下の方法にて実施していくことが発表されました。

・10月に各戸に配布予定の「児童手当」の振込のお知らせの封書に、新制度についてのリーフレットが同封されます!要チェックです!
・10月に発行の「あだち広報」の中に掲載予定
・「あだちコールセンター」での問い合わせ受付を10月に開始の方向で準備中
・各保育園、子育てサロン等で親向けの説明会の実施を検討中



<保育施設の事業計画について>

区内を7つのブロックに分けて、地域ごとに分析されています。
今年の春に行われたニーズ調査のから「現在の利用状況+将来の利用希望」を把握し、今後5年間の量の見込みを算出しています。
各地域の分析結果は以下のとおりです。


1.千住地域
 千住大橋駅周辺の大規模開発に伴い、就学前人口・保育需要ともに急増しています。平成27年度と平成30年度に認可保育所を、平成29年度に小規模保育室B型を整備するとともに、小規模保育室C型(グループ保育)の誘致に努めます。


2.宮城・小台地域
 宮城・小台地域は、マンション開発等の影響から就学前人口が増加する傾向にあります。保育需要数に対し、保育定員数は概ね充足していますので、平成27年度に小規模保育室B型を整備し、今後の保育需要に注視していきます。


3.新田地域
 新田地域の保育需要は、今後、年齢移行のより減少していくものと思われますので、平成27年度以降の整備計画はありません。建設が予定されているマンションについては、施設内への保育施設の整備を要請していきます。


4.綾瀬・佐野地域
 綾瀬地域で就学前人口が大きく増加しているものの、ブロック全体では減少傾向にあります。0歳~2歳児の保育需要が依然として高いことから、小規模保育室C型(グループ保育)を誘致し、今後の保育需要に注視していきます。


5.中央本町・保塚・六町・花畑・保木間地域
 つくばエクスプレス沿線開発や土地区画整理に伴い、就学前人口・保育需要ともに増加しています。平成29年度に認可保育所、平成27、28、29、30年度に小規模保育室B型を整備するとともに、小規模保育室C型(グループ保育)の誘致に努めます。


6.梅田・竹ノ塚・伊興・西新井東側・東伊興地域
 ブロック全体で就学前人口が減少傾向にあるものの、保育需要は高い状態が続いています。今後は年齢移行により、保育需要も減少する見込みであることから、今後の保育需要に注視していきます。


7.江北・興野・本木・西新井西側・鹿浜・舎人地域
 共働き世帯の流入により、特に舎人地域で保育需要が増加傾向にあります。平成29、30年度に認可保育所、平成28、29、30年度に小規模保育室B型を整備するとともに、小規模保育室C型(グループ保育)の誘致に努めます。


*小規模保育:6人から19人までのこどもを預かる保育室
 A型=認可保育園の分園等からの移行を想定(実際には少ない)
 B型=従来の自治体裁量のもとの小規模保育室に相当
 C型=複数の保育ママで運営するグループ保育


以上が今回発表された「確保方策の内容」(分析結果)です。
*算出表などの資料については、のちほど区のホームページにアップされる予定です。


6月に行なった私たち保護者と区との懇談のときには、再来年度以降の認可保育園の増設計画については、「新制度の影響により白紙」というお話を聞いていましたが、今回の会議では上記のとおり、いくつかの地域で再来年度以降も認可保育園の増設を含めて検討していくことが示されました。

私たちは、「新制度においても、親のニーズがもっとも高い認可保育園を中心に増設を行なってください」という要望を伝えてきたので、それを検討事項にしていただけたことはうれしく思います。しかし、実際に増設されていくのかどうかは、需要の動向しだいになるので、ひきつづき親の要望を伝えていくことが重要であると思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひとまず (まりまり)
2014-09-08 16:20:47
情報ありがとうございます。
ひとまず2点の加算は継続、ということで安心しました。いまだに小規模保育室が認可と同等という考え方は納得出来ませんが…。
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Unknown (あでやっこ)
2014-09-09 05:43:21
まりまりさん、コメントありがとうございます!

とりあえずはよかったですよね!今現在、認可外に預けながらがんばって働いている方たちには大きな問題ですもんね!

しかし本当は施設が足りていれば、こんなに熾烈な保活はしなくてもいいはずなんですけどね^^。。

「納得できない」というのもよくわかります。。しかしそれこそ来年度以降は、小規模から認可への転園時には加点をつけない、ということが検討されていきそうです。。
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