保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

“みんなの保育フェスティバル”に参加しました!

2012-05-13 | 活動報告
全国保育連合会(全保連)主催のみんなの保育フェスティバルが5月13日(日)、明治公園(東京・千駄ヶ谷)で行なわれました。


保育所つくってネットワークは、全国から集まった保護者たちで開いた記者会見に参加しました!

会見に参加したのは、宮城、群馬、埼玉、東京、静岡、京都、大阪、福岡から集まった保護者たちです。
待機児童や保育に関するそれぞれの地域の現状や、「子ども・子育て新システム」の問題点などについて発言しました。

宮城県から参加した保護者からは、地震で津波の被害を受けた、自身のお子さんが通う保育園のお話がありました。
今回は保育園に残ったこどもたちを全員救うことができたものの、新システムが導入されれば、それができなくなるのではないかと危惧しています。
保育が福祉ではなく、市場化されれば、保育士などの人員が削減され、雇用もこま切れになり、
災害が起こったときにこどもを全員避難させることができなくなるのではないか。
大震災の被害を受けたこの日本でいま、こどもの保育の公的制度を弱めてしまうことに、全く意義が見いだせないと訴えていました。

大阪市からの父親は、橋下市長のもとで、保育園の面積基準が0~5歳まで一律に1.65平方メートルに切り下げられてしまったという報告がありました。
日本で最低の基準、ということは世界でも最低レベルの基準にされてしまったことに、「大阪市のこどもたちがかわいそうだ」と述べていました。

埼玉県から参加した「赤ちゃんの急死を考える会」で活動していている母親は、1歳7か月の娘さんを保育園で亡くしたことを話してくれました。
午睡中に泣いて起きてしまったその女の子を、保育園ではうつ伏せにして頭の半分まで布団をかぶせて、2時間以上も目を離していたとのことです。
会の報告によると、2011年に保育園で起きた死亡事故は14件、そのうちの11件がうつぶせ寝で窒息の状態で発見されているそうです。
うつぶせ寝は危険な行為として家庭でも行わないようなことが保育の現場で行われている背景には、
人員不足などの保育の劣悪な環境があるのではないかと言われています。

私たち、東京の足立区からは、昨年末に行ったアンケート調査の結果を発表し、認可保育園の増設を求める声が圧倒的多数にのぼったことを報告しました。
(134の全回答のうち、81.7%が保育施設の増設を望み、そのうちの86.6%が認可保育園の増設を望む)
そのほか、「保育園に入れないから仕事を辞めざるを得なく、収入が減ってしまった」「保育園のことが心配で子づくりに踏み出せない」など、
アンケートに届いた切実な声を報告してきました。



それぞれの地域から問題点と親の願いが訴えられましたが、共通しているのは、もっと保育の公的制度に財源をあてて、認可保育園を増やし、
保育の質を高めてほしいということでした。「子ども・子育て新システム」では企業が参入しやすいように、保育の基準が切り下げられてしまう可能性があること
(現実、切り下げなければ、企業の参入は難しく、保育園は増えないだろうと言われています)、
こどもたちの保育が平等なものではなくなってしまうことなどが、私たち全国の保護者たちが今、危機を感じていることです。
いま国では「ムダの削減」をしていかなくてはいけない状況ですが、保育にかかるお金は削減するべき「ムダ」ではないんだ、と、
全国の親たちで手をつないで、世論を大きくしていきたいとあらためて思いました。


会場では、ステージ企画やフィールド企画があり、各ブースで子どもが楽しめる催し物が盛りだくさんでした!

絵本の読み聞かせ


バルーンアート


待機児問題を考えるシンポジウムでパネリストとしてお招きしました猪熊弘子さんとのしゃべり場&相談会のコーナーもあり、
そこではスーパーボールすくいをしていました。


パレード用のデコレーション作成!


保育士さんと子どもたちが踊っていました。



メーンの舞台では、「新システムで幼稚園はどうなるの?」「新システムで学童保育はどうなるの?」
「新システムでは過疎地の保育が守れない」などのお話があり、歌やダンスなども見られました。
6,000人を超える来場者の中、保育関係者や、幼稚園団体の方々のお話もありました!


2時からは、代々木公園に向かってパレードを行い、私たちも一緒に行進しました!


天気が良く、日差しも強く、ママ、パパ、子どもたちの熱気がムンムンでパワーをもらいましたヽ(*´∀`)ノ

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