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夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

リュートとギターの違い

2017年02月17日 10時04分42秒 | 日記
 そりゃあ、使われた時代が違う、構造も違う、音楽も違う、違ってあたりまえじゃないか、と言う方面の議論ではない。

 元々はリュート曲をギターに編曲した両方を聴き比べての感想である。有体に言えばギターに軍配を上げる。少ない弦、それも単弦、で迫力はリュートに優る。感銘も大きい。

 リュートと茶の湯は多分同じ精神的な範疇にあるがギターはスターバックスコーヒーの世界じゃないかな? 雨上がりに濡れた歩道、重いガラス戸を開けてふと立ち寄る喫茶店に薫るコーヒー、ほの暗い空間にそこだけ明るいシンビジウムの鉢植え、・・そんな雰囲気。リュートよりも躍動的に感じる。そのくせ印象は暗い。

 リウト・フォルテなる力木から新たに設計された単弦リュートがある。明確できらびやかな音色だが好みでない。陰影に乏しい。怪物モードのテナーカンツォーネ、そんな感じだ。疲れた体、疲れた気分で手に取ってつま弾く、そんな雰囲気はない。

 多くの欠点がありながらもギターが好きなのはそういうわけだ。無論リュートも弾くが・・。

https://www.youtube.com/watch?v=0CDCvlM23fM#t=31.962341

https://www.youtube.com/watch?v=XmUG-hJg9vc

https://www.youtube.com/watch?v=D4qOq9IpUMs


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