夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

関係改善と言う童話

2019年11月07日 08時46分09秒 | 日記
今朝の新聞に日中の真の関係改善とか何とか言う記事があった。

いつまでこんな【たわけたお題目】を唱えているのかな?それとも何か・・・新聞は日本を他国に売り渡す教育パンフレットか?

中国が考える他国とのよい関係は【隷属させる、朝貢国にならせる】、【好き勝手に蹂躙できる遊び場】であり、
朝鮮が考える他国とのよい関係は【自由便利安易にその国の知・技・財】を利用できる、且つ【ストレスのはけ口にも使える】

と言う関係である。

日本の【口で仕事をする輩】は【日本神界】に言い逆らっているのだ。

ギターのヒエラルキー

2019年11月04日 17時59分49秒 | 日記
中国がどんなに大量の武器、大勢のヘータイを揃えているからと言って戦闘が強いかというとそんなことはない。【戦闘は人がやる、人が武器を管理、使用しながらやる】のだ。精密計器を倉庫に投げ散らかすような管理能力でナニが出来よう。

ギターは数万円から数百万円まである。一流【と内心思っているに違いない】演奏家やセンセー方は数百万のギターを持っている。そこまで行かなくとも数十万の製作家モノを持っている。で、そこから出て来る音楽が【人の心臓を鷲掴みにする】、【不覚にも落涙させる】かと言うとそうでもない、殆どはperformance of machanical skillだ、少なくとも私の耳には。

そういうギターに関わる商売人や演奏生業人或はフリーク人種の言う事を読んでいるとギターとして認めて貰えるのはまあ、12万円以上、【仲間に入れて貰える】のは何はともあれ誰々センセー製作のギターを持つ者だけ。・・・そういう楽器をおいそれと買える人々がどれだけ居ようか?

こういう事を思いめぐらすと【キレイ事言い訳の皮】を剥がせば要するにギターなんて【本格的なオモチャ】に過ぎない。音楽芸術というものを小ばかにしているのだ。

だから真面目にギター製作を目指すなら10万以下で買えるまともなギターを考えるべきだ。この点で私はヤマハや、最近フランスで出現したギターを評価する。一方、日本の製作家や商売人の世界を嫌いだ。楽器店のヒモ付きにならなければ生活できないしそれに抗う製作家をのけ者にする。

業界で有名な楽器店が『●●氏製作ギターは下取りしない』と言った。以来その楽器店には一切注文しないしそこから買ったギターは買い取り業者に売った。



人は見かけによる・・・ギター編

2019年11月04日 17時47分24秒 | 日記
逗留先から会社までは公園の木立の中を抜けて目と鼻の先だった。で、いつもよれよれの上着などを着て通勤していた・・・会社に行けば作業衣に着替えるので。

或る日その身なりのまま中心街のヤマハに行った。そこでギターを眺めていたら店員の男性が出て来た。そしてしばらくギター談義をやったのだが、『まあ大体は●●円、ちゃんとしたのは【失礼ですが】●●十万以上します』とのたもうた。『ハハア、この身なりを見て軽んじたな!』と思ったから『いや、そのちゃんとしたのは60万かかったけど昨年作ってもらったのがあるからいいんだけど部屋にころがしておいて普段弾きに適当なのがないか、と思って』と言ったら彼は黙った。

人は見かけに拠る

2019年11月04日 17時21分28秒 | 日記
仕事がなくて苦しい事が何度もあった。そういう時私に世間と云うものを教えた特攻崩れの半ゴロツキ親父は言った・・・『貧乏しとる時ほど身なりをビシッとせろ、人はおまえさんの背広に頭を下げるんじゃ』

祖父は少しひねくれたところがあって身なりに構わなかった。祖母が『あーたそげなカッコじゃ駄目』と言っても『心は錦』と嘯いて出て回った・・・こういうのが肥後モッコスのいけないところだ・・・。いつか旅館で一夜の宿を求めた時、玄関に出て来た女将は頭のてっぺんから足元までゾロリと一瞥、にべもなく断られた由。

会社を退けてからふと探もので町の大きな書店に行った。あいにくとみすぼらしい防寒コートしか着てこなかったので『このカッコじゃまずいな』とは思ったが一度帰宅してから再度外出もまどろっこしいのでそのまま出かけた。書店であちこち棚を探し歩いていたらキャンペーンガールと思しき女性が『もしもしそこのオトーサン、只今●●の何とかかんとか・・・』と声を掛けてきた。『ハハア、こいつはビンボーニン、組し易しと思ったな』と勘着いた。そこで『チョーサーのカンタベリ物語の原書を探しているんだけど見つからないんです』と言ったら黙りこくった。

ギターの力木 2

2019年11月04日 13時36分04秒 | 日記
最近ドイツの  Lakewood と言うアコースティックギターメーカーが開発したクラシックギターを買った。素晴らしい鳴り、特に気に入ったのがウルフトーンが然程顕著でない、倍音が少ない、仕上げが如何にもドイツ!

そこで一旦弦を外して力木がどういう風に配置されているか見ようとした。

ところがビックリ仰天、何もないのだ。ただ表甲裏になにやら別の板を貼ってある。
これ、もしかしてダブルトップになっているんじゃないか?と考えたがそれにしてもあれは音量を求める処理であってそれを以て力木省略にはならんだろう、と思って何度もまさぐって見るが無いものはない。

それにこのギター、決して軽くない、またバカ鳴りもしない。

そこであるギター製作家・・・この人は楽器商人のヒモ付きではない・・・の言ったこと、『あれは単なる補強ですよ』が真実味を帯びてくる。

トーレスの居た時代には合板技術がなかった、だから彼は割れを防ぐ積りで木目を横切るような補強を扇状配置したのかもしれない。それが偶然、それまでのロマンチックギターと異質の音を発したので人々が『トーレス式!、これでなくっちゃ』になったのかもしれんではないか?

何を言いたいかって?・・・『扇状配置力木なる不確かなものに凝るよりは合板を研究せよ』

もうひとつ言わせてもらおうか・・・トーレス式扇状配置力木がそれほど有難いものならば何故ラティス・ブレーシングなるものが存在してそれなりのパフォーマンスをするのかね?