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夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

墓地移転

2019年05月07日 16時09分19秒 | 日記
農本経済の時代であれば先祖代々子々孫々、同じ村に住んで田畑を耕して生きた。従って先祖代々の墓がどこそこにある、で事は済んだ。

昭和30年頃から政府は人々を都市に誘導し、工場労働者にした。農本経済を終わらせたのだ。これで日本は【所謂近代化、所謂発展、所謂豊か、】になった。しかしジーチャン、バーチャンは先祖代々の墓と共に田舎に置き去りにされて田畑は荒地になった。『おら、トーキョーさ いぐだ!』と【見かけの豊かさ】に眼が眩んだ若者は【真に価値ある場所と人々】を捨てて都会に出て×××株式会社のバタリー(社員寮、アパート)の住人になって【カイシャ教】に改宗、これに一身一生をささげた。

今、その若者が後期高齢者となり、あの頃華やかだったニューエイジファミリーの住処は半廃墟になった。セーフは何もしない、【自己セキニン】と言ういい言葉を思いついた。

真面目な人は『このままでは墓が荒れ放題、ドーシヨー』と悩む、悩んでも解決しない。私は故郷の役所の市民課に書簡を送って墓地の閉鎖と現住居地への移転に関わる手続きの仕方を問い合わせた。まずは『知りたいのだ、教えて下さい』と投げるのが最初だ。そこから質問と回答のキャッチボールが始まるが【実際に自分が動く】ことを想定して【具体的な質問】を投げる事が肝要だ。
墓地の管理者の承諾印、滞納していた管理費の納入、再火葬許可証、墓石屋さんへの処理依頼など、9月から始めて12月末にやっと終わった。

しかし、今度は現住所での墓地が問題になる。拙宅は息子達が遠くに出ているので墓地を用意すると私と同じ面倒をまた息子達にさせることになるのでお寺の納骨処にお願いすることにした。ところがこれがまたややこしい。十万単位、場合によっては百万を越す。坐った眼でネットに眼を凝らしでやっと探し当てた。ああよかった!これで後顧の憂いがひとつ減った。

それにしても・・・・寺坊主てのは何と欲が深いことか。拙旦那寺はそういう中に在って珍しく清廉なお寺で私は好きだ。因みに浄土真宗西本願寺派。

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