
油切れて回らないみたいな話でリールを預かった。
預かったのはambassadeur T3000C。
95年に発売されていた遠心力ブレーキとマグブレーキ併用モデル。
2BBと表記がありベアリングが少ないが、
ABUのほとんどのリールは内臓ベアリングの数が少ない(主にスプール保持で使用)。
国産のD社やS社のベイトリールもシャフトレスであっても基本2BBでスプールを保持。
そういやシマノにシャフトレスってあったっけ?。、
根本的には同じと言うことだ。(ハンドリングの滑らかさ等は雲泥だけど)
ABUのベイトリール(クラッシックタイプ)はレベルワインダーが連動するがコレは連動しない。
その分足枷となる部分が無くラインの放出はスムーズ。
遠心力ブレーキが常に効くのでマグは弱めでOK。
むしろメカニカルブレークさえ詰めればOFFでも良い位。
ダイワのトーナメントと言う商標に引っかかるので日本ではTと言う表記にしていたと記憶してます。
マグ&遠心と言うのも問題があったようで使用方法に注意書きがあったとか。
ユーザーはそんなの知ったこっちゃないですわ(笑)
国産機と比べるとどうしても重かったが、当時何気に欲しかった。
だって丈夫そうだし。
概観は水垢や置きキズが目立つが・・・とりあえずハンドルを回してみる。
確かにグリス切れというか不足感がアリアリ。
マグをMAXにしてみた・・・アレ?なんか擦ってるなぁ・・・。
本来固定されているはずのマグネットが外れて縦に三つくっついてた。
マグネットは接着剤等で固定ではなくダイヤル内部で金属プレートを挟んで固定している。
内部でプレートが外れているだけだった。
黒いカバーの裏側に緑で囲んだくらいの大きさのプレート有り。
とりあえず全バラ決定(単に分解してみたいだけと言うのはナイショ
)
初分解だが構造がシンプルなのがABUの売り、マッタク不安は無い。
特殊工具が必要な状況は無く、順調に分解中。
レベルワインダーの部分にBBらしきものを発見。
当時のスペックは覚えていないが2BBと表記があったが?・・・ふむ
まあこんなところはプラスチックブッシュでも無問題だろう。
当人曰く「放置している期間のほうが長かった」と言う通り内部機関は良好。
無事組み上げたので家の裏の田んぼに向けて1/2のラバージグをキャスト。
形は違えどABUらしいキャストフィール。
(いかにもスプールがベアリングに乗っかって回ってますみたいな)
しかし。。。暗くて飛距離と弾道がわからんなぁ。
駐車場のセンサーライトを点灯させピッチング、ほうほう、なるほどねぇ。
セットするベイトロッドはスピードスティックだった、渋いっす。
持ち主に返す時に遣り残しを一つ思い出した。
ハンドルノブしか清掃してなくて注油してなかった。
まぁベアリング入ってないし ・ ・ ・ まっいっか!!
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