私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

西日本新聞、台湾語教室を単独取材

2007年07月24日 | 台湾

先々週の金曜日に西日本新聞が「留学生から学ぶ外国語教室」(記事を取材にやってきました。その日は台風接近中で出席率が芳しくなかったですし、6月23日(土)の<日台合作調理実習>の方がネタとしては面白かったのでは?と思いましたが・・・・


 漂ってくる匂いがいかにも〝台湾〟でたまりまへん・・・・

 意外にも男子学生の手際がよく感心!

 

翌週になって話を聞かせてくれと記者から電話がありましたので、微力ながら(昼飯を食いつつ電話で)質問に回答した次第ですが、「留学生から学ぶ外国語教室」を等分に取材したのではなく、台湾語教室のみに焦点を当てたとのことでした。自身は別に商談や学術研究のために渡航しているわけではないので、挨拶程度の簡単な会話が出来るようになれば所期の目的としては充分である旨述べたのですが、西鉄バスの車内(特に福岡タワー行き)で運転手に日本語で尋ねている韓国人旅行客が最近目立つが、彼らには感心すると例を引いたところ、「韓国語は興味ないんですか?」というあらぬ突っ込みが来たのは西日本新聞クオリチィなのか??
ちなみに先頃台北縣のド田舎で、基隆客運の運ちゃんから「あなたは、ニッポンジンですか?」とだしぬけに話しかけられたことがありました。(台湾語の発音が怪しい感じだったからでしょう)瑞芳の駅前で降りる際には「行ってらっしゃいませ~、また今度ね!」と声をかけてくれましたが、日本人から台湾語で話しかけられた台湾人が抱く「意外性」は要はこの逆ではないかと・・・・

記事を見たS老師からは「ヘッヘ、皆さんもうすでに見たかもしれませんが、今日の西日本新聞には歴史の瞬間が起こった!(中略)しかし一番嬉しかったのは、僕の授業を支えてくれている皆さんの笑顔を見た瞬間でした!」と受講生にメールが来ましたのでご同慶の至りです。(ちなみにこのS老師はかなりの行動派で、博多祇園山笠に参加したり、先日『鉄道ジャーナル』誌の釧網本線の項目を見て「ここ北海道ですよね?自転車で回ったことがありますよ」と反応していました。彼の日本語能力は李登輝さんとは比較にならならないくらいで、日本人と寸分違わない位何故か巧いのですが、川湯温泉駅で反応するとは鉄ヲタな私も、すげー!!と感服)
もっとも、この講座の運営主体にはいささか疑問符を付けたい点があります。HPを見ると講座名は「びん南語(台湾語)」となっているのですが、開講にあたって「台湾語」というのを前面に出すのに難色を示したらしいのです。「客家の方に配慮して〝台湾語〟というのを前面に出さない方がいいのでは?」という意見であれば傾聴に値する余地がないわけではないですが、勿論そういう高度な論点ではなく、無用な媚中(共)姿勢を感じる次第でまったくけしからん話です。
けしからんと言えば、福岡の留学生組織等では、台湾を中国の一部分扱いしているものが多いという話も別の留学生から聞いたことがあります。そういう動きに対して台湾勢は当然反発して参加を拒みますし、結果孤独感や疎外感を感じる留学生も多いのだそうです。(こういう配慮の無さが反日の根にもなりかねんとは考えないのかね?)
日本政府は台湾に対する中国の主権を認めたことなど未だかつてない(=そもそも認めるべき立場にない)訳ですから、これまたとんでもない話で、自称<アジアの玄関口>が聞いて呆れます。(道州制→州都熊本でいつの日か福岡を成敗してやらないかんな!)

政治マターを除けば、日中友好と日台友好は二律背反の関係にあるわけでも、論理的に矛盾するものでもない訳ですが、こういう単純な事柄すら理解できない無能な人間が民間交流に携わるべきではありません。

<台湾語クラスを新設 福岡市の外国語教室>
 
 台湾の公用語は北京語だが、日常生活では60%以上の人が使っている台湾語(ビン南語)を教える教室が福岡市内に新設された。一般市民向けの台湾語講座は全国でも珍しく、九州でははじめて。開講後すぐに定員いっぱいになるほど人気の講座で、市民約二十人が楽しく勉強している。
 福岡市の外郭団体「福岡国際交流協会」と特定非営利活動法人(NPO法人)「アジア太平洋こども会議・イン福岡」の共催で、県内在住の留学生たちが教える外国語教室の一つ。台北出身で、九州大学大学院修士課程二年の薛慶煌さん(二八)が「台湾の言葉や文化が日本人にあまり知られていない」と感じ、台湾語クラス新設を申し出た。
 大学などの専門機関を除いて日本で台湾語講座が開かれることはほとんどなく、受講生が集まるか心配したが、予想を上回る応募に「うれしい驚きでした」と薛さん。五月から毎週一回、開いている。
 金曜日の午後七時、博多区店屋町の福岡学生交流会館には、台湾のロック歌手伍佰さんの曲「衝 衝 衝」を歌う受講生らの声が響いた。「衝は『行くぞ』『頑張るぞ』の意味。歌うときはこぶし振り上げて」と薛さんが促すと笑い声が起きた。
 映画や音楽、旅行を通して台湾ファンになり、講座開設を「待ち望んでいました」と話す受講生たちばかり。六月に台湾を訪れた南区の会社員・・・・・さんは「片言の台湾語でも、道を聞いたりあいさつするだけで地元の人が集まってきて、今までにない好意的な反応だった」と驚く。
 「博多弁を使う外国人が喜ばれるのと同じ。地元の言葉だと親しみがわきやすいんです」と薛さん。台北駐福岡経済文化弁事処の周碩頴処長(六二)は「福岡と台湾の交流が深まるのは喜ばしいこと。今後もぜひ続いて欲しい」と期待している。留学生外国語教室実行委員会=092(734)7700  (7月18日 都市圏ふくおか)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいですなー (Pote)
2007-07-25 22:39:25
どうもPoteでございます。

いやー良いですね台湾語講座。
実は私も、中文ダメでイイから台話使えるようになりたいもんだな、なんて思ったりしてます。
でもMailもあるからやっぱり中文ダメってわけにもいかんのだろうなぁ。
9月に中文学習を再開するので、早いとこある程度使えるようになって台話にしたいところであります。
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林森語学教室が一番? (tsubamerailstar)
2007-07-26 19:47:29
>Pote大将

台語は六条とか、七条で夜勉強するのが一番気合が入るような・・・・(爆)

私はホント洒落程度なのですが、FTVのドラマは台語でやってるんですね。そっとも「・・・・何か男女がもめてるらしい」という点しか判りませんでしたが。(汗)
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新聞で見ました (あき@たいわん)
2007-08-07 21:32:59
はじめまして!
丁度、朝刊「自由日報」で、この記事を認識しました。
台湾語も台湾では重要な言語ですものね。
今、一生懸命カラオケで勉強しています。

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