no music no lifeかもしれない日々

素人による音楽的感想を目的とするRAG FAIR中心ブログ

RAGッSTORY感想その3(fallin' LOVE)

2005-12-07 01:07:07 | RAG FAIR曲感想

(ほぼ)復活しました。みなさんありがとうございます。
ま、油断大敵ということで。
明日と明後日のバイトは、いつも店側の都合で延長してんだからこっちが風邪引いた時くらいそっちで代わり探せよとばかり(や、そんなこと言ってませんが)店に放り投げてきたので、あと二日ゆっくり休みます。

そういうわけで、fallin'LOVEの感想に行きます。
これねぇ。スターズオンと違って「好きです」の一言で終わっても良いような気もするんですけど。

とりあえず礼央さんに何か神あたりが舞い降りてます。
少女小説作曲家土屋礼央の本領発揮です。ヨーヨーマン系統ですよね。どうでもいいですけど「アポロン僕」って「自分はダスティン・ホフマン」を思い出します。礼央さんらしい。
土屋礼央(29)が「かもかも」って。引地洋輔(27)が「でーもでーも」って。
三十路手前の男性がこんなラブラブコメコメしい可愛い曲を書いて許されるのかっていう話ですけど、許すとしか言いようがないです。
似合ってるから。
だから歌い方も相当可愛いですし、絶対リードは土屋礼央以外ありえない。

礼央さんって、本当に語感の作詞家だと思います。
ズボの「knock!knock!」が一番わかりやすいと思います。「あとちょっとの自分が神様のように叱咤激励」なんて、どこの惑星からすっ飛んできた言語かと思いますよね(笑)
fallin'LOVEにおいても、平歌部分が特にそうです。「Ohキューピッド アポロン僕」はまさしく。
しかも、それで意味が通じているところが凄いです。
だから、「悩みもした」がいかにそう聴こえなくても許せます。
そして、だから語感のいいコーラスとの絡みの相乗効果でテンポよく聴こえる。
「なんとなくで歌っためちゃくちゃな歌詞が評判良くて、語感はそのままで意味が通じるように英語を入れた」なんていう話がOFLSのイントロの時にありましたが、ラグに似合う歌詞って、そのとおりなのかもしれないです。
何か伝えたい一つの強い想いがあるバンドじゃないから、誰か一人の自己表現としての深みのある歌詞は今の時点では求められていない。
そうなると、コーラスが気持ちいい語感だとか、無条件の楽しさが伝わる歌詞だとか、そういうものが求められるのかもしれない。
結局なんだかんだいってRAG FAIRにとって一番合う作詞家は礼央さんなんだと思いました。

コーラスは、めっちゃ可愛くてかっこいい。
基本的には可愛いコーラスなんですけど、サビに入るとコーラスがいきなりかっこよすぎて困ります。
「ほの暗くなってあなたを」の後ろの「あーなーたーをー」とか、最後の最後の「出会った時から好きです」とか、めちゃめちゃかっこいいです。


問題の間奏なんですけど。
ラグメンによる恋愛相談大会。
礼央さんが、fallin'LOVEのPVを勝手に想像しろと言ってくれたので勝手に想像していますが、ここだけは譲れない。
健ちゃん「下手な鉄砲も・・・」←言ってそう
全員「違う!」←即刻否定

これ絶対見たい。
え、見たいでしょ?
あまりにらしい素っぽすぎる発言をする健一さんとそれに即座に総突っ込みを入れる5人なんて絶対おいしいでしょ?
礼央さんぜひやってください。


この曲を誤解を恐れずに個人的に独断と偏見により一言でまとめると、半熟ラプソディの発展形。
ま、なんだろう、似てますよね。
曲の雰囲気は違いますけど。半熟ラプソディのほうが若干、前につんのめるかんじがするんですよね。
同じハ長調、2拍子と言っていいのかわかりませんがリズムパターン同じ、テンポもほぼ同じ、さらにサビの入り5拍目までメロディライン同じ。
ベースラインも立っています。
コーラスも、基本的に3人がみっちり絡んで主要3和音を駆使したものです。ハレルヤの時に健一さんが言っていた、「ラグのコーラスはテンションコードじゃなくて良い、単純なドミソの和音でいい」という言葉どおりのコーラスだと思います。
fallin'LOVEのほうが声を重ねてある分複雑なコーラスワークになっていて、コーラス一人一人に独立した見せ場があるようにはなっていますが、どちらもリードと対等にみっちり絡んでいる存在感ばりばりのコーラスですよね。
あぁやっぱりこういう曲がラグのよさは一番出るんだなぁと思いつつ、かといってこういう曲ばっかりに偏ったら面白くないなぁと少しばかり思わないわけじゃないんですけど、やっぱり音楽会で発展途上のこの曲を聞いた時やレオールでレコーディングされたものを初めて聞いた時、ものすごい体が震えるくらいテンションが上がってもう無条件に好きだと思ったので、かなり聞き込んだ今でもやっぱり1曲リピートできるくらい好きなので、いいです、これ。

スターズオンと違うfallin'LOVEのいいところは、考えなくていいところです(笑)
別にスターズオンも考えなくて良いんですけど、考えたら考えただけすごいところが見つかるのでっていうことで。だからね、礼央さん、スターズオンを生でやる凄さはファンに伝わってると思いますけどね?もしかしてファンがみんな構成をした洋輔さんを凄いって言うから歌ってるほうも凄いんだぜって言いたいのかなぁ?そりゃ実際歌った人にしかわからん苦労もあるだろうけどなぁ。でもこれに感動したファン多いですよ?ここにもそこにもあそこにもー。ほらほらー。
・・・話が逸れました。
私は一生懸命考えようとしますけど、考えずに楽しんでこその曲だと思います。
だから、スターズオンよりもfallin'LOVEのほうが素直に入ってくると思う人も多いんじゃないでしょうか?

ま、だから、「好きです」で終わっていい曲ですよ結局。