朝日新聞夕刊の1面にビートルズの武道館公演のことが書かれていて、ステージの写真も掲載されていました。ああ、あそこだ(感慨深く)。
改めて、RAG FAIRが武道館でライブをやったんだという事実を認識。
スポーツ紙の記事をチラ見しましたけど、そういや礼央さんが「今までのライブを1とするならば今日は3くらいの濃さでお届けします」とか言って洋輔さんが「今までが薄いみたいじゃない」って言ってましたね。基本的に、自分がレポを書き終わるまでは他のサイトさまのレポ読まないんですけど、影響されちゃうので。記事見て思い出しました。
続きー。のんびりいきましょう。
・メンバー紹介
進行は礼央さん(扮するなんかのキャラ)(名前失念)(ま、いつもどおりですよ)
礼央さんこのキャラの名前を噛む。
メンバー紹介の礼央さんは噛みっ噛みでした。そのたびに会場から「えーっ」って言われる。愛されてますね。(や、嫌味じゃなくて普通に)
右のおっくんか左の健一さんかどっちから先に行こうかな、先にやったほうがハードル低いぞー、とか礼央さんが言うと、おっくんと健一さんがじゃんけんするそぶり。
「じゃーんけーん・・・」
礼央さん「おっくんから行きます」
こういうノリ好きです。
礼央さん「単にあの男を最後にしたかっただけです。」
・おっくん
「ボイパでいい、いや、ボイパがいい」
最初は声変わりして歌える声域がどんどん低くなって仕方なくボイパをはじめたんだけど、今はボイパを選んでやっている、という話。
礼央さん「ボイパのメリットは何なんですか?」
おっくん「1、頭を使わなくていい」
歌詞を覚えたりする作業がいらないから、ということだそうですね。
「2、目立つ」
それってなんかずるいみたいじゃないか、ボイパのいいところは?
「3、友達ができる」
いろんなアーティストさんとお友達になれたり、即興でセッションできたりというのが魅力だよー、と。いうことなんですけど、それボイパだからじゃなくて、おっくんだからじゃないんですか?(素)
おっくんが「ボイパ」と言った時は、「おっくんのボイパ」という世界に一つだけのものを指す固有名詞だと思ったほうがよさそうです。
ラグの外交官としてこれからもよろしくお願いしますよ、奥村さん。
礼央さん「ほんっと奥村さんのおかげです」とかなんとか言って、握手。
・加納さん
礼央さん「俺の辞書には不可能という文字はない、だって俺は加納だから。加納孝政です」
「柱抜くよりまず土台」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みなまで言うなという視線をどこからか感じますな。
礼央さん「いやこれ音楽の話ですから!」
まぁ、柱の数がどうこうとか言ってるけどまず土台がしっかりしていないとね、という、あの危なっかしい6人の土台であり続ける加納さんの重みに満ちた一言。
音楽の話ですからね!!と言いつつ、「ほんっとこれ大丈夫ですか・・・?」と洋輔さんは不安げでした。
・洋輔さん
リーダーの7年間の格言は・・・?
洋輔さん「武道館とかけましてー」
礼央さん「違う違う違う!格言だから!」
洋輔さん「武道館とかけましてー」(2回目)
礼央さん「だから、か・く・げ・ん!だって言ってんでしょ!」
みたいなやり取りのあと。
「能ある鷹は爪を出す」
能ある鷹は爪を隠すなんて言ってないで、ある爪は全部出さないと生きていけない世界ですから。
「あの男とかね!」と、洋輔さんと礼央さん二人でおっくんを標的にしだす。
礼央さん「おっくんは全身爪だよ!」
おっくん「爪!」両手を頭の上で合わせて、全身で爪を形どるおっくん。
あほな子・・・!
洋輔さん「ほら僕、何かとできちゃう子じゃないですか。」
ええ認めましょう。そしてそれを武道館で言っちゃう男前に拍手。
洋輔さん「今日も隠さず全部びゅんびゅん出していきます。ので、みなさん(爪が飛んで来たら)よけてください!」
洋輔さんの爪が飛んできたらよけずに全部受け止めるのが音楽系オタの心意気というものです(迷惑)。
・加藤さん
礼央さん「ハイテナー、一番高い音域でRAG FAIRの天井として上から支える男、加藤慶之です。」
ある日東京駅でRAG FAIRが集合した時に加藤さんが来ず、電話してみたらなんと間違えて1駅前で降りてしまったとのこと。
礼央さん「神田かい!」
・・・彼の意図は察してください。
そんな加藤さんの格言は・・・
「凡人より変人になる」
まぁ、不器用で同時に一つのことしか出来ない人間だから、その一つのことを極める職人になろう、と。
加藤さん「だからね、礼央さんもタレ目気にしてるけど、そのタレ目をもっと垂らしていけば」
吹き出す礼央さん。
加藤さん「タレ目を極めていけばいつか釣り目に」
それはタレ目を一切肯定していませんよね加藤さん。と誰もが思ったことでしょう。
普段のライブではありえないほど大きな声でスムーズに自信満々にしゃべる加藤さんに、あぁ、MCの仕込みやったんだなぁと。そして加藤さんは加藤さんだから、この一言を言う練習とかしたんだろうなぁ、と微笑みたくなりました。
・健一さん
健一さん「この7年間で学んだことは、何もないね!(素)」
この素っぷりはほんとに神だ。健ちゃん。
この7年間についてめちゃめちゃしゃべりだす。
健一さん、礼央さんの羽をつかんで「なんか長いのつけてんなー、長すぎねぇ?」
話が逸れてますよ!
誰が止めても止まらないけんいっちゃん。
礼央さん「だから、それを格言にするとどうなるの」
健一さん「言葉で伝えられることじゃないよね(素)」
礼央さん「さっきからめちゃめちゃ言葉で伝えてますけど」
この数々の神発言に、ありえないほど爆笑する洋輔さん。
ステージ上であまりに素でツボりすぎです。
お客さんがいない武道館のリハーサルはあまりけんいっちゃん的に盛り上がらなかった様子です。
健一さん「元気ですかー!?」(超いきなり)
流れ丸無視。というか流れなんてものは存在していなかった。
完全に脱線。
そしてノリノリで応える客。
「元気ですかー?」
「いい恋をしてますかー?」
「楽しんでますかー?」
「にゃー!」(←ほんとにこう言った)(神の子)
おっくんは天然記念物として国で価値を認めて保護すべきだという洋輔さんに賛成ですが、けんいっちゃんはRAG FAIRで神になる子なのでチームRAG FAIRで保護すべきだと思います(真剣)。
礼央さん「これで全員・・・」
え、礼央さんは・・・?
礼央さん「違うよ!俺がいるよ!」一人で自分突っ込み。
・礼央さん
一人二役で自分で自分にインタビュー。途中で役がごっちゃになりながらも出てきた言葉が、
「人間は団結力である」
そういうわけで、チームRAG FAIRの団結力を試しましょう、ということで会場全体でウェーブ。一階&二階席の東っ側から始めて、西の端までついたらステージの健一さんからおっくんに、そしておっくんからパスを受けて、礼央さんがそれをアリーナに投げるから、アリーナの前からざーっと。
1万人でウェーブ。
圧巻でした。
そういうわけで、次はRAG FAIRにとってチャレンジの曲を2曲やります。
1曲目は、邦楽と洋楽のミックス。2曲目は、オペラ調の曲をカバーします。
礼央さん「1曲目をメインで歌うのは、この人。」
・りんご追分~ミッション・インポッシブルのテーマ
落とし気味の照明の中、スポットが当たったのは加納さん。
超かっこいい。色っぽい。
ラグ定食のラグレボでその時はコーラス隊が交互に歌ったりんご追分を歌い上げる加納さん。
正直驚きました。
加納さんってこんなにしっかり歌い上げられる人だったのか。
ラグ定ラグピで歌っているのを見る限り、のど声でカラオケ声でこもっててベースボーカルやってたほうが粗が出なくていいんじゃないかと正直思っていたんです。ハレルヤのリードももうちょっとクリアに歌って欲しいとずっと思っていました。
や、圧倒されました。
すごい。
そして、曲はミッション・インポッシブルへ。
これもラグピで上妻宏光さんとセッションした曲ですね。
リズムをしっかり刻んだ低音部がしっかり響いている印象。
同じ6人のメンバー+三味線のあの時と比べ、音の厚みが格段に増しているのは、単に生で聴くことによる効果かそれとも彼らの技術の問題か。
かっこよかったです。
そして、2曲のミックス。
ミッション・インポッシブルのコーラス&リズムに、テンポとリズムが変わった加納さんのりんご追分が乗ります。
聴いておられない方には想像つきにくいと思いますが、しっかりマッチしていました。
よくよく考えれば、コード展開の仕方が同じなんですよね。この2曲。
すごい。
洋輔さんの歌うミッション・インポッシブルのテーマフレーズになるベースもめちゃめちゃかっこよかったです。
これ考えたの誰だ。
・ボヘミアン・ラプソディ
ミンテレでちらっとやったアレのフルバージョン。
とりあえず神降臨。
今まで何度かラグに神が降りたのを見ましたが、過去最大級の神が降りました。
何が神だったかってとりあえず健一さんですよね。健一さんは確実に神でした。
健一さんってあんなに高い地声きれいに張れましたっけ。
クリアで伸びやかで、すっこーんとまっすぐ届く声です。
そしてコーラスも素晴らしかった。
ママーの前に入る有名なピアノの旋律ですが、ミンテレでは微妙なスタッカートで歌っていたと思いますが、今回は加藤さんがレガート気味に歌ったのが非常に効果的でした。加藤さんグッジョブ。
ガリレオーの部分、ミンテレでは加藤さんと加納さんでやってちょっと声質が離れすぎかしらんと思っていたところを、礼央さんと洋輔さんが歌っていた。はず。
加藤さんファイトの"for me"ですが、これが今回加藤さんが出した最高音ではないという。B♭ですから。スターズオンの「ハレールーヤーあーあーあー」のほうが半音高いんですねぇ。ちなみにあんまり注目されませんがCIRCLEのA.MAZEでもBまで出してます。一応生物学的に女に分類される身としては張り合い甲斐があってよいです(←負けず嫌い)。
話が逸れましたね。
や、上手くまとめたなぁと思います。
健一さんは神でしたけど、神なのは健一さんだけじゃなかったですもん。
RAG FAIRに神降臨。
そして暗転。