最近、青山学院大学陸上部監督の原晋さんをTV番組で
よく見かけます。その原監督が4月24日付の日経の
「スポートピア」で書いています。以下はその一部の抜粋
です。
~ 昨今、パワーハラスメントに関して社会の目は厳しく
なっている。スポーツ界も例外ではなく、レスリング女子
の伊調馨選手がパワハラを受けたと認定されて栄和人・
強化本部長が辞任したばかり。
選手と指導者の距離の取り方はなかなか難しい。(中略)
一方で指導者がパワハラを恐れて強くものを言えず、
選手が勘違いする例も少なくないようだ。「アスリート
ファースト」はきれいな言葉だが、選手をちやほやする
ことではない。「能力を最大限引き出してあげること」と
定義すれば、厳しく接することも含まれるわけで、何か
とすぐパワハラとされる風潮には違和感も覚える。現場
で「指導の加減が難しい」という嘆きも聞くが、要は信念
を持って普段から向き合えているかどうか。そこは教える
側の力量ということになる。~