池田進のひとり言

少年サッカーコーチの皆さんへ。

歩くサッカー

2018-04-11 09:06:44 | 日記

記者の武智幸徳さんが、3月9日付の日経のコラム「アナザービュー」

で「歩くサッカー」のことを紹介しています。

 

― 「おそらく日本で初めて」という触れ込みのサッカー大会に過日、

参加した。題して「ペンギンズ・カップ」。サッカー最大の禁忌は手を

使うこととされるが、この大会は「走るのもダメ」。ゆえに動きがペンギン

に似るので、こういうタイトルになったらしい。 (中略)

 

確たる統一的な競技規則はないものの、実際に試合をし、戸惑った

のはやはりルールの違い。ピッチの広さ、ゴールの大きさはフットサル

と同じだったが、クロスバーの高さを超えるボールを蹴ってはいけない。

ボディーコンタクトも禁止。何より困ったのはどうしてもペンギンになり

きれないこと。夢中になると速足でボールを追いかけ、笛が「ピー」。

(中略)

 

関係者によると、英国には900を超すチームが存在するという。

日本でも「ウォーキングサッカー協会」や「ウォーキング・フット

ボール連盟」が設立され、普及に取り組んでいる。(中略)

 

最大の魅力はユニバーサルな特性だろう。老若男女を問わず、

障がいの有無も関係なく、緩やかに、いろんな人とケガの心配

も少なく、一緒にまぜこぜになってサッカーを楽しめる。速度を

落とすことで、サッカーが、それまで予想だにしなかった人と

人との出会いを生む。そこから新しいコミュニティーが生まれる

可能性がある。 ―