殿野入獅子舞(令和7年4月12日)
「とりさし」の後、昨年同様に獅子舞が奉納された。獅子舞の前の口上では「氏子の家運隆盛、家内安泰、五穀豊穣の祈りを込めて神楽の奉納が村民に素朴に受け継がれ、今の世に連綿として続いています」と語られる。そして
①幌の舞
②悪魔祓い
③幣束の舞
④歓喜の舞
と四つの舞が舞われる。
天岩戸の前で舞うという「幌の舞」は、頭と幌持ちが後ろに一人で舞うもので、幌持ちは後ろで幌を高く平行に広げゆったりと舞う。悪魔祓いでは頭は右手に幣束を持ち、左手は手のひらを前面に向けて舞い始める。ここでは幌を尻からげにして単独で舞う。続く幣束の舞では幌を絞って後につくヒョットコ面をがささら棒を両手に持って滑稽に踊る。頭は幣束を左で持ち、右手に鈴を持って舞う。短い時間の舞である。最後の歓喜の舞では、最初の幌の舞のように幌持ちが幌の中に入り幌を高く持ち上げて舞う。最も激しい舞であり、いわゆるよそでいうノミ取り風の仕草を伴う。四つの舞全ての所要時間は15分ほどと短い。
終わり
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