Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

“クロネコメール便”以降

2015-04-01 23:03:12 | つぶやき

 今日会報が手もとに届いた。500冊ともなると通信と違って大量であることを10年ぶりに感じた。印刷終了の知らせがあったのは昨日夕方のこと。すでに3月中の発送は叶わぬこととあきらめていたが、もちろん知らせがあってからでも無理だった。3月中であれば約100グラムと少しで厚さも薄いからこの3月末で廃止になったクロネコメール便を利用できた。1通82円という格安な送料だった。末日でも手もとに届きさえすればクロネコメール便で送る準備は進めていた。封筒、送付申込書など仕事を数時間休んでも対応する予定だった。3月中は無理という情報もあったことから他の送付方法も考えていた。クロネコメール便のあとに始まるサービスも申し込みの準備を進めた。クロネコDM便というやつで、ヤマト運輸と契約した法人や各種団体や個人事業主向けのもので、カタログやパンフレットといった販促物などを、全国へ送ることができる受領印のない投函サービスである。まさにメール便に変わるものであるが、料金については、郵便の代替としての利用をふせぐためという理由で定価を設けず、数量や、届け先の地域ごとに仕分けするなど出荷形態に応じて、顧客ごと決定されるものという。上限金額がクロネコメール便の上限であった164円とうことであったが、聞いてみると発送数が少ないので164円に限りなく近いという。これ以外の発送方法というと、郵便のゆーメールというやつ。いわゆるかつての冊子小包みというもので、重さから180円となる。クロネコDM便の方が若干安いが、本来の主旨がDMというあたりと、有償の会報となると少し違和感がある。ヤマト運輸の説明によれば内容物が紛失しても責任は負わないという。悩んだが、結局後者のゆーメールで今回は送付する予定だ。

 知人が第4種郵便物のことについて触れている。第4種郵便には学術刊行物というものがあり、説明を見る限り我が会の発行物は第4種郵便物に該当する。ところが知人が記しているように、「研究者の定義でつまづきました。研究者とは大学もしくは指定研究機関に在籍する者だけをいうのだそうです。それなら大学の先生だけ抜き出して二重名簿を作って出したらよかったという声もありました。実際そうやって許可を得ている刊行物もあるみたいです」と、実際に申請しても壁が高いという。あの信濃史学会が駄目だというのなら、我が会など到底叶わない。ところが日本郵便株式会社のホームページには、学術刊行物一覧が掲載されている。それらを一覧すると、耳慣れた会の名前がいくつも登場する。それらがどうして指定されたのか、どういう方法をとったのか、これから研究をして、第4種郵便物の指定を受けるのが最も安く送る方法である。なにしろ100グラム以内36円というクロネコメール便など比較にならない単価である。100グラムごとに26円加算というから、今回の発送物は62円である。それでも安いのである。そもそも公にされているこの学術刊行物郵便の指定を受けるのに、そんな裏の方法があるとしたらその方が問題だと思うのだが。


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