うきうき、にこにこ。

　最近、どうも老成してきたのか、何を聞いても、何を言って、目から鱗なんてことがほとんどない。どこかで聞いたことのあるフレーズの言い回しとか、誰かが言ってたことと根っこの部分はおんなじなんじゃないか と思ってしまうものだから…（なんかつまんないですよねー）
　自分が自分に、なれてしまっているんだろうか…。
　先週末、金沢市の湯涌で開かれた「茅文化ワークショップ」に顔を出してみる。「何かキーワードが見つかるかも…」そんな淡い期待もあったけど、「ふむふむ、なるほどなぁー」とは何度も思ったけれど、「あ、これ」って思えない自分がいて、消沈気味。
　よくよく考えてみると、私には、「これ」というものが、自分の中に何もなくって…。
　だから、何も感じられないのかもしれない。(正直、落ち込む）
　自分でどうなるものでもないけれど、すこーし未来のことを考える。その中で、自分の中に何もないっていうのは、本当に自分でもつらい。いや、あるのかもしれないけれど、具現化できていない。ということは、何もないのと同じじゃないかという。そして、時だけは確実に流れていく。ひー。
　で、私はいったい何をしたいんだろう？って、ここ１～２ヶ月くらい（いやずっと前からか…）、悶々、悶々としている。
　でも、結局戻ってきたのは、何か新たに特別なことをしたいわけではないということ。
　ならば、原点に戻って、暮らしのものをつくるのが、何よりのリハビリ…。
　台所のふきんの縁ミシンを縫ってみたり、タンスの中を片付けてみたりすると、少しクリアな気持ちになる 。調子に乗って、布をたらふく買ってきた。リネンでテーブルクロス縫ってみた。
　年末年始、いつものお休みよりも、ちょっとだけ時間がある。つくりたいもの、つくるものをリストアップしていたら、すっかり待ち遠しくなった。
　目から鱗なんて、なくてもいい。日々、うきうき、にこにこをたくさん。(20061222)

- いつも週末のはじまり…おやすみの朝に「まじめ掃除」するのですが、先週思い立って、金曜日の夜にやってみたら、イイ感じ。調子に乗って、今週もやってみました。やっぱ、そうじの力はすごい。心のよどみがどこかへ…笑。何かを作る前に、掃除…これがやはり基本なのねぇ。