まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

旅のネタ11

2007-01-29 21:18:54 | 旅行
旅は、オルセー美術館での午後から!




食事を取り終えて、ワインでほろ酔い気味の私でありましたが、午後からも、絵画を鑑賞します。午後からは、ミレー、ゴッホ、ロートレック、そして、旅の目的である私が大好きなルノワールに移ります。ミューシャ、エゴン・シーレなんかも見ました。

母親は、早く見おわって、他の観光をしたいみたいでしたけれど、まるっきり聞きませんでした。一緒に観光している奥さんもしまいには、
「そろそろ、別の場所に行きたい。」
とおねだりする始末。
(最初から、オルセー美術館にしか行きませんよ。)
と、言っていたのに。・・・・・トホホホ

それでも、
「ルノワールを見るまでは、絶対に別の場所には行かない。」
と言うと、お二人は駄々をこねる子供のように不機嫌になり、すねてしまいました。
(オイオイ、ルーブルでも険悪になり、またもや、オルセーでもか!)
しかも、同行させてくれと御願いしたご婦人と、藤波&猪木みたいな最強タッグを組んで、
鑑賞している私の横で、ブツブツと、
「もう、絵はよかごたぁ。早く回ろう。」
と言い出す始末。あげくの果ては、
「ほら、○○さん(同行している奥さん)にも、悪かろうが、ね、まこと早く出よう。」
と、そこで私は、
「絶対、ルノワールを見るまでは、ここを出ないよ。」
「出るんだったら、二人で出て。俺はまだ見たいのがあるから。」
と頑固に対応しました。そうすると、母親は寂しそうに、
「そうね・・・。」
と言い、黙ってしまいました。ちょっと可愛そうでしたが、いつもここで優しくすると、付け上がって飛んでもない事をしだすのは解っていましたから、黙って離れて鑑賞をしていました。後ろを振り向いていると、何やら、ヒソヒソと話していました。
(この厳戒態勢の中、老女二人で出て行く事は無いだろうが、はて?)
すると、ご婦人が、
「お母さんが、歩くのが早いから、足がキツイと言ってますよ。」
「あっそうですか、すみません。気付かなくて。」
「じゃ、ちょっとベンチで休みましょう。」
(早く回れって言ってなかったー?)
とは、考えつつも優しい一面も持ち合わせている私としては、
「ごめんごめん、絵に夢中で気がつかなかったよ。」
母は、
「ごめんやったね。階段の多かけん。」
しおらしく謝りました。(パリで初めて。)        ・・・・・つづく