最近、旅をしていませんね。サッカーの中田選手が「人生は旅である。うんぬん。」という事をおっしゃって、去年でしたか、引退されました。その後、いろんな所を、旅されているそうですね。
私も、2001年にヨーロッパに母親と旅行に行きました。しかも!何と!出発したのは、9月17日でした。そう、9・11テロの6日後でした。無謀といえば無謀だったのかも知れない・・・・・(反省)
多分、一人旅でしたら止めてたでしょうね。母親とは以前から、ヨーロッパに行く時は、一緒に行くと話していたのです。
結果から言えば、
「行かんどけば良かった。」
の一言です。
私としては、母親と旅行に行くのは初めてなのでしたが、今まで、自分の母親があんなにわがままで、勝手な女だとは思わなかったのです。時は、9・11テロの真っ只中でシャルル・ドゴール空港でもヒースロー空港でも厳戒態勢の中で、母は、そんなことなりふり構わぬ行動を取るのです。
家族を代表して、安全に帰国できるように付き添って旅行をしていた私でしたが、
「少しは時節を考えてくれよ!」
と叫びたくなるような感じでした。
以前、妹が母親と二人で旅行した時に、大ゲンカになったと聞き、妹をたしなめた私でしたが、母親の奔放な行動にあきれ果て、あの時、妹が言っていた話がよく解りました。
「これじゃ、妹も大ゲンカになるわなー!本当にビックリ!」
女性は旅行に行くと、大胆な行動をする。と聞いた事がありますが、あれは、一種の躁状態で軽い病気みたいな物なのであろうが、それにしてもうちの母はって感じでした。私と母の目的は、絵画を見に行くというのが最大の目的でした。
母は、一人きりのなった私を慰めるために、ヨーロッパに旅行に行こうと誘ってくれました。母は、寂しそうな私を、ヨーロッパ旅行に誘い励ましてくれたのです。
私も一度は、ルーブルやオルセー、大英博物館に行ってみたかったので二つ返事でOKをだしたのです。
ただ、気がかりなのは母の行動だけでした。私は行く前から、
「外国は日本とは違うので、謹んで行動してくれ。」
と節に言っていました。しかも、9・11の直後でしたので、
「特に離れて行動しないでくれ。」
「他のお客さんに、迷惑な変な言動をしないでくれ。」
が!ヨーロッパに行ける母は、そんな事おかまいなし。
関西空港発のエールフランスの飛行機に乗ったとたんに、大きな声で、
「この飛行機が落ちたらどうするな?」
ときました。私は、飛行機のお客さんに聞こえないように、
「その事は、旅行に行く前に、十分に話し合ったやないね。」
と、さとして、
「大きい声で言わんと!」
と注意しました。その日の夜に、
「母ちゃん、外国と日本とでは、マナーやルールが違うっちゃけん、言う事は聞いてもらわんと、テロが起こったばかりなんやけん、みんな、気にしとう中で旅行しようとばい。」
すると、母は、
「よかやなかね、お金ば出して旅行ば楽しみにきとうとい、なんば喋ろうが!」
と開き直り、逆ギレ気味に言ったのです。
私は、
「頼むけん、俺い恥ばかかせんどっちゃんないな。」
と疲れた声で言いました。私は、旅の疲れと時差ボケと厳戒態勢の中、母を面倒見るのに疲れて
「この分じゃ、この旅は、俺には楽しめないだろうな。」
と思い、その日は気分が悪いまま寝ました。そして、母子の珍道中の旅はまだ続くのです。
・・・・・つづく
私も、2001年にヨーロッパに母親と旅行に行きました。しかも!何と!出発したのは、9月17日でした。そう、9・11テロの6日後でした。無謀といえば無謀だったのかも知れない・・・・・(反省)
多分、一人旅でしたら止めてたでしょうね。母親とは以前から、ヨーロッパに行く時は、一緒に行くと話していたのです。
結果から言えば、
「行かんどけば良かった。」
の一言です。
私としては、母親と旅行に行くのは初めてなのでしたが、今まで、自分の母親があんなにわがままで、勝手な女だとは思わなかったのです。時は、9・11テロの真っ只中でシャルル・ドゴール空港でもヒースロー空港でも厳戒態勢の中で、母は、そんなことなりふり構わぬ行動を取るのです。
家族を代表して、安全に帰国できるように付き添って旅行をしていた私でしたが、
「少しは時節を考えてくれよ!」
と叫びたくなるような感じでした。
以前、妹が母親と二人で旅行した時に、大ゲンカになったと聞き、妹をたしなめた私でしたが、母親の奔放な行動にあきれ果て、あの時、妹が言っていた話がよく解りました。
「これじゃ、妹も大ゲンカになるわなー!本当にビックリ!」
女性は旅行に行くと、大胆な行動をする。と聞いた事がありますが、あれは、一種の躁状態で軽い病気みたいな物なのであろうが、それにしてもうちの母はって感じでした。私と母の目的は、絵画を見に行くというのが最大の目的でした。
母は、一人きりのなった私を慰めるために、ヨーロッパに旅行に行こうと誘ってくれました。母は、寂しそうな私を、ヨーロッパ旅行に誘い励ましてくれたのです。
私も一度は、ルーブルやオルセー、大英博物館に行ってみたかったので二つ返事でOKをだしたのです。
ただ、気がかりなのは母の行動だけでした。私は行く前から、
「外国は日本とは違うので、謹んで行動してくれ。」
と節に言っていました。しかも、9・11の直後でしたので、
「特に離れて行動しないでくれ。」
「他のお客さんに、迷惑な変な言動をしないでくれ。」
が!ヨーロッパに行ける母は、そんな事おかまいなし。
関西空港発のエールフランスの飛行機に乗ったとたんに、大きな声で、
「この飛行機が落ちたらどうするな?」
ときました。私は、飛行機のお客さんに聞こえないように、
「その事は、旅行に行く前に、十分に話し合ったやないね。」
と、さとして、
「大きい声で言わんと!」
と注意しました。その日の夜に、
「母ちゃん、外国と日本とでは、マナーやルールが違うっちゃけん、言う事は聞いてもらわんと、テロが起こったばかりなんやけん、みんな、気にしとう中で旅行しようとばい。」
すると、母は、
「よかやなかね、お金ば出して旅行ば楽しみにきとうとい、なんば喋ろうが!」
と開き直り、逆ギレ気味に言ったのです。
私は、
「頼むけん、俺い恥ばかかせんどっちゃんないな。」
と疲れた声で言いました。私は、旅の疲れと時差ボケと厳戒態勢の中、母を面倒見るのに疲れて
「この分じゃ、この旅は、俺には楽しめないだろうな。」
と思い、その日は気分が悪いまま寝ました。そして、母子の珍道中の旅はまだ続くのです。
・・・・・つづく