立原正秋という作家の名前は
知ってはいましたが
まったく読んだこともなかったのです、
たまたまBookoffで100円だったので
買ってみて
読みました、「名残の雪」・・・・
へぇ、こんな作家だったの・・・
梅を褒めに行く、なんて表現は
優雅だし
いっぱいお金持ちが登場して
鎌倉を描き尽くしているのは
いいとして
不倫という言葉では不満な読者もいるとは
思うけれど
まごうかたなく不倫をしている
男達・・・があたかもそれが
まっとうであるようで
読んでいてやーな気持ち。
でも一番やーな気持ちになったのは
男が「女を育てる」と表現されたところ。
この作家、上品で優雅で、趣味が深くて
という仮面の下はとてもじゃないけど・・・
ともあれ
きっと田嶋 Y子氏なんかは
何よっ、これ !
と
激怒するかも。
私は激怒しませんけど
読後すぐ捨てました・・・
気持ちわりーと
若者言葉で言いたいですね・・・