人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

昔・・・

2015年08月29日 | 日記
昔むかしのはなしでございます

老婆がまだ

高校生だったころのこと

満州から引き上げてきたという

転校生がおりました

数学はもちろん

あらゆる学科に飛び抜けていて

しかも飛び抜けて美しい少女でありましたが

彼女を賞賛する人と

いろいろ悪口を言う人が

おりました

悪口を言う人は

決まって

とても美しいとは言えない

人や劣等生でした

しかも彼女らは

自分らはあいつより

優位に立っているんだ

あいつはただの引揚者じゃないかと

見下げようとふんばっていました

劣等感のかたまりのような

人たちでした

優秀な彼女はのちに

某国立大学の

医学博士になりました

老婆がふっとこんなことを

思い出したのは

日本という「敗戦国」が

実は「優秀で世界にときめく国」になったのを

ひがんでは悪口を言い続け

「謝れ謝れ」を繰り返す

劣等感のかたまりみたいな

国が「同級生」の中にいるってことでした

しかもその敗戦国のおかげで近代化したものだから

劣等感はますますふくれあがって

もう歯止めが利かないのです

遂には天皇まで持ち出して・・・

でも・・・

あの医学博士として活躍した

彼女が

そんな些細な悪口なんかには

微動だにせず

自分の道を突き進んだように

日本もまっすぐ自分の道を

突き進んでいきたいと

老婆は祈るような気持ちで

おりまする











抗日?

2015年08月28日 | 日記
Chinaが

抗日戦勝祝賀なんたらと

世界に喧伝しているのを

老婆は怪しきものと

見ておりまする。

老婆の記憶では

日本がポツダム宣言を

受諾したと

新聞に大きく載ったとき

蒋介石の写真がありました。

毛沢東ではなく。

毛沢東は蒋介石を

台湾に追いやったあと

国をとったと

子どもながらに

記憶しておりまする。

だから今のChinaは

「抗日」ではなく

「抗蒋介石軍」だったはず。

しかし歴史はどんどん

歪められ

敗けた日本がおとなしいのを

いいことに

作り替えられていきます。

こうして見ると

日本の歴史書だって

日本書紀だって

時の権力によって作り替え

作り替えされたものだろうと

思います。

これが

日本の中だけだったから

まだいいようなものの

世界史の中で

どんどん歪曲されていくのですから

たまったものではありません。

百年後の日本は

世界史の中では

とんでもない国になっているかも

しれません。

これに対抗するには

日本の為政者が

あくまでも毅然として

強気で

彼らのウソを堂々と

暴いていき

日本の国民もまた

堂々と「国」を保持して

いくしかありません。

あ、「日本の国は日本だけのものではない」と

「堂々と」言ってのけた首相もいたから

そして

「国は滅びて憲法九条が残った」

そんなことになりそうな

学者や文化人があふれる国ですから

今後の日本はどうなるものか

老婆はそんな日本を見る前に

あの世にいきたいものでございます。


お荷物

2015年08月27日 | 日記
老婆には

ささやかながら

家と土地があって

土地は亡夫の

父からもらったもので

近くに亡夫の甥夫婦がいて

祖先の土地だから

こっちに名義変更したらと

独り身になった老婆に

言うのです。

はいはいとその通りにすれば

ただであげちゃうことになるんですよね?

40年も過ごした家と土地

ぽんとあげちゃうのは悔しい・・・

と思うのは

老婆の欲でしょうか。

死後はすぐに売れるといいけど

売れなければ

「空き家税六倍」って・・・

悩む老婆は

不動産というものが

実はこんなお荷物になると

人生の最後に知ったのでした。

その点、老婆の両親は

何一つ残さずきれいさっぱり

無一文で彼方へ去っていくという

いさぎよさで

今はもう見事だったねと

羨ましいくらいで

厳しい時代の申し子だった

両親を見直しておりまする。

聞くと見るとで

2015年08月26日 | 日記
聞くと見るとで大違い

とはよく言ったもの

だと

感心した昨夜

とあるコテージ風の

若者が経営する

飲み屋で

老婆三人

ちょっとした

楽しい時間を過ごしておりました。

すぐ隣りのテーブルには

若い男女二組が

じぃっとものも言わず

ひたすら女の子は

スマホをいじってて

そのうち四人みんな

黙ってスマホ。

若者が四人

夜のコテージ風飲み屋にきたら

喧喧諤々(けんけんがくがく)の

談論風発になると相場が

決まっていた時代しか知らない

老婆はびっくり。

沈黙の時間が続くテーブル。

お互いなにしにやってきたのか

四人の間に何か

話すことはないのか

まあ、今はそんな若者だらけで

集まってスマホだよとは

聞いてはいたけれど

実際目の当たりにしたのは

初めてなので

新鮮な驚き・・・

というか

夜遅い時間の

山の中の飲み屋での

異様な沈黙風景に

老婆はひっくりかえるほど

カルチャーショック・・・

おそいよ、そんなの

と言われればその通り

ですが

もはや若者は

お互い集まっても

議論もなく

おしゃべりさえも

必要ないんですねぇ。

深夜まで下宿で

友達と議論しては

大家に怒られていた

時代はもう・・・

Happy Birthday

2015年08月25日 | 日記
老婆にも

人並みに

誕生日が巡って

まいりました。

息子たち家族が

一つ所に集まって

手料理と花とケーキと歌で

祝ってくれました。

「この瞬間よ止まれ!」と

心の中で叫びたい

ひとときでありました



最近

老婆は我が身の

ひとり暮らしを

どう始末すべきか

悩み始めております。

持ち家をどうするか

息子の近くに

賃貸の部屋探しか

でもまだもう少し

一人で暮らしていけるし・・・

土地と家は

ちゃんと売れるのだろうか

空き家の税金が

六倍になると聞いてから

老婆は

遺書を書き換えねば

と思っている

煩わしい誕生日でございました・・・