ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

強迫性症状

2019-06-07 | 症状とともに生活する

強迫性症状を発症する背景のことで、なんとなく思っていたことです。

私は、極度の精神的苦痛、不安、抑うつの症状に不随して、強迫性障害が出ました。

安心してリラックスしていられるなら、この症状は出ません。なんでもいいよ 気にしないよという感じ。

 

強迫神経症は、元々はそれと対照的な素質である人が、それを許さない環境に置かれた結果発症する

ケースが有意にあると私は以前から感じてきました。

つまり、強迫神経症と言うと、すごく狭くて細かくて、限定的で、不自然で、モノトーン的で、文字通り強迫的な精神状態のことですが、

それを発症した人は、もともとその逆というか、とても自然的で、人間的、本能的、感受性が豊かで、柔らかくてみずみずしいものに溢れた性質の人だったのに

それらを許さない環境 つまり 不自然で 非人間的で 人工的、直線的 冷たい そんな、かれらの性質とは相反する環境に置かれて

適応しようと痛々しい努力をし続けた結果発症した と思われる  解離:Dissociationの1つではないか

あまりにも、本来のその人の性質と相反する要素に占拠された環境で生きないといけなかったので、反動的に極端な形で発症した 

そんな仮説をもっていました。

つまり、強迫神経症の人は、本来、最もそれと遠い性質をもっている人が有意にいるのではないかということです。

だから、その人の本来の性質をありのまま出せる社会環境にずっといれたら、多分治る。

 

もっと言ってみると、自閉症にも言える場合があるのではないか。生まれつきと言われているが、後天的に、自閉症に非常に似た

特性をもつに至るケース。本来自閉的とは程遠い性質だった人が、その置かれた環境が、その生来の性質を否定する要素で溢れているから

そこで適応しようと痛々しく努力して、解離としての自閉症を「発症」した  こういうケースもあるのではないか。

 

これは、オックスフォード大学のエレーヌ・フォックス教授の遺伝子研究とも通じます。

セロトニントランスポーター遺伝子型の話です。

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脆弱な遺伝子、リスク遺伝子と誤って認識されてきた遺伝子型をもつ人たちがいる。かれらは

不適切な状況下での悪影響が著しく出やすい。では、そうでない適切な状況下では?が問われないできた。

そして今わかっていることは、適切な状況下では、他の遺伝子型の人よりも大きく、良い影響を受けるというものである。

自分の性質を殺し抑圧する環境での生活を強いられた場合、その悪影響を非常に大きく受け

逆にふさわしい環境に置かれれば、その恩恵を多大に受ける。良くも悪くも、大きく影響を受ける可塑性をもった遺伝子型なのである。

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発達障害者といわれる人に、これはほとんど該当すると思います。


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