ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

強迫性症状②

2021-01-04 | 症状とともに生活する

「○○という状態で困っています」「××という悪癖を治さないと」

と悩み事を訴える場合、因果関係が逆だったりするのって たしかにある。

なにかから逃げるために ○○という状態に ××という癖を 無意識にしている

というもの。核心部分のなにかから逃げたり 誤魔化したりするために。


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また、一番大事な基礎の部分が偽りや間違いで成立していたりすると、心が不安定になって

その埋め合わせのために、他のことに異常なまでのエネルギーを向けたりする。

その基礎部分がまずいのをそのままにして、他の対象で代償行為に走るものである。

そういえば、嘘に基づいた積み上げに書いた、好きではない相手と結婚をした女性も

強迫神経症的な行動を呈していて 部屋の隅々を毎日掃除したり 室内装飾を異常な程に

こだわったりなにかを収集してコレクション棚に緻密に並べたりしていた。「綺麗好きやね」

「こういう世界が好きなんやね*^^*」「収集家なんやね」という単純な感想にはならず、

なにか他に大きな不幸あるいは隠し事あるいは頬っかむりあるいは嘘があるせいで 

強迫神経症的にそういうことへの強い執着を呈しているように見え 痛々しく感じた。


もし核心部分の嘘から自由になれば 彼女の掃除や室内装飾への執着や収集癖は

消えそうな気がする。   強迫性症状


私も、うつ病とPTSDの症状のせいで、照明電球や白い壁や光の投影にこだわったりしていると思う。

もし私が精神疾患など発症していなくて、南の楽園で暮らしているならば電球や白い壁や光の投影に

こだわらないと思うし、東京時代のアパートについていたのと同じブラケットライトに恋焦がれて

似た形の物を3個も買ったりしないと思う。 Fetishの弊害  

南の島のボロい家で、そういうことを気にすることなく 暮らすように思う。

 

なにか不幸なことが 原動力で その道の大家として「成功」したという現象は、

誰だったか、服飾デザイナー等、デザイン関係の「偉人」の伝記を読んだ時にもみてとれた。

その人がそのことに異常なまでに執着しなければならなかった背景には 核心部分での

満たされなさがあった。それを埋めようとして、そのことを追究しまくって大家になった。

もし満たされて幸せだったら 追究などする必要はなく

なんでもいいよ*^^* 気にしたことない** という感じで無頓着に過ごしただろう。

そしてそのデザイナーの神経症は成功後も続き、より激しくなった。その大家を駆り立てた

満たされなさは埋められることがなかった。

 

うつ病患者は インテリアアドバイザーなどの素質があるように思う。

それは安心安全で 穏やかな空間への切実過ぎる必要性があるから。心を病んでいて

不安で不穏な要素を取り払いたい気持ちが強いから。だから、細部にわたってよく気がつき、

「これではだめだ あれでないと」と、より心地よいものに取り替え、行き届いた配慮で

インテリアを作る才があるように思う。


それは哀しい原動力による。

そういうことに なんでもいいよ*^^*気にもしなかった**と言える方が、幸福なこと。

 

あれこれ 隅々までこだわる神経症的なものを呈している場合

土台の何かが まともなものに変われば

なんでもいいよ** 気にしない と 一変する可能性は高いと私は思う。

 

土台にある悪しきものを放置したまま それによって引き起こされている神経症的こだわり

病的行動に対処しようとしても 治すことはできないだろう。

 


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