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ネットオヤジのぼやき録

ボクシングとクラシック音楽を中心に

気鋭の女子2名がメダル確定!! /フェザー級入江は決勝進出の快挙 - ボクシング日本代表かく戦えり! 東京五輪特集I -

2021年08月03日 | 2020 東京五輪

1年遅れのオリンピックが、とにもかくにも闘いの火蓋を切った。我がボクシングには、以下の通り6名の精鋭(男子4名/女子2名)が出揃い、全員が初戦を勝ち上がっている。

そして女子の2名,並木月海(フライ級)と入江瀬名(フェザー級)がメダル圏内に入っただけでなく、入江はなんと決勝に進出。男子で1人勝ち残った田中亮明(フライ級ベスト8)とともに、まさに今日これから運命のリングに立つ。


◎本日(8月3日)の試合予定
<1>男子フライ級準々決勝
ユベルヘン・マルティネス(コロンビア) VS 田中亮明(日本)
午後11時からNHKでライヴ配信予定
https://sports.nhk.or.jp/olympic/sports/boxing/event/men-fly/phase/bxm052300/

<2>女子フェザー級決勝
ネスティー・ペテシオ(比) VS 入江聖奈(日本)
午後1時5分からライヴ配信予定
https://sports.nhk.or.jp/olympic/sports/boxing/event/women-feather/phase/bxw057100/


◎明日(8月4日)の試合予定
女子フライ級準決勝
ストイカ・ゼリアズコワ・クラステヴァ(ブルガリア) VS 並木月海(日本)
並木:午後2時15分からライヴ配信予定
https://sports.nhk.or.jp/olympic/sports/boxing/event/women-fly/phase/bxw051200/


並木と入江の歴史的快挙もさることながら、開催国枠で出場を果たした田中も、初戦と2回戦でリオのメダリストを連破しており、2012年ロンドン大会の村田諒太(ミドル級金),清水聡(バンタム級銅)の後に続き、男子6人目のメダル奪取に大きな期待が寄せられている。

日本代表6名の簡単な略歴と今大会での活躍ぶりを、できるだけコンパクトにまとめてみた。


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◎男子:4名

■田中亮明(たなか・りょうめい/27歳/中京高校教諭)
フライ級(52キロ上限)


※ボクシング日本代表・田中亮明 [東京五輪目前!ロングインタビュー]

戦績:134戦108勝(35RSC・KO)26敗
身長:170センチ
左ボクサーファイター
中京高→駒澤大
AIBA世界ランク外
2020年東京五輪アジア・オセアニア予選(アンマン/ヨルダン)初戦敗退
2017年世界選手権(ハンブルク/独)バンタム級2回戦敗退
2019,2021年コンスタンティン・コロトロフ記念ロシア国際トーナメント銀メダル
2015年「Aquece リオ」国際ボクシング・トーナメント金メダル(リオ五輪プレ大会)
2015~16,2019年全日本選手権優勝
※田中恒成(3階級制覇王者)の実兄

<ベスト8進出!!>

7月26日の1回戦で、リオ五輪銀メダルのヨエル・フィノルリバス(ベネズエラ)に5-0の完勝。昨日(7月31日)の2回戦では、同じくリオ五輪で銅メダルを獲得した中国の胡建関(フ・ジャンガン)を3-1で破り、8月3日に予定されているベスト8に駒を進めた。

ボクシングには3位決定戦がなく、ベスト4(準決勝)に進んだ選手4名が全員メダリストとなる(金×1/銀×1/銅×2名)為、次を突破すれば田中の銅以上が確定する。

そして準々決勝の舞台で田中を待つのは、コロンビアの大ベテラン,ユベルヘン・マルティネス(29歳)。リオ五輪でL・フライ級の銀メダルに輝いた他、田中がバンタム級で出場した2017年の世界選手権(ハンブルク)でも銅メダルを掴んだ実力者。


侮っていい相手ではないけれど、スタイルは右構えの正攻法。力でゴリゴリ押し込んで来るタイプではないし、足でかき回す嫌らしいボクシングでもない。なおかつ体格差のアドバンテージも期待できる。

田中得意の真っ直ぐ伸びる左ストレートが、マルティネスのガードの真ん中を突き抜けて、綺麗にヒットする場面をどうしても想像してしまう。かつての須佐勝明のような減量の問題さえ無ければ、初戦,2回戦に比して田中のチャンスは拡がったと、そう見ることもできるだろう。

いささか楽観的に過ぎるかもしれないが、耳の後ろと右の額(こめかみに近い)から流血(そんなに酷く頭が当たっているようには見えなかったが・・・)した中国代表にストップがかかり、第2ラウン途中での決着。

ジャッジ5名の採点に不安を抱いたが、フ・ジャンガンに内容で明白な差を付けてかわした勝利は、田中と我が日本にとってそれだけ大きな意味を持つ。


プロの世界では、記念すべき世界王者第1号の白井義男以来、「伝統のフライ級」とのキャッチフレーズが長らく定着。お家芸的な階級と位置づけられて来たが、ことアマにおいては、1960年ローマ大会で栄えあるメダリスト第1号となった田辺清(フライ級銅/中央大)が、五輪では唯一無二の存在である。

世界選手権になると、1978年にベオグラードで行われた第2回大会において、石井幸喜(当時は自隊校所属)がフライ級の銅メダルを獲得しているが、五輪金メダル第1号の桜井孝雄(1964年東京大会/中央大)と、桜井に続いた森岡栄治(1968年メキシコ大会銅メダル/近畿大)の2人はバンタム級。

2012年のロンドン大会で、およそ半世紀ぶりに表彰台に登った清水聡(自隊校)もバンタム級の銅メダルだった。そして日本人でただ1人、五輪(金)と世界選手権(銀)のメダルを獲ったミドル級の村田諒太(東洋大職員)。

日本が誇る「伝統のフライ級」に、天才須佐勝明を持ってしても叶わなかった2つ目のメダルを見事引き寄せられるか。


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□試合映像/NHK 東京五輪公式サイト
<1>ボクシング 男子1回戦&女子2回戦
※田中:冒頭男子フライ級3試合目/男子ミドル級1試合目(映像では7試合目)に森脇唯人が出場
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/81c347c9-0616-4210-ad84-0685c028cc49/

<2>【2試合目に田中 亮明が出場】ボクシング 男子2回戦、女子準々決勝&準決勝
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/f2e9f4fd-2e74-4418-86b6-afb9921c0d91/

<3>8月3日(火):男子フライ級準々決勝
ユベルヘン・マルティネス(コロンビア) VS 田中亮明(日本)
午後11時からライヴ配信予定
https://sports.nhk.or.jp/olympic/sports/boxing/event/men-fly/phase/bxm052300/


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■成松大介(なりまつ・だいすけ/31歳/自衛隊体育学校)
ライト級(60キロ上限)


※ボクシング日本代表・成松大介 [東京五輪!ロングインタビュー]

戦績:147戦122勝(32RSC・KO)25敗
身長:172センチ
左ボクサーファイター
熊本農高→東農大→自隊校
AIBA世界ランク39位(L・ウェルター級)
2020年東京五輪アジア・オセアニア予選(アンマン/ヨルダン)2回戦敗退
2016年リオ五輪代表(2回戦敗退)
2013年(アルマトイ/カザフスタン),2015年(ドーハ/カタール),2019年(エカテリンブルク/ロシア)世界選手権代表(いずれもベスト16)
2018年アジア大会(インドネシア)銅メダル(L・ウェルター級)
2019年アジア選手権(バンコク/タイ)2回戦敗退(L・ウェルター級)
2015年アジア選手権(バンコク/タイ)銅メダル
全日本選手権:6連覇を含む優勝9回(2017年~L・ウェルター級で3連覇中)
2010年:バンタム級(東農大)
2011~15年:ライト級(2012年~自隊校)
2017~19年:L・ウェルター級

<1回戦突破も無念の負傷棄権>

世界選手権と大陸予選で代表権を獲得できず、開催国枠での選出になりはしたものの、リオに続く2大会連続の出場。10年近く国内No.1のポジションをキープし、世界選手権を含む国際大会での経験も豊富な31歳は事実上代表チームのエースであり、キャプテンと表して間違いない。

7月25日の初戦(R32)は、コンゴ代表のフィストン・ムバヤ・ムルンバに5-0の勝利を収めたが、試合中のバッティングが原因で額を陥没骨折。31日の2回戦(R16)を棄権する事態となった。

R16で当たる筈だったカザフスタン代表のザキール・サフィウリンは、分厚い選手層を誇るカザフ国内トップクラスの中で揉まれ、国際大会での華々しい実績こそ乏しいものの、AIBAからプロ契約のオファーを受け、WSB(World Series of Boxing)で活躍した強豪。

背格好は成松とほぼ同じぐらいだが、ガッシリした厚みのある上半身を柔らかく使いつつ、細かいステップによるポジション・チェンジを厭わず、反応良く相手のパンチをかいくぐり、的確なヒットでポイントを取って行く。

スピード,パワー,テクニックのいずれにおいても、必ずしも突出した特長がある訳ではなく、例えば好調時のロマチェンコのように、手の付けようがない世界最高水準とまでは言い難いが、すべてのファクターに不足が無く、バランスに優れた完成度の高いボクシングを披露する。

正直なところ、怪我がなく無事に出場できていたとしても、成松は厳しい展開を余儀なくされたと思われるが、戦わずして大会を去る無念に対してかける言葉が見つからない。


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□試合映像:ボクシング 女子&男子1回戦/NHK 東京五輪公式サイト
※成松:男子ライト級3試合目(映像では11試合目)/冒頭女子フライ級2試合目に並木月海が出場
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/d4464cb9-c82c-43f3-babf-e9f8328e8704/


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■岡澤セオン(おかざわ・せおん/25歳/INSPA)
ウェルター級(69キロ上限)


※ボクシング日本代表・岡澤セオン [東京五輪目前!ロングインタビュー]

戦績:101戦80勝(7RSC・KO)21敗
身長:179センチ
左ボクサー
日大山形高→中央大→鹿児島県体育協会→INSPA(インスパ・グループ)所属
AIBA世界ランク6位
2020年東京五輪アジア・オセアニア予選(アンマン/ヨルダン)ベスト8(5位/代表権獲得)
2019年世界選手権(エカテリンブルク/ロシア)代表(ベスト8)
2019年アジア選手権(バンコク/タイ)銀メダル
2019,2021年コンスタンティン・コロトロフ記念ロシア国際トーナメント金メダル
2018~19年全日本選手権優勝

<2回戦敗退>

男子では唯一自力で代表権を奪取した岡澤。大学を卒業後、有力選手の引き受け先となっている自隊校ではなく、生まれ故郷鹿児島の県体協に所属したが、その後一般企業のスポンサーシップを得ることができた。

7月24日の初戦(R32)で、インド代表のクリシャン・ビカスを5-0で撃破したが、27日に行われた2回戦(R16)の相手は、キューバの中量級を代表する実力者ロニエル・イグレシアス。

北京・ロンドンの2大会をL・ウェルター級で連覇した他、世界選手権にも5大会連続出場を果たし、2009年のミラノではライト級で金メダルを獲得。ロンドン大会終了後に階級を上げ、2016年のリオにも代表として参戦。

銀メダルを獲得したウズベキスタンの強打者,シャクラム(シャフラム)・ギヤソフとベスト8でぶつかり、0-3の判定に涙を呑む。

アマチュア選手としてのキャリアは完成されており、栄光を大事にして引退を勧める声もあったとのことだが、30歳を超えてなお現役を継続。2017年の世界選手権では、決勝で再びギヤソフと激突して0-5の敗北。


東京での雪辱を期していたが、ウズベクのスターは2018年にプロ入り。最大のライバルは姿を消してしまったけれど、3度目の五輪金メダルを目指し、高いモチベーションと良好なコンディションを維持し続けている。

体格もほとんど同じぐらいで、構えも同じサウスポー・スタイルとは言え、直線的に中に入ろうとする岡澤をあの手この手で幻惑しつつ、攻めるべきところではしっかり前に出て行く。

細かい反則で若い岡澤をジラすだけでなく、クリンチワークも抜け目無く駆使。岡澤をオフ・バランスに追い込み、無駄な被弾を回避しつつショートをコツコツと当てる。五輪連覇のレジェンドにしては、やることなすこといちいちセコいとの批判は甘んじて受けるしかないが、巧くて狡賢いのは確かである。

判定は2-3と割れて、なおかつ審判5名のうち3名がドロー。2人は岡澤に1ポイントのアドバンテージを与えたが、トーナメント形式におけるアマの判定にプロと同じ概念のマジョリティ・ディシジョン(2-0のドロー)は存在せず、必ずどちらか一方を勝者扱いとしなければならない。

ポイント上は互角と判断した3名の審判も、「より勝者に相応しいのは誰か?」と問われたら、イグレシアスの経験に一日の長を認めざるを得なかった。


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□試合映像:NHK 東京五輪公式サイト
<1>【岡澤 セオン登場!】ボクシング 男子2回戦、女子1回戦/2回戦
※岡澤:冒頭男子ウェルター級1試合目
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/7979df2b-e033-46d2-ab23-fd796c30443f/

<2>【岡澤&入江登場】ボクシング 女子&男子1回戦
※岡澤:男子ウェルター級1試合目(映像では10試合目)/冒頭女子フェザー級3試合目に入江聖奈が出場
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/54b2074b-87aa-47aa-83a0-b60a7fb7c66e/


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■森脇唯人(もりわき・ゆいと/24歳/自衛隊体育学校)
ミドル級(75キロ上限)


※ボクシング日本代表・森脇唯人 [東京五輪!ロングインタビュー]

戦績:99戦78勝(27RSC・KO)21敗
身長:188センチ
右ボクサー
駿台学園高→法政大→自隊校
AIBA世界ランク外
2020年東京五輪アジア・オセアニア予選(アンマン/ヨルダン)2回戦敗退
2018年アジア大会(インドネシア)代表(初戦敗退)
2018年コンスタンティン・コロトロフ記念ロシア国際トーナメント銅メダル
2017~19年全日本選手権優勝(3連覇中)

<2回戦敗退>

「規格外の豪打&フィジカルの強度」を武器に、委細構わずプレスして行く村田諒太とは対照的に、190センチ近いタッパに恵まれた森脇は、「スピード&アジリティ+柔軟性」が最大の持ち味。

ボクサータイプの邦人ミドル級と言えば、ジェームズ・カークランドを初回に3度倒す大番狂わせをきっかけに、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズとの直接契約に成功して、ポール・ウィリアムズ戦を引き当てただけでなく、ヨーロッパ時代のゴロフキン(WBA正規),ドミトリー・ピログ(WBO)への挑戦を実現した石田順裕(いしだ・のぶひろ/引退)が思い出される。

出足の勢いに乏しい上に、どうしようもないルーズガードのカークランドはともかく、一定水準以上のディフェンスとテクニックに、心身のパワーを併せ持つウィリアムズやピログ、圧倒的な爆発力を発揮していた若きGGGに相対した途端、「パンチ&フィジカルの非力」をモロに露呈した。


「竹原(慎二/日本人ミドル級王者第1号)や村田の半分でいいから、石田にあと少しのパワーがあったなら・・・」

本場アメリカで孤軍奮闘した石田の課題と不足は、そっくりそのまま森脇にも当てはまってしまう。

7月29日の初陣(R32)で当たったイランのシャヒン・ムーサビは、アジア・オセアニア予選の1回戦で対戦した因縁(?)の相手である。

また、森脇が参加できなかった2019年の世界選手権でベスト8まで進んではいるものの、ごくごく標準的なサウスポーのボクサーファイターで、スピード,パワー,テクニックのいずれにおいても、特別に秀でたアビリティを有している訳ではない。

トーナメントのクジ運だけで勝ち進めるほど、世界選手権が甘い舞台でないことぐらい、誰でも簡単に想像がつく。それでも2019年のエカテリンブルグに登場したムーサビは、組み合わせの妙に相当恵まれていた。


パワー&スピードで大きく遅れを取る心配がないだけに、雪辱の可能性は低くないと見られていたが、やや深めの前傾姿勢で接近を試みるムーサビの頭に悩まされつつも、懸命に動きながらジャブを突いて、森脇は立ち上がりを上手くまとめる。

ムーサビは相打ち気味にパンチを振るい、展開を変えるべく森脇の打ち終わりをしつこく狙う。押し込まれて逃げ場を失うと、どうしても力で対抗するしかなくなり、攻防のキメが一気に粗くなる森脇。

イラン代表に必死の追い上げを緩し、思っていた以上に採点は拮抗したものの、5名中2名の審判がフルマーク(30-27)を付けてくれたこともあって、3-2で無事に初戦を突破。


しかし2回戦では、ウクライナのオレクサンドル・ヒズニャクに完全な力負け。スタートから豊富な手数を伴う前進で距離を潰され、荒っぽいフックを強引に打ち返して、ルーズなディフェンスとオフ・バランスを繰り返す悪癖に陥る森脇。

ウクライナ陣営は格下の日本人選手の研究も怠らず、森脇が最も苦手にする密着戦術を貫徹した。

ヒズニャクも1つ1つのファクターはけっして飛び抜けた水準にはないが、なにしろ休み無く打ち続ける連打の回転が止まらない。一旦ペースを握ると、適度にクリンチワークを混ぜて小休止を入れながらペース配分にも抜かりがない。


優勝候補の一角に挙げられるだけあり、ヒズニャクのスタミナとフィジカルの強さには目を見張らされたが、「パワージャブ」と「正確なワンツー」があれば、あれほど簡単に接近されることもなかったろうし、竹原&村田には及ばないながらも、左ボディで連打をストップすることもできた筈。

ウェルター級から上の階級になると、選手層が極端に薄くなる日本国内では、頭1つ抜け出たスピードとサイズのアドバンテージが大きくモノを言ってくれる。けれども、世界の一流どころが集まる国際大会では、森脇のスピードはトップレベルとは言い難く、猛者たちをかわして勝ち抜く為には、体力とパンチ力が決定的に足りない。

3年後のパリを目指すのであれば、容易に推し負けないフィジカルの強化と、さらなるスピードアップが必要不可欠になる。


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□試合映像/NHK 東京五輪公式サイト
<1>試合映像:ボクシング 男子1回戦&女子2回戦
※森脇:男子ミドル級1試合目(映像では7試合目)/冒頭男子フライ級3試合目に田中亮明が出場
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/81c347c9-0616-4210-ad84-0685c028cc49/

<2>【森脇唯人は1試合目に登場】ボクシング 男子&女子2回戦
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/14ec6b1b-4a61-42a2-96e7-26e06d8e260a/


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■東京大会での実施階級

◎男子:8階級/186名
フライ級(52キロ上限)
フェザー級(57キロ上限)
ライト級(63キロ上限)
ウェルター級(69キロ上限)
ミドル級(75キロ上限)
L・ヘビー級(81キロ上限)
ヘビー級(91キロ上限)
S・ヘビー級(91キロ~)

◎女子:5階級/100名
フライ級(51キロ上限)
フェザー級(57キロ上限)
ライト級(60キロ上限)
ウェルター級(69キロ上限)
ミドル級(75キロ上限)

※合計参加人数:286名

IOC(国際オリンピック委員会)は、クーベルタン男爵による開闢以来、「夏季五輪は16日間」という大原則にこだわり続け、金科玉条のごとく固持し続けている。競技種目の増加に加えて、女子とプロの参加(男女による完全オープン化)を打ち出した後も、協議日程の拡大を認めようとしない。

日程を拡大しない以上(実際には開催式の2日前から始めている為19日間)、各競技の参加人数枠も増やすことができない。

従ってロンドン,リオの2大会では、女子は3階級(フライ/ライト/ミドル)に制限されている。36名(12名×3階級)の参加枠を確保する為、男子のフェザー級が消滅することになった。

BTFは女子の階級を5つに増やし、僅か36名に抑えられていた人数枠を100名へと3倍増。さらなる煽りを食らった(?)男子の階級は、L・フライ,バンタム,L・ウェルターの3階級を除外。

こうした経緯で、ロンドン大会に向けて廃止されたフェザー級が復活した。


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■AIBA日本人世界ランカー(最新:2020年度)

◎男子:4名

□L・フライ級(49キロ上限)
26位 長谷部大地(はせべ・だいち/21歳/駒澤大学4年)

□フライ級(52キロ上限)
20位 柏﨑刀翔(かしわさき・とうしょう/30歳/大聖寺実業高→日大→自隊校→福井県スポーツ協会)

□L・ウェルター級(64キロ上限)
39位 成松大介(自隊校)

□ウェルター級(69キロ上限)
6位 岡澤セオン(INSPA)


◎女子:3名

□L・フライ級(48キロ上限)
8位 和田まどか(わだ・まどか/26歳/田奈高→芦屋大→福井県スポーツ協会)

□フライ級(51キロ上限)
10位 並木月海(自隊校)

□フェザー級(57キロ上限)
13位 入江聖奈(日体大)

 

◎AIBA世界ランキング
https://www.aiba.org/rankings-2/

<1>男子ランキング
https://d21c25674tgiqk.cloudfront.net/2020/07/AIBA-World-Ranking-MEN-FinalCorr1-202009.pdf

<2>女子ランキング
https://d21c25674tgiqk.cloudfront.net/2020/07/AIBA-World-Ranking-WOMEN-final-202009.pdf

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