Trips with my RV.

RVでの小旅行。

体外離脱? (3)

2012-02-25 01:29:02 | 独り言
ここでは脳波計も要らないし、α波を促進するバイオフィードバック装置等は使わない。勿論(申し訳ないが)ヘミシンクも使わない。だが・・・、合わせ鏡として使える大きめの鏡が2枚必要だ。(奥様・お母様の鏡台と、和装着付けの際に使う移動できる鏡を合わせ鏡にする事をお薦めします。こんなバカな記事に付き合って、不要な鏡を買い込む必要は無いので、その場合は窮屈だけど三面鏡でお試し下さい。三面鏡も無いなら・・・、誰かに手伝って頂いて試す別の方法を最後に御紹介するので、ワザワザ鏡を買わないで下さい。責任は取れません)

鏡を2枚しか使わないお手軽な方法と云っても、被暗示性を高める(催眠状態)に自らを持ち込めないと体外離脱「体験」は出来ないカモ知れない。私が、小学4年夏休みまで出来ていた体外離脱は、子供ならではの被暗示性の高さ(正常な発達に於いても、この年齢はα波の全頭出現が報告されている)と、天性の妄想癖が見せた幻想だったカモ知れない。一旦能力を失った私でも、能力消失8年後に禅定を教わって体外離脱「体験」をする事が出来たので、禅定も良いカモ知れない。

但し、私の中では体外離脱と体外離脱「体験」は大きく違っている。子供時代の体外離脱のリアルさは、今日的な実写3D映像で見る近宇宙の光景よりも遙かにリアルだったが、体外離脱「体験」で見る近宇宙は・・・真実ではないと理性が告げてしまう。ISSを見に行こうと思っても事前に衛星軌道図を見なければ辿り着けないし、衛星軌道を一周して探す事も出来ない(私は、数分間しか体験できない)ので、訓練の結果で得たリアルっぽいビジョンを妄想しているに過ぎないと思います。知人宅を訪ねても・・・事前に見たGoogleマップのストリートビューを元に再構築しただけのビジョンに過ぎない様です。(現に、体外離脱「体験」で勝手に訪ねていた知人宅を、久し振りに実際に訪問したら改築されていて昨夜見たビジョンがバーチャルリアリティだった事を知った)

つまり、私が発案したお手軽体外離脱「体験」は、脳内でバーチャルリアリティごっこを愉しむだけの「体験」であり、実際に精神体だが幽体だかが肉体から分離して実際に飛翔していく訳では無い様ですが、細かい事を気にしない限りバーチャルリアリティだと興ざめする事は無い筈です。それよりも重力の軛から脱して自分の思いのままに飛翔する喜びは充分に味わえる筈です。

先ず、御自身がリアルなビジュアルの妄想を見られるタイプの人か、リアルなビジュアルの妄想を見られない人かを、試して下さい。

自分の周囲を見回して(しっかり記憶して)目を瞑り、自分の頭上1m上から自分と周囲を俯瞰する映像を思い浮かべて欲しい。これが上手くいけば、そのまま妄想で自分の周囲をグルッと回ってみれば良いのだけど・・・多分、大多数の方が上手くいかなかった筈だ。ここで文明の利器登場で、携帯電話で動画を記録し誰かに手伝って貰って、自分の頭上1mからの光景を動画で撮影して貰って、それを良く覚える。何度も何度も見返して、良く覚える。良く覚えたら、動画に頼らず妄想で再現してみる。1週間も訓練すれば、リアルなビジュアルの妄想を見られるタイプの人なら、おや簡単!体外離脱「体験」が出来る様になっている筈だ。こうして妄想の中の自分自身を外部から見ていると、何だか自分自身とは違う自分の分身を見ている感覚が強まってくる筈だ。では、天井を擦り抜けて大空を飛翔して愉しんで戴きたい。回数を重ねる毎にリアルさが増していき、いつでも目を瞑って体を楽にして体外離脱「体験」を願えば、自由に空を飛翔できる様になっている筈だ。

携帯電話の動画を見ても妄想で再現出来ないタイプの人は、残念ながら妄想力を鍛える必要があるようだ。先ずは、毎日、自律神経訓練法を行って頂きたい。

自律神経訓練法とは、ストレス緩和に効果がある一種の自己催眠法である。

(トイレを済ませ、空腹満腹でない状態で、メガネや装身具を外した楽な服装で)リラックスして、静かな薄暗い寝心地の良い場所(灯りを消したベッド等)に、(慣れない内は)他の人が部屋に居ない状態で横になり、ゆっくりと腹式呼吸をします。お腹が僅かに膨れる位に息をゆっくりと吸って、ゆっくりと吐きます。ゆっくり吸って、ゆっくり吐きます。吸って吐くのを1回として、20回から減算していきます。(20回、吸って吐きます)

背景公式 「気持ちがとても落ち着いている。」
心の中で唱えます。周囲に誰も居ないのなら、声に出しても構いません。慣れてくれば、声に出さなくても心の中で唱えれば効果が出て来ます。「気持ちがとても落ち着いている。」と20回から減算して唱えます。(20回唱えます)

第1公式 「気持ちがとても落ち着いている。左手が重くなってきた。」
同じように20回減算し唱えます。慣れれば本当に重くなった様に感じてきますが、もし重く感じなければ無理にやる必要は在りません。次に
     「気持ちがとても落ち着いている。左手が軽くなってきた。」
同じように20回減算し唱えます。重くしたのだから戻して(軽くして)おきましょう。

     「気持ちがとても落ち着いている。右手が重くなってきた。」
     「気持ちがとても落ち着いている。右手が軽くなってきた。」

     「左足が重くなってきた。」「左足が軽くなってきた。」
     「右足が重くなってきた。」「右足が軽くなってきた。」
と続けます。最初の内は、ここまででOKです。手足をグ~・パ~と握ったり広げたりして自律訓練法を終わります。

その後、達成度が進んだら(重く感じる。軽く感じるが感覚に反映してきたら)20回の減算ではなく、数回行って効果が判ったら次に進みましょう。

第2公式 「左手が温かい」「右手が温かい」「左足が温かい」「右足が温かい」へ進みます。
背景公式から第1公式を行ってから第2公式へ進み、腹式呼吸をして終了です。
(尚、温かくした場合は、特に戻してやる必要は在りません。)

その後、第3公式「心臓が静かに打っている。」 第4公式「呼吸がゆったり穏やかだ」第5公式「お腹が暖かい。」第6公式「額が涼しい」まで進みます。毎日、行いましょう。慣れてくれば、ここまでで20分でできますし、周囲に人が居ても、ドコでも出来るようになります。成功すれば・・・非接触体温計等で実際に自分の手足の体温が上がった事が確認できるバイオフィードバックが出来てしまいますが、実際に体温が上がっている事を確認する必要は在りません。

これが出来るようになると、自己催眠として自分の言葉に対しての被暗示性が高まっています。自分自身の人生に対してポジティブな言葉なら、公式にない言葉を唱えても良いでしょう。(只、間違っても体外離脱が出来るようになりますように・・・等と唱えないで下さい。)

自律神経訓練法が、充分に出来る様になってから合わせ鏡を使います。1m程離して合わせ鏡をセットし、角度を調整して目の前の鏡の中に、合わせ鏡に反射した自分の後ろ姿が見える様にします。準備が出来たら、鏡の中に写った自分の背中を見ながら、指先で自分の頬を(ソフトに)触り続けます。自分の頬が触られるのを感じながら、頬を触られている人の後ろ姿を見る事で・・・自分の現在位置が曖昧になり鏡の中の後ろ姿に自己意識が投影される場合もある。自分の肉体の中に、自分の精神体がスッポリ入っていると云う常識は錯覚だったと気が付きます。この体験も広義での体外離脱体験となる筈です。(世の東西を問わず古くから、合わせ鏡を深夜に覗いてはいけないと云うタブーがあり、西洋では合わせ鏡によって生じる無限回廊を通って悪魔が出てくるとか、東洋では合わせ鏡に写る顔の中に死に神(?)が写るとか・・・云われている。ので・・・、合わせ鏡を覗くのは深夜は避けた方が良いのカモ?案外・・・、この事が古くから知られていて、アイデンティティを揺さぶる違和感を感じさせない為にタブーとしたのカモ?)

このステージまで来たら、再び、最初に試してみて上手くいかなかった「自分の周囲を見回して(しっかり記憶して)目を瞑り、自分の頭上1m上から自分と周囲を俯瞰する映像を思い浮かべて」見て欲しい。不完全なビジョンでも、自分の俯瞰像が見えればしめたものです。携帯電話の動画に頼りながら、ビジョンを強化して鮮明に見える様に訓練をしていきましょう。空を自由に飛翔する日は近いですよ。

で、もし、ここまで頑張っても自分の俯瞰像のビジョンが見えなかった方は(妄想力を鍛える訓練はドレだったのか?等とお約束にない疑問は持たないで)、貴方は妄想の映像化が下手な人です。もしも貴方が鮮明な夢を見たことがある人なら、残念ですが起床時の体外離脱「体験」は諦めて、明晰夢を見る訓練も自律神経訓練法と併せて(同時進行で)行いましょう。

明晰夢を見る方法・・・多くの個人サイトでも方法が書かれているミタイだけど、私は「夢日記」をお薦めします。枕元に「夢日記」を置いておき目覚めたら直ぐに覚えている夢を記録します。起きて直ぐ字を書くのがイヤな人は携帯電話の動画機能で夢の内容を語る自分を撮影してもOKです。自分を外部から客観的に見る癖が付いた方が、体外離脱「体験」も上手くいくので「夢日記」よりも動画撮影の方が良いカモ?

面倒くさいカモ知れませんが、これも毎日行いましょう。起きた時に夢を覚えていない時は無理に夢をデッチ挙げる必要はないのですが、少し思い出せば思い出せる時はセッセと記録していきます。これを続けていると・・・人に依って効果の現れる期間は様々ですが、夢の中で「あ!これは夢だ!」と気付ける時が来ます。明晰夢に気が付いたのに、いや気が付いたから目が覚めてしまう場合が多いのですが、コツとして、夢の中の物を触り感触を確かめジッとしている事で夢から覚める事を防ぐ効果があります。明晰夢がハッピーな夢でない場合も・・・兎に角、夢の中で見える物にしがみつく事です。夢から覚めなければ、例え悪夢でも自分の思い通りの顛末に強引にチェンジする事が可能となります。これには慣れは要りません。明晰夢だと気が付いたら、サッサと飛翔してみましょう。怖い化け物も、仕事のノルマも、足がすくむ崖も、一っ飛びで遙かな眼下の点に替わります。実際に目が覚めたら、キチンと夢日記(携帯の動画撮影)に記録しておきましょう。これを続けると、夢を見た早い段階で明晰夢になる様になります。夢の中の時間は(考えようでは)無限の時間を過ごす事が出来るので・・・私の子供時代の絶頂期でも適わなかった地球の引力圏からの脱出も明晰夢の中では可能です。後はリアルな映像を見るとか、物理法則を学ぶとか・・・夢のリアルさを増す勉強を行ってから眠るようにすれば、かなりリアルな体外離脱「体験」を愉しむ事が出来るようになっていきます。エロチックな明晰夢を見て愉しむ為には実際に異性の体を触った感覚を体が覚え込む事が不可欠ですし、月の裏面を飛翔する時に月面にピントが合う様にする為には月の裏面の画像を見ておかなければ上手くいきません。記憶にない風景や想像できない風景は明晰夢でも再現不可能なので、金星の雲の中を飛翔して地上に降り立っても周囲は台風並の強風の砂嵐で何も見えませんでした。予め、御自身が体外離脱「体験」で訪れる場所や施設の情報を詳しく見ておく方がリアルさが増しますし、一般常識レベルの物理法則も知っておくべきです。(但し、他人の批判は受けないので、科学考証が出来ていなくても御自身が違和感を覚えなければ問題在りません)

最後に・・・体外離脱「体験」での注意です。
子供時代の体外離脱ごっこの時でも、大学生の頃の禅定でも、大人になってからのお手軽体外離脱「体験」でも、明晰夢でも、何かの原因で・・・体がある場所に戻れない・自分の体に戻れない・・・と云う経験をする事が在りました。普段なら、特に意識しなくても自分の肉体の中にスッと戻れる筈なのに、何故か今回に限って戻れない、と云う典型的な悪夢パターンです。このまま体に戻れないと肉体は意識不明のまま植物人間になってしまう・・・とか不安に駆られパニックに陥ります。そんな時は、心を落ち着けて視覚を遮断して自律神経訓練法でやっている覚醒動作(手足を伸ばしてグ~・パ~と握ったり広げたりする)を静かに続けます。ゆるやかな移動感覚で静かに体に帰る事が出来ます。用心の為に、瞬時に体に帰る方法を予め取り決めておきべきカモ?片手で簡単に出来る印を作ってリセット・スイッチ(緊急避難スイッチ)にしておく事をお薦めします。(私は帝釈天印を避難スイッチに、韋駄天印を加速スイッチに使っている)妄想=幻想なので寒くも暑くも無い筈ですが、空間に依っては寒く感じる場所や重く感じる場所がある様です。そんな場所には長居をしない方が良いでしょう。妄想=幻想なので真空の宇宙でも平気ですが、大気圏外は酔いやすく気分が悪くなる事が在りますので無理はしない方が・・・。又、子供時代の体外離脱は何時間でも平気で飛び回れましたが、能力喪失後の体外離脱「体験」では(実時間で)2~30分が限度の様です。(但し、2~30分でも工夫をすれば数時間分の体験をする事は可能です)何れにしろ無理をすると・・・脳に不調に起こすカモ知れません。体外離脱「体験」は側頭頭頂接合部に電気刺激を与える事でも誘発すると判っていますが、ブロードマン脳地図39野である角回こそが体外離脱「体験」の座だと思われます。角回は触覚、聴覚、視覚処理等々のクロスモダリティ的抽象化として空間理解や自分自身の位置認識を行い、言語等の概念的隠喩を担います。触覚や聴覚や視覚の情報を総合し言語化し空間認識としての意味理解を加える座です。(なので・・・体外離脱「体験」の限界も、角回の総合機能の延長線上にあります)何れにしろ、遊びに無理は禁物なので、疲れたり、気分が悪くなったり、頭が痛くなったら早急に止める様に、体調の悪い時は体外離脱「体験」ごっこは止める様にお薦めしておきます。


文末には合わせ鏡に頼らない(体の外に自分自身が存在するカモ知れない可能性を認識させる)トリガーを書いておきます。残念ながら、判りやすい図や写真を見つけられませんでした。御自身で検索して探して頂けると幸いです。
ヴィラヤヌル・S・ラマチャンドラン博士の著書「脳の中の幽霊」に紹介されている「オモシロ実験」だが、論文にも書かれている。
ラバーハンド錯覚と統合失調症型パーソナリティの関連性
The relationship between the rubber hand illusion and schizotypal personality


ゴム手袋が在れば試せる実験(要 助手)
1. ゴム製の「手」(ゴム手袋)をテーブルの上におく。
2. その向こうにダンボールの壁をおく。
3. その向こうにあなたの右手を置く(あなたから見えないようにする)。
4. ゴム手袋の腕の部分と、本物の腕の両方をバスタオル等で隠す。
5. 助手は、あなたの右手とゴム製の「手」を同時に同じリズムで叩く。
6. 何故か目の前にあるゴム手袋の方が、自分の右手の様に思えてくる。
(視覚情報に身体感覚がオーバーライド)

ゴム手袋不要 (要 助手)
1. 左手をテーブルの下に隠す(あなたから見えない)
2. 助手は、片手でテーブルを、他方の手であなたの左手を、同時に同じリズムで叩く。
3. 何故かテーブルを自分の手だと感じ始めてしまう。(視覚情報に身体感覚がオーバーライド)


医療現場でも使われている様です。
府中病院 ミラーセラピーについて
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