左は藤山 右は小池

東京(ガス)初観戦は95年の鳥栖戦@江戸陸。両SBはタイトルの二人らしいが全く記憶に無い。

三年目でなく四年目。

2008-08-04 19:39:43 | 東京ユース
 三本立て、その3。

 アディダスカップ決勝、倉又東京は柏U-18に1-0で勝利。憂太(現・千葉)・尾亦(現・セレッソ)世代以来、七年ぶりにクラブユースを征する!

 あの頃はJビレッジでの開催だった筈。中野遼太郎(現・早稲田大)めあてで通い始めた三ツ沢開催でのアディダスカップ(=クラブユース)。足掛け三年目での快挙、これまた嬉し!

 キックオフ寸前に到着する。

 布陣は、井上/阿部・畑尾・藤原・廣木/三田啓・大貫/山浦・岩淵・山崎/山村の4・5・1。と云うか、前・山村&後ろ・岩淵の4・4・2な感じも…。


 注目は大貫!中野遼太郎目当てで再開したU-18観戦。初フクアリとなった05年サハラ杯準決・清水戦で故障あけ?の中野に替って出場していたのはゴツい一年生井澤(現・甲府)でした。

 よく考えれば、U-18観戦再開は三年目でなく、四年目になる。

 サハラ杯(Jユース杯)準優勝となる06年。フル稼働とならない?中野を支えていたのは井澤のような気がしました。

 その井澤が攻撃的になったサハラ杯制覇の07年、彼を支えたのは大きな背番号の2年生・大貫でした。なぜ大きな番号なのかと思えば、横河武蔵野ユースからの転校生だったからようで..。

 そして08年、アディダスカップ準決で緑から先制弾を奪ったのは、大貫とボランチを組む三田啓。

 05年の伊藤龍(現・駒沢大)や吉本・椋原、権田に廣永、そして大竹....。このように東京U-18には魅了的な選手はいましたが、自分の眼を惹きつけたのはボランチの彼らでした。

 しかし、三田っていつボランチに変わったんだろう?


 試合前のコールに、パブロ?が聞こえる。やはり右SHの8は、05年高円宮杯(U-15)決勝で浦和に敗れた本吉東京の山崎なんだ!!

 その彼は硬さのせいか、自慢の突破力が発揮されずに試合から消えてしまう。

 エルゴラ最新号を読めば、対面の柏・右SB(2番)は準決・ガンバ戦であの宇佐美君を抑えたというのだから、山崎の沈黙がするのは納得。柏優勢のゲームのなかでは、大貫・三田啓のWボランチも共に沈黙する..。

 柏の選手達は大きい。DF陣だけでなく、25番・FWも190cm級で、CKで彼がニアに立つと、ファーに蹴るしかない東京の攻撃の威力も半減。まぁ、しっかりファーに蹴る分、トップよりましである(泣)

 前半は両チームとも数回チャンスがあったものの、0-0で終了。

 そして、後半。例の柏の左SBが警告2枚で退場し、東京へ流れが傾く。

 ボランチにボールが行くようになり、左右SBの阿部・廣木にに展開するようになる。ちっこい1年生・廣木も強かったが、左SBの阿部のオーバーラップは凄かった!後半何回も彼のコールをしたのは二文字で言い易かったからでないのは確かだろう。

 ゲームを支配した東京は、トップの岩淵・山村へボールを回るようになる。特に、山村?の振り向きざまの反転シュートは何度もゴールを脅かした。

 CKもそろそろニアで..と思った瞬間、ショートコーナー。その折り返しを三田啓の右足が振り抜いたシュートは、相手選手に当たって角度が変わり、そのままゴールとなる。

 東京先制!!ダービーに続き、三田啓が決めた。

 その後も、東京のゲーム。岩淵・山村と変わった「得点王」重松・山口もボールチェイスやボールキープに躍動する。

 最後、41の選手が交替できずに終わったのはご愛敬か..。



 試合後、ゴール裏から歓喜の歌声が。いつも聞く歌だけど、とても晴れ晴れしい。

 セレモニーを終え、選手やスタッフがゴール裏へ。動画が、その時の様子。ゴール裏にいた大竹達に挨拶したり、倉又監督を胴上げしたり、MVP三田啓がシャーをしたり..。そのあとは彼らはセンターサークルへ。

 そこで円陣を組んだ彼らが歌い出したのは、VAMOS・東京だったと思う。前回の優勝時には歌われてなかっただろう(ユースの子たちまでには浸透してなかっただろう)歌だ。東京の歴史を感じることができ、なんだかジーンとした。 ← もし、事実と違っていたら御免なさい..。


 思えば、今回のメンバーは中野遼太郎めあてで見始めた頃にU-18やU-15で目にし、活躍して来た選手たちだ。その積み重ねの分、これほどの長文になるくらい嬉しいのだろう。その意味で、左SBで躍動した33・廣木や途中交替できなかった代わりに表彰式に登場した41・江口の1年生をみれたのは大きい....。


 前述のエルゴラで、三田啓は今季からボランチへ転向したと書かれていた。やはり、以前は前目の選手だったのだ。同じくポジション転向して成功した森村や彼自身が目標とする大竹のようにトップ昇格の芽も出つつあるだろう、確かに。勿論、今後の大貫にも期待である。

 三ッ沢を制覇したU-18の彼らが、梶山と共にトップチームで活躍する日が楽しみだ!!!

 アディダスカップ(クラブユース選手権)決勝・東京U-18 1-0 柏U-18(-/三田啓)@ニッパツ三ッ沢

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