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血液サラサラ薬、認知症を抑制

2014年02月27日 17時38分10秒 | 医薬

 

 

血液サラサラ薬、認知症を抑制 年内に臨床試験開始へ

 

2014年2月27日15時18分(webアサヒ)

 脳梗塞(こうそく)の予防に広く使われる血液の流れをよくする薬を飲めば、軽度の認知症の進行を抑えられるという研究成果を国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などがまとめ、27日付の米科学誌プロスワンで発表した。効果をさらに確かめるため、年内に臨床試験を始める予定という。

 

 同センター脳神経内科の猪原匡史医長らは、認知症患者が血管の病気を併発しがちなことから、血管を広げて血を固まりにくくする脳梗塞などの予防薬「シロスタゾール」に着目。この薬を飲んでいたアルツハイマー型認知症の患者にどんな効果があるかを調べた。

 

 その結果、シロスタゾールを6カ月以上飲んだ34人は、飲まなかった36人に比べ、認知機能の下がり方が平均で約8割遅くなっていたことがわかった。ただ、効果がみられたのは、仕事や日常生活が何とかこなせる程度の軽い認知症の人だけだった。症状がすでに進んだ人では効果ははっきりしないという。シロスタゾールを飲むと血のめぐりがよくなり、認知症の原因とされる脳内の老廃物を流し去る働きが上がるらしい。(小宮山亮磨)