陶芸教室 夢工房あすか

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タタラ作りで大皿など

2024-02-01 21:50:00 | 小皿、中皿、大皿
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 ■ タタラ作りで大皿など

今年の初窯作品も焼き上がってるのですが、昨年の作品を引き続きアップ。
手びねりの手法には「玉づくり」「紐づくり」「タタラ作り」がありますが、
定型的な作品を比較的に容易に数多く作れるのが「タタラ作り」です。
陶土を平らな板状にしてから成型するのが「タタラ作り」です。
板状のままで平皿になります。縁を立ち上げると平鉢ができます。
型枠にはめ込んだり、かぶせるといろんな形の食器ができます。
定型品を量産できます。初心者でも作りやすい手法ですが、
四角や矩形の平らなものは反ったり、亀裂が発生しやすいので、
それなりの気遣いが必要になります。

お二人で来ている羽田さん、衛藤さんは
手びねりのカリキュラムを修了してますが、
最近はタタラ作りでいろんな作品づくりを楽しんでます。

羽田さんは大皿と小皿のセットものを。
大皿は 9寸皿(26.5㎝径)。小皿は 5寸皿(15㎝径)


 




黒御影土に月桂樹をスポイトで白化粧土を絞り出してイッチン描きしてます。
白土には下絵具で月桂樹を描いています。品のあるお皿になってます。
白土の小皿は、以前に5枚制作済みです。大皿と小皿の素敵なセットです。

衛藤さんは、白土と赤土の二種類の陶土を混ぜ込んで小皿を制作。
「練り込み」と言う手法です。初めて行ったものですが、
色違いの模様がバランスよく出ています。抽象的な模様もいい。壁掛けも。

 

猫の顔のお皿には、色違いの土を埋め込んで象嵌にしています。
象嵌した部分に釉薬をつけてなかったので、ざらざらした地肌が出ています。
使いづらいので、その後、その部分に釉薬をつけて再焼成してあげました。
その写真は撮り忘れましたが、綺麗に仕上がっていました。
釉薬は透明釉で同じです。赤土は茶色になり。白土では白色になるのです。
再焼成したものは、上段のお皿の掛け残した所が下の白色に。下段のお皿では上の茶色になってます。

 

男生徒の都甲さんもネコの肉球の小皿などを作つてます。
お皿の向きが逆でしたかね。ピンク色の肉球もありますね。
ネコの爪の箸置きなども作ってます。ネコがお好きなのでしょう。

 




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因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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