陶芸教室 夢工房あすか

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15秒プラス 60年/人間国宝・濱田庄司のように

2021-08-16 10:50:00 | 花器、壷、電気傘など
 
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電気窯の断線が直ったので、昨日、2度目の本焼きを行いました。
3日後の水曜日(18日)に窯出しをします。お楽しみに。
先週窯出しした生徒さんの作品を今日からアップします。
最初は、オーバーなタイトルですが江島さんの壷です。
今回の作品は高さが 22㎝の壷です。バランスよく出来ています。

 

大壷を作る時には、
プロの人たちでも筒つなぎ法で二つの筒をつなぎ合わせたり、
紐づくりを入れてからろくろ挽きをしてるケースが多いですが、
ろくろの技術を高めるには一気に挽き上げることに挑戦することが大事です。
壷づくりはろくろ挽きの腕を上げます。若いのでどんどん挑戦してほしい。

ただ、花器は大きくすればいいと言うものでもありません。
花生けは 28㎝の高さが上限とされています。それは茶席の床の間に合う大きさなのです。
一つの約束事になっていますが、現代のマンションの生活においては、
22~25㎝くらいがバランスがよい高さかもしれません。

江島さんは流し掛けが上手です。気持ちが発散できるのでしょう。以前の作品をアップ。



これまではお玉で流し掛けをしてましたが、
今回の壷はすいのう付きの銅製柄杓で流し掛けをしていました。
思ってた以上に釉薬が掛かったようですが大胆な力強さが出ています。いいですね!


流し描けと言えば、陶芸の最初の人間国宝、濱田庄司さんです。
私は、以前に栃木県の益子にある濱田庄司邸 (記念館) を訪ねた時には、
素晴らしい流し描けの大皿の前でしばし佇んだことがあります。感動しました!
教室の梁にもそのダイナミックな 「白釉流描大皿」 の絵葉書を飾っています。





濱田庄司さんは有名な言葉を残しています。
日本経済新聞の 「私の履歴書」 にご本人が書いていました。

「見ていた客が 『今の早さは 15秒だった』 と、これほどの大鉢 (2尺径) に 15秒の絵付けでは不服のようだった。
 今の絵付けは 15秒かもしれないが、15秒プラス 60年 と思って下さい ・・・ 」

と。当時 79歳の人間国宝がつぶやいた一言なのです。柄杓で描けてます。
ぐっと胸をつく、重みのある言葉ですね。精進の大切さを学びたい。


追記:濱田庄司さんは民芸運動の創始者のお一人でもあります。
バーナードリーチの大親友でもあります。イギリスのバーナードリーチの工房でも作陶しています。
濱田庄司さんが三越の本店で展覧会を開くと、初日は大した騒ぎとなり階段やエレベーターにお客さんが殺到したそうです。
また、昭和48年のバーナードリーチ展では 120点のバーナードリーチの作品が 35秒で売り切れたそうです。
陶芸ブームの始まりですね。高度経済成長期です。


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