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★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

インフルエンザA型感染&熱せん妄(ねつせんもう)

2017年02月13日 | ★育児
コウが10月にインフルエンザB型に感染しましたが、今度は、ケンがインフルエンザA型に感染してしまいました。土曜日の夕方に発症して、今日で2日目です。昨日は、最高40.1℃まで上がりました。

今日、小児科で検査してわかりました。抗インフルエンザ薬はどうするか、お医者さんに聞かれたのですが、時間がたっているし、熱も下がってきているので、いらないと言いました。

お医者さんからは、薬を飲んでいなくても、インフルエンザによる異常行動が出やすい年齢だから目を離さないように注意がありました。

うちに帰ってきて、眠りから覚めるたびに、ケンはおかしな行動をしました。

何かに怯えたような顔をして、
「お母さん、お母さん!」
と呼んだり、
「小学校にタイムスリップしちゃった。」
と言ってみたり。

心配になったので、午後から仕事に行こうと思っていたのを1日休みように伝えました。

高熱を出すと出やすいこの異常行動は、「熱せん妄(ねつせんもう)」と呼ばれる症状のようです。
ただインフルエンザ脳炎も似たような症状があらわれるみたいなので、よく見極めて、怪しければすぐに病院を受診した方がいいようです。

ただ、熱が37.2℃まで下がってきたので大丈夫かなぁと思います。

ケンがお世話になっている施設と先生

2017年01月30日 | ★育児
ケンは現在、NPO法人LDディスレクシアセンターでお世話になっています。
各週で予約を取り、市川まで通っています。

NPO法人LD・Dyslexiaセンター
http://square.umin.ac.jp/LDDX/

現在1年以上待たせている状態のため、
新規希望者の受付を中止しいるそうです。

大学の発達性ディスレクシアを研究している先生方が
支援スタッフとしてあたってくれているため、
スタッフが不足しているようです。
そんな風に大変お世話になっている
ケンのサポートに関わってくださっている
先生方のインタビューを見つけました。

日本メンタルサービス研究所:第26回目 宇野彰 先生(筑波大学大学院)

宇野先生はLDディスレクシアセンターの理事長も兼務されています。
インタビューの中でこのようにおっしゃっていました。

僕は将来的には学校を作りたいのですよ。
ディスレクシアの専門の学校作りたい。
アメリカやオーストラリアにはあります。
ディスレクシアの彼らに活躍してもらわないと、
社会としてももったいないですからね。


明確に肯定します(笑) ←ドラマ嫌われる勇気より
ぜひぜひ、ディスレクシアの専門の学校を作って欲しいと思います。

ケンがLDセンターのトレーニング方法で、
読み書きが少しずつ改善して、だいぶできるようになってきました。

学ぶ方法が合っていれば、
けして勉強ができないわけではないということが
ケンを見ていると本当によくわかります。

LD(Learning Disabilities/学習障害)の学生は、読む、聞く、話す、書く、計算する、推論するなど、 学習に必要な能力の中で著しく苦手な分野があります。 ただし、誰にでも得意・不得意はあります。そういう意味では、誰もが何らかの学習障害を持っていることになるため、これを "障害" と呼ぶのは不適切という考え方から、 アメリカの教育界ではLD(Learning Disabilities/学習障害)「学習方法の違い」(Learning Differences)と呼び、個性として扱っています。
学習に問題を抱える学生の大学進学についてより)

そうです。「学習方法の違い」(Learning Differences)であり、
障害ではなく個性としてのLDだと私も思います。

そういった早めの支援のおかげで、勉強にそんなに苦手意識がなく
学校に行くのも楽しいようです。
漢字がみんなよりできなくても、そんなに落ちこまないようです。
「今は、漢字のトレーニング中だから」
という意識があるので
できなくても気にならないのかもしれません。

三盃 亜美氏(大阪教育大学 教育学部 特別支援教育講座 講師)

三盃さんにも一度、担当していただきました。
LDディスレクシアセンターのようなサポート機関が
日本全国どこにでもあるような社会になってくれるといいなと
願わずにはいられません。

息子たちが簡単にへこたれないワケ

2016年12月15日 | ★育児
私はかなり怒ります。怒鳴ります。
乱暴な扱いをしてしまうこともあります…。
(いけないとわかりつつも…)
他の家のお母さんたちよりもかなり厳しいと思います。


それなのに息子たちはめげずに私についてきます。
まったくへこたれません。
くじけません。


ある意味スゴイです。
私がこんなに怒られていたら、へこたれる気がします(^^;


ネットでこんな記事の一文を見つけました。


「大切な存在だからこそ、わざわざ怒っているんだぞ」

「親も怒るのは大変。でも、わが子のために一生懸命になっているんだ」


(「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。/https://happylifestyle.com/8032)より


ああ、そういえば、
怒りながらも似たようなことを私も言っていました。


「どうでもよかったら、怒らないよ!大切だから怒っているんだ。」

「ケンのためだと思って、
 本当は先生と話をするのが面倒でやりたくなくても、
 お母さんは少しでもケンのためになることがあるならと
 ありとあらゆる手を尽くして頑張っているんだよ。」

と。

厳しい言葉の中に、

「あなたが大切だからだよ」
「あなたは特別だからだよ」

という想いが伝わっているから、
二人とも怒られてもへこたれないのかな?

ケンが年長さんで初めて通学班で通い始めた頃
3学年上の上級生に「早く行けよ!」と毎日どやされて
嫌な思いをしたときも、ケンに

「ケンカしてもいい、『イヤだ!やめろ!』って自分で言いなさい。
 もし、何かあったら全力でケンを守るから。」

と伝えました。

コウが入学してすぐに同級生に嫌がらせを受けていたとき

「その子とケンカしてもいいよ。
 もしそうなってもお母さんが絶対守るからね。
 コウは強い。きっとできるよ。」

とコウに伝えました。

パピーいしがみさんのテキストに書いてあったことを
受け売りで実行しただけですが、
これは

「自分は大切にされている」
「何かあったら、お母さんがきっと味方になって守ってくれる」

という暗黙の存在肯定なのかな~って思いました。

私も、小学6年生の同級生にいじめられて、
登校拒否をした時、母親に

「絶対に守るから、ケンカしてもいいから、
 イヤだ、やめて!って言ってきなさい。」

って言ってもらえたら、心強かっただろうなって思う。
きっとやり返せたと思う。
あんな惨めな、醜い思いをすることはなかっただろうな。

「認める、褒める、包む」

私はそれがあんまりうまくできていないけど、
でも、ケンとコウはそれなりに優しくて、強い子に育っている気がする。

イチイチ周りの顔色を見て、人に流されることはなく
自分らしく生きているように感じる。
そして、子どもらしくて、
とてもイキイキ、ノビノビと成長している気がするなぁ。
昭和初期にいたような無邪気な子どもだと感じる。

親バカかもしれないけどね。

そう。息子たちは強く、優しく、たくましく育って欲しい。

スーパー戦隊や仮面ライダー、ウルトラマンの
ヒーローのような精神力を身につけて欲しいな。

おかしなローマ字教育

2016年11月29日 | ★育児
ケンは小学校3年生。

最近、ローマ字の勉強をしている。
そこでおかしなことを見つけた。

アルファベットも知らない子に
いきなりローマ字を書かせるという教え方。

おいおい。

A、B、Cも読めない、書けない子どもたちに
いきなりローマ字で

 いぬ → inu

って書けってどういうこと?
しかも、テストで良い点を取らせるようにと
市の教育委員会から先生たちは言われているそうな。

それもどうかな。
何考えてるんだろう。
ローマ字で良い点取ったからって、だからなんなのかな?

ケンは、発達性読み書き障害。
ひらがな、カタカナ、漢字に苦戦している子が
ローマ字をまともに書けるわけもなし。
さらにそれで良い点を取れるわけもなし。

そもそも、教科書の作り方に疑問を持った。

アルファベットを書けない子に
ローマ字をいきなり書かせるのは
ひらがなを書けない子に
いきなり漢字を教えるようなものではないかな。

コウは小学1年生。

1年生の教科書の作りもヘン。
ひらがなは、時間をかけて教えるのに
カタカナの時間が妙に少ない。
しかも教える順番がおかしい。

ひらがな
 ↓
簡単な漢字
 ↓
カタカナ
 ↓
ちょっと難しい漢字


あのね…。

だれが考えて作ったんだ~~、この教科書はっ!!

ケンが読み書き障害で、
漢字の練習をさせていてとても苦労していて感じたこと。

漢字には、カタカナがたくさん入っている。

それなのに、カタカナを教える時間が少なすぎる。

コウはチャレンジ1年生の問題で
カタカナを書けなかった。

私が教科書を作るなら、こうするし、
私のころの教科書はそうだった気がする。


ひらがな
カタカナ
 ↓
漢 字


この方が覚えられると思う。
教科書の作りが絶対におかしい。

頭が良すぎる人が教科書を作っているせいで
愚かな教科書ができあがってしまっているのかもしれない。
できる人はできない人の気持ちや苦労はわからないから。

教科書一つとっても、
これじゃあ、不登校の子が増えるわけだよね。

できることよりも
できないことばかりが増えていくような教科書だもの。


りんごろうそく(アドべントガーデン)

2016年11月26日 | ★育児
ケンとコウが毎月1回通っているシュタイナー教育を学ぶ「めぶきの会」の
子どもの教室「ことりの日」でりんごろうそくをしました。

【“りんごろうそく”とは?】

シュタイナー学校では、一番日の光が短くなる冬至の時期に自分自身の内面に眼を向け、暗い中でも光や希望などを絶やさず、育くんでいく、という意味をこめてりんごろうそくの祝祭を行います。

りんごろうそくは「アドベントガーデン」ともいわれ、モミやヒバなどの常緑樹で作ったうずまきの道の中にりんごろうそくを手にして入っていき、中心にあるろうそくから手にしているりんごろうそくに火をいただき、うずまきの道の途中に置いて行きます。

小さい子も大きい子も、初めて体験する子も、みんな真剣なまなざしで、一歩一歩、歩いて行く姿はとても神聖で美しく、子どもたちの将来が光に導かれますように、と祈りにも似た想いで、大人たちは静かに見守ります。

「福岡シュタイナー学園(初・中等部【Facebook】
2016年11月30日 8:11」より抜粋:https://goo.gl/enwghj


コウは昨年も参加したので2回目です。
ケンは昨年、発熱して参加できなかったので初めてです。
ライアーの音色の中、小さな子から小学生高学年までの子が
りんごろうそくを灯して静かに歩く光景はとても厳かでステキです。




まず、集合場所の秋山亭前に集まりました。
全員が集まると子どもたちを連れて
天平の丘公園の平成の丘に遊びに行きました。
そこには、「国見山」という山があり、
子どもたちは持ってきた段ボールで芝滑りを楽しみました。



子どもたちが遊んでいる間、係の大人たちは
アドベントガーデン作りに励みます。

お昼になると、大きく広げたブルーシートで
持ってきたお弁当でランチタイム。



用意ができたと係の人から電話があり、
秋山亭に戻りました。
そこで、子どもたちに説明がありました。



しかし、今回はちょっと残念なことがありました。
落ち着きのない男の子がいて、
その子がどうしても黙っていられなかったことです。
せっかくの雰囲気をまるつぶししていました。
同調して3人の男の子が笑い合ってしまい
静けさがまったくありませんでした。

その子たちは最後の最後でやっと黙ったのですが
彼らはどうして黙っていられないのだろうと思いました。
お母さんは一応注意はしているのですがまったくもって聞かず。
この子たちは本当にりんごろうそくがやりたくて来ているのかな?
と私は疑問に感じてしまいました。

しかし、そのことも
「みんなが静かにする場だとわかるところで、
 わかることができない自分。
 周りのみんなにとってみれば、
 静かにするべきところでできない彼に対して、
 自分はどうできる?という問いを持つことができる。」
という学びがそれぞれできるとのことでした。

ケンは普段はうるさいのですが、決めるときは決める男です。
ちゃんとおとなしく座っていたし、
りんごろうそくを持って静かに歩くことができました。
コウも2回目なので、落ち着いてできました。

二人とも、素晴らしいな~と思いました。
コウは去年よりも背が高くなっていて
成長したな~と感じられ、感慨深かったです。




ケンをなだめるのにうまくいったこと

2016年11月17日 | ★育児
昨晩のことです。

最近、ケンはとても調子が良い。
体もいたって元気。コウがインフルエンザにかかっても、
ケンには移りませんでした。
なかなかやらなかった宿題も、結構やるようになってきました。

しかし、夕ご飯の後のこと。

コウが漢字カルタをやりたいと言っていたので
私は洗い物が終わってからコウに付き合ってあげました。

その間にケンが眠ってしまっいました。

ケンが眠ってしまうと
起こすときにパニックをおこし暴れてしまう。
私はカルタをやりながら、
ケンに寝ないように声をかけるけどまったく起きませんでした。
夫はあとで起こすからいいよ、と言いました。

そもそも、夫が夕ご飯が終わったら
早めにケンをお風呂に入れてくれれば良いのに
夫も一緒になって寝てしまう始末。

以前から、ケンが眠ってしまうと大変なのをわかっているのに
さっさとお風呂に入れないで寝させてしまったのだ。
きっと、起きるときにまた暴れるぞ、と私は思いました。

そして、カルタが終わり、私はコウと一緒にお風呂に入りました。
その間に、夫がケンを起こしていました。
案の定、ケンはパニックになって大暴れ。
夫もイライラして、怒鳴り散らしていました。

「着替えて寝ようっていっているのに意味わかんねぇ!」

だ・か・ら。

いい加減、学べよ、夫(-_-)

ケンを中途半端に居眠りさせるとこうなるんだよ~。
仕事で疲れているのはわかるけど、早くお風呂に入れて
さっさと寝せちゃえばゆっくりできるのに。

私はコウと一緒にお風呂から出てきて
コウはもう眠くて仕方なかったので
カッカきている夫にコウの寝る前の読み聞かせをお願いし
私はケンを抱っこして、外へ一緒に出ましたた。

ケンはいつも一人で玄関に出されるから
外へ出るときかなり抵抗したけど、
とにかく頭を冷やさないと話を聞けないから
私は身長140cm、体重33kgもあるケンを抱っこして外へ出ました。

しばらくケンは、ワーワー叫んでいたが
外のひんやりした空気でだんだん落ち着いてきました。

そろそろ落ち着いて
話が聞けるようになったかなというころあいをみて

「あのまま寝ていると風邪引いちゃうから
 ハミガキして、着替えて寝た方がいいと思って言っているんだよ。
 ケンの体を心配して言っているだよ。
 それとも、ハミガキも着替えもしないで、リビングで寝てる?」

初めは騒いでいたケンもだんだん冷静になってきて
ウチに入りたいという仕草をしました。

「どうする?ハミガキする?」

と聞くと

「お風呂に入りたい。」

というので

「わかった。お父さん、呼んでくる?」

というと

「一人で入る。」

と言って、一人で入りました。

夫が、コウを寝かしつけて、お風呂場に行くと
ケンに怒られていました。

「一人で入るんだよ!!」

ケンはそのまま一人でお風呂に入りました。

夫はだまって、リビングで横になりテレビを観ていました。
私は夫に色々言いたいことが山ほどありましたが
黙っていました。
たぶん以前からさんざん言っているから言わなくても
痛いほどわかっているだろうと思って。

寝る前に、夫が手帳に書いていた
ケンに言われて嬉しかった言葉を見せてきました。

「生まれてくれて、ありがとう」と言ったら
「育ててくれて、ありがとう」と言ってくれた。

と書かれていました。
「この言葉にホッコリしたよ。」と。

ケンは私達、親よりも心の広い人だなぁとなんだか感じました。
ケンは優しいんだなと改めて感じました。

夫よ、お父さんになってもう9年目。
いい加減、そろそろお父さんとしての自覚を持ってくれよ。

コウ:インフルエンザB型

2016年11月08日 | ★育児
コウがインフルエンザB型に感染してしまいました。

10月28日金曜日に具合が悪くなり、
ギター教室にいく頃、だるいと言っていました。

教室では暑いと言って下着姿になり、
ギターのレッスンは頑張りました。
家に帰るとお腹が痛くなって
下痢をしました。

熱も38.5℃まで上がってきたので、土曜日に小児科に行くと
お腹の風邪だろうとのこと。
その日はまだ症状は軽そうでした。

日曜日には39.5℃に熱が上がりました。
その晩から今週の木曜日まで毎晩、痛みで泣き叫びながら寝ていました。
頭がかなり痛かったみたいです。

何も食べなくなってしまったので
みるみるうちに痩せていきました。
あまりに痩せほそってしまったので
2日(水)にまた小児科に行って点滴をしてもらいました。

土曜日にやっとのこと熱が下がり始めました。
しかし、その日開催された歩く会の行事には参加できませんでした。

6日(日)はなんとか普通にご飯を食べられるようになったので、よかったです。

インフルエンザになったと言うコウと同級生のママに症状をきいたら、
コウほどひどくなかったみたいです。

インフルエンザとわかってから、
家族全員でマスクをしました。

無印良品でエッセンシャルオイルとアロマディヒューザーを買いました。

リビングにはそのアロマディヒューザーをおき
抗ウィルス作用があると言われている
ティツリーとラベンダーをブレンドしてアロマをとばしました。


そのおかげか、今のところ
誰も感染していないようです。
よかった~。

昨日で解熱後2日なので
今日からやっと登校できました。

発達障害の子どもをを育てるということ

2016年09月30日 | ★育児
ケンは発達障害。

発達障害の
 自閉症スペクトラム障害(ASD)
 と
 学習障害(LD)
があります。

学習障害(LD)の中の
発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)
があります。


自閉症スペクトラム障害(ASD)は
人間関係をうまくきずけない。
KY(空気が読めない)なことをしてしまう。
感情をうまくコントロールできない。

だから、ケンには同級生に特定の友達がいない。

発達性ディスレクシアは、
勉強で一番大切な読み書きに困難がある。

だから、国語の漢字ドリルの宿題に
ものすごく苦戦している。

宿題をやらなければいけないのも、
やらなければできないのもケンはわかっているけど
字を書くことが苦痛だから、
なかなかやりたくなくて、
宿題の時間をどうしても遅らせる。

そうなると、お風呂の時間、
寝る時間が遅くなってしまう。

寝る時間が遅くなるから、もうやらなくていいと言うと
それもイヤだといって、大暴れ。
じゃあやりなさいと言っても、なかなかやらない。

にっちもさっちもいかなくなって
イライラが最頂点に達し、ケンを殴り飛ばしたくなってくる。
私をこんなにも苦しめるケンが憎くなってくる。

「おまえは私を苦しめるために生まれてきたのか!?」

そういうひどい言葉を投げつけてしまう。
言葉の虐待。頭ではわかっている。

毎日、毎日同じことが繰り返される。
疲れているのに休むことさえできない。
優しく言っても、待っていても
自分で言ったことを守ろうとしない。
パニックを起こし、暴れ出す。

それをみていて、イライラしているうちに
私が自分で自分の感情をコントロールできなくなり
そうなるともう家にいられなくなり、私は外に飛び出す。

もう逃げ出したい!
放り出したい!
もうイヤだ!

発達障害児の子育ては、
きれいごとだけではできません。

スカイさんのブログに発達障害児の親である
私が感じている支援疲れのことがうまく書かれています。


毎日、色んなことで「この子にどう対応していけばいいか」ということについて、嫌でも向き合わないといけない、泣き叫ぶ子や癇癪する子が目の前にいれば、嫌でも向き合わないといけなくなります。自分が望もうと望むまいと、向き合わされる、という現実がどっとやってきます。

多くのお母さん、お父さんが発達障害の子どもを育てている時に感じる疲労感というのは、この否応なく、どんなに小さいと思われることでも親として向き合わないといけなくなる、向き合わされる瞬間が終わることなく、また連続して、収束することなく次々とやってくる・・・ということにあるんじゃないかと思います。

発達障害児の親に見られる「支援疲れ」。親が疲れ果てたら、どうしたらいいか。-スカイのブログ-より抜粋



だから、いつしか疲れて、余裕がなくなり、
子どもを好きになれなくなります。



仮に、「この子のこと嫌い!どうにでもなれ!」という気持ちが一時期あったとしても、それはママがこの子のことをとても大きく愛していることの表れです。愛しているからこそ、理解できないことにイライラして嫌になるのです。一生懸命その子どもと向き合って育てているからこそ、不安になり、我が子に怒りを感じたりするのです。

発達障害の特徴と発達障害の育児で気をつけること
|発達障害の育児に気を付けるには
|子どもを好きになれない?
より抜粋



まさにここに書かれているとおりです。
一生懸命育てているからこそ、
イライラして嫌になる…。


そんな余裕のない気持ちから、
健常児を育てていて発達障害の支援疲れのことなんか知りもしない
きれいごとばかり並べ立て、
自分の子を自慢している人のブログ記事を読むと
ものすごく腹が立つ。そして、うらやましく、妬ましく思ってしまう。

「あなたの子は、宿題の漢字ドリルをこなすなんて
 なんなくできるでしょうからね(`⌒´)フン!
 こんな苦労を味わうことなんてないでしょうよ。」

と、ひねくれた私の醜い心が顔を出す。

当たり前のことが当たり前にはできない。
学校の宿題のやり方がケンにはまったく合っていない。
みんなと同じやり方ではダメ。
漢字を何度も書かせてもほとんど覚えられない。
それじゃ、どうしたら覚えられるのか具体的な方法もわからずに
毎日、親も子も宿題がまるで苦行のように強いられる。

ツ ラ イ ~~~(T^T)

こんな宿題って、ハッキリ言って意味があるの?
一生懸命やっても、効果も、理解もできない宿題を
どうしてこんなに苦しんでまでやらなければいけないのだろう。

どうして家庭学習時間が
3年生は40分と時間を学校が勝手に決めるのか。
そもそも学習時間を決めることになんの意味があるのか。

文部科学省は何を考えているのか。
教育委員会がそうさせているのか。
一体、子どもたちにどういう大人になって欲しいんだろう??

先生がこういう宿題を出すのは、上の指示があるからだと思う。
だから、担任の先生にこんな文句を言ってもラチがあかない。

睡眠時間を削ってまで宿題なんかやる必要はないと私は思う。
しかも、ただ苦しいだけで
身にならないような勉強はやっても意味がない。
宿題がどうしてこんなに今は多いのだろう。

・音読
・プリント
・計算ドリルか、漢字ドリル
・自主学習
・読書

これをやってこいというのだ。
なんか多すぎないか?

私の時代、教科書に載っている問題10問くらいを
やってきなさいとかだったのに。
それに音読なんかしたことないし。

そもそも小学5年生で宿題のやる意味を見限った私は
高校生まで宿題をまったくやらなくなった。
やらないからと誰かの迷惑にはならない。
自分の成績がさげられるだけだし。

でも、今ではそんな学生時代がウソのように
アクティブラーナーになっている。
学生時代よりもたくさん勉強している。
役に立ちそうな講演会があれば、即座に聴きに行く。

これからの時代は、
ドキュメンターリー映画「みんなの学校」の
大阪市立大空小学校が目指している4つの力

・人を大切にする力
・自分の考えを持つ力
・自分を表現する力
・チャレンジする力

をつけるのが必要じゃないのかな?
この宿題のやり方では、そういうことが入っていると思えない。

「ゆとり教育」をやめた途端、
何この極端な詰め込み教育は!?
私の学生時代の偏差値教育よりひどいじゃないか。


ある人が言った。
発達障害の子は天使の子だそうな。
飯山さんにはケンはクリスタルチルドレンではないかと言われた。

クリスタルチルドレンは、地球の波動を上げるために、
愛や調和を伝えるという使命を持っているそうな。
クリスタルチルドレンの特徴と気をつけるべき5つのこと

今までの常識をぶちこわして
新しい価値観を教えに来ているんだって。
今までとは違う考え方がある、
こちらの方が幸せになれるよ、と。

そうかもしれない。宿題ひとつとっても、
ケンには昭和時代のやり方は通用しない。

宿題の不満を担任の先生に噛みついても仕方がないので
先生には、漢字ドリルはケンに合う方法でやっていくことや
宿題を少し減らしてもらえるようにお願いした。

担任のH先生と特別支援学級のS先生も
とても理解してくれるので本当に有り難い。


発達障害の子を育てるには、
ものすごく手間と時間と精神力と費用がいる。

毎日、すごく辛いし、苦しい。

健常児がなんなくこなしてしまうことが
発達障害児はできないから、本当にキツイ。
さらに見た目ではまったくわからないことがさらに辛い。

パピーいしがみさんが言っていたやり方の
「スモールステップ」でやっていくしかない。
そのスモールステップの方法も試行錯誤。
この方法が絶対いいって簡単にわかるわけでもない。

私は、将来、この経験を生かして
発達障害児とその親を支援できるようになりたいと思い始めた。
子育て支援もそうだけど、発達障害児の支援はさらに手薄だ。

発達障害児は、ちゃんと支援すれば発達できるし、
学習障害児も、合うやり方で教えれば学習できると思う。

算数が小学1年の時、まったくできなかったケンが
教え方が合っていれば、ちゃんと理解できて
テストで92点を取るまでになれるのだから。

さらにケンはLDディスレクシアセンターのトレーニングで
ひらがなを覚えたら、自分で本を読むようになった。
前は字をみるだけで、マンガでさえ読まなかったのに。
さすが、研究されたトレーニング方法!!

研究と開発をしてくれてありがとう。
宇野彰先生、春原則子先生、その他の関係者の皆様。

私のこの今の辛さは、将来のためなのかもしれなって思う。
幼い頃の迫害やいじめ、孤独を乗り越えて強くなったように。

私にこの試練が来たのは
同じ障害で苦しんでいる親子を支援するためのものかもしれない。
これを乗り越えたら、また私はすごいレベルアップするね。

ケン:LD・Dyslexiaセンター

2016年07月31日 | ★育児
ケンの読み書き障害を検査してもらうため、
LD・Dyslexiaセンターの予約がやっと取れました。

いつもケンがかかっている大学病院の小児科の先生の紹介で
病院の紹介状を持参して行きました。

市川駅前のアパートの3階の一室にありました。



ここはたくさんの希望者がいるため、なかなか予約が取れません。
こうして、入ることができて本当に有り難いことです。
もっとあちこちにこうした場所が増えるといいのにと思いました。

第1回目は、6月26日(日)に行きました。
初めての千葉県市川市です。

ここで検査をされている方は「発達性ディスレクシア」を研究している
大学の先生や、若い方は大学生のような印象を受けました。

まずはじめに、NPOの理事長でもある宇野彰先生が著者本で発売している
小学生の読み書きスクリーニング検査を元にした検査をしました。

その検査の中で、検査員の方の発音を聞いて、
それをひらがな、カタカナ、漢字に書くという検査では
ケンは、どうもカタカナがうまく書くことができませんでした。

また、ちょっと変わった図を覚えて、しばらくしてから、
覚えているところを書くという検査もしました。

ケンは、何種類かの検査を淡々とこなしていきました。

第1回目なので、まだハッキリはしませんが、
やはり言葉の音と頭の中の文字のつながりが弱いようですね、と
教えていただきました。



第2回目は、7月16日(土)でした。

お昼を挟んで、午前と午後で検査にのぞみました。
ちょっと難しい単語の漢字をみて
4つ書いてある絵を、その単語の意味だろうという絵を指さす検査をしました。
文章を読んで、その通りにやってみるという検査もありました。

書くよりも、読む方が得意なのかな~という印象を受けました。



本日は、第3回目の検査に行ってきました。

普段は大学生だと言う女性が検査をしてくれました。
45分間で、また、さまざまな検査をしました。

小学1年生~3年生くらいまでに習う計算をしたり、
「あ」「きゃ」などをカードで次々にだされたものを
ひらがなとカタカナで読んだり。
第2回でやった難しい単語の漢字を聞いて、自分でも発音し
それをまた4つ書いてある絵から選ぶということをしました。

最後に、ひらがなで単語がかかれたもの。
カタカナで単語がかかれたもの。
それぞれで、言葉が無造作に組み合わされて書かれたものを読み
最後に、普通の文章を読みました。

単語や文字だけならなんとか読めるものの、
長い文章になると、勝手読みや推測読みが増えました。


この後も、3回ほど予約が入っています。
次は中間報告をしてくださるそうです。

これらの検査で、何が苦手で、何が得意かがわかるそうです。
これだけ細かく検査してくれるなら、わかりそうだな~と感じました。

ケンには、ちょっと検査が大変なこともありますが
楽しんで取り組んでいます。
自分自身で、国語の読み書きが苦手だと言うことを
自覚しているようです。

ケンが少しでも楽に、読み書きができるように
どうしたら、読み書きが苦手でも勉強ができるようになるかの
指針がわかればいいなと思います。

最後には報告書を作成してもらえるそうなので
その報告書を担任の先生と特別支援学級の先生と私で共有して
ケンの学習のために役立てたいと思っています。

ぼくは おかあさんを えらびました

2016年06月16日 | ★育児
今日もつまらないことで、激怒、発狂。
そして、猛烈な自己嫌悪。
日々繰り返されて、なかなか成長しない自分…

たくさん勉強しているわりに成果を出せない自分。
すぐ感情的に怒ってしまう自分に腹が立つ。
その腹立たしさを子どもに当たり散らして、
またさらに自己嫌悪、そして、自分自身に失望し
死んでしまいたい気持ちに駆られる。

母が協力してくれるのはとてもありがたいが
少し出しゃばっているように感じてしまったり。

普段、一緒にいる時間が短いため
何かあると息子たち二人は
「おばあちゃん、おばあちゃん」
とすぐに母のところに行ってしまうので嫉妬心がでる

だいぶ前にあこがれる人に会ってみたが
実際に会ってみるとなんだか違和感を感じた。
そして、その場所の雰囲気にも。
どうして違和感を感じてしまうのかずっと考えている。

その人はブログでいいことを書いている割には
実際に会ってみると、話す言葉に気持ちが入ってなくて
口先だけでしか、ものを言っていないように感じてしまった。

私はいじめられ、周囲の人たちから受け入れてもらえなかった経験と
長年、言葉を話せない犬とふれあってきたからか
動物的感覚があり、本物か、偽物かを感覚で感じ取ることができる。
その違和感を感じる感覚は、ほぼ間違ったことがない。

大勢の人たちが良いと言っているからと
それが本当に正しいとは限らないことを私は知っている。
正しいのは、それが真理かどうかなのだ。

その人のブログは失敗談や辛い思いは書いておらず
どう立て直したのかも書いていない。
いいことやきれい事しか書いていないし、
子どもも発達障害もない、健常児。

私のように、どうしたらいいのか、
どうすればこの子に合っているのか
いつも決断を迫られるのとはまったく違う。

私はこんな風にいつも気持ちが
地獄のように苦しくて辛いからか
いいことしか書いていない、
どうにも説得力を感じないその文面から
偉そうにモノを書いているように感じて、
その活躍をつい妬ましく思ってしまう、
汚い私の心。

私も結局はとなりの妖怪ババアと同じだな

どうしてケンは、そんなお母さんを選んだのか
一緒にお風呂入ったときに聞いてみました。

「こんな怒って、暴れてばかりの
 ダメダメなお母さんなのにどうして選んだの?」

するとケンはしばらく黙り込んで
言葉を選んでいました。

「どう言えばいいか、今考えているから待って。
 説明するとすごく長くなっちゃうなぁ。」

と言って私の質問に答えていく形で語り出しました。
それをまとめて、絵本風にするとこんな感じです。

    

ぼくはお母さんから生まれる前、雲の上にいました。
ぼくの他に、ぼくを入れて4人の男の子がいました。
子どもたちの中には、ぼくの弟もいました。

頭に輪っかを乗せた白髪あたまの神様が
子どもたちを前に立って、黒板で絵の描き方を教えました。
神様は教え終わると、光る紙を1枚ずつぼくたちに配り、
ぼくたちは雲の上に寝そべりながら絵を描きました。

「その絵に描いた顔の人を探してきなさい。
 その人がきみたちのお母さんだよ。」

と神様に言われ、
ぼくはその描いた絵を手に、雲にのって、
ぼくのお母さんを探しに行きました。

お母さんを見つけると紙が光って消えました。
ぼくのお母さんはおうちの庭にいました。
ぼくはお母さんのおなかの中に入っていき、
お母さんの子どもになりました。

    

という不思議なお話をしてくれました。
前に、雲の上から見ていたというのは聞いたのですが
今回はかなり詳しく教えてくれました。

結局どんな目的で、私を選んだのかはよくわからなかったのですが
そうやってケンの魂は私のおなかに入ってきたそうです。