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★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

ケン:合わない宿題と合理的配慮の難しさ

2019年11月05日 | ★育児
ケンは、自分に合わない小学校の宿題をやらなければならないのが、最近またかなり苦痛になってきたようだ。

11月4日に専門機関のNPO法人LD・Dyslexiaセンターに行った。今回の担当は、理事長の宇野彰先生。
宿題をやるたびに暴れて困っていることを相談した。そんなに辛いなら、宿題を減らしてもらおう、やらなくていいよと私が言っても真面目にやっていこうとしてしまうんだと。
すると宇野先生は、私から言ってあげるとケンに言ってくれた。

「苦しくて、辛い宿題を無理して頑張る必要はないよ。センターの宿題は君に合わせているから辛くないだろう?お母さんに先生と交渉してもらって宿題を減らしてもらいなさい。何の宿題が辛いの?」

すると、答えを書き写せないプリントだと言いました。

自宅に帰ってから、長男に
「宿題をやっていかないことでペナルティはないの?」
と聞くと、給食のおかわりができなくなるそうだ。
そういうペナルティがあると、合理的配慮をしてもらって、宿題を減らしてもらったことがバレると、クラスの子からは「ずるい」と言うことになって、いじめられそうだと感じた。

かといって、クラスの子たちに「発達性ディスレクシア」を説明して、わかってもらうのはたぶん難しいし、本人も言いたくないらしい。

今度、本人も一緒に、先生に面談時間を作ってもらって、宿題のことを相談しようと思う。

小学6年生で、すでに宿題をこなすことが限界に来ているから、中学校では完全に免除してもらった方がいいと思った。
無理にやらせたら、親子心中するか、刺し違えることになると思う。それくらい毎日切実だ。こんな思いまでさせる宿題になんの意味があるのか。

中学校が無理にやらせると言うのであれば、積極的に不登校を選ぼうと思う。
そんな中学校には行かせない。

努力しても、できないことを無理矢理やらせるのは、正しい教育ではないと思う。

ケンは、読み書きに障害があっても、美味しいコーヒーをハンドドリップで淹れることができる。真面目で粘り強い。小さい子の面倒見がよくて、優しい。

テストで百点を取って、いい高校や大学に進学する学力よりも、そういうできることや良いところを伸ばす教育を私はしていきたいし、してあげたい。

やる気スイッチが入ったケン

2019年10月22日 | ★育児
ひさびさのブログ投稿です。

最近、Facebookの魔力に取りつかれてしまって、ブログをまったく更新しなくなってしまいました。
15年くらい続けているこのブログ。ここまで来たんだから、ゆるく続けていきたいなと思います。

先週の台風19号。ひどい被害ですね。あり得ないことが、毎年起こるようになりました。
地球に問われている気がします。人間たちがどうこの星で生きていくべきかを。

そんな台風が来る前に、ケンが風邪を引いてしまいました。まずはのどの痛みから始まり、咳が出て、10月12日(土)の夜、寝付いた頃に発熱し、朝には38℃まで上がりました。しかし、すぐに熱は下がりました。
近くの病院に休み明けに受診して、風邪薬を処方されて飲んで、一旦は良くなったのですが、また頭痛がすると、10月18日(金)はやっと出席した学校を午前中で早退しました。
内科ではなく、耳鼻咽喉科がいいかもしれないと考えて、10月19日(土)に受診して、抗生剤を処方され、飲んだら、やっと今日、快復しました。ああ、よかった。ケンはのど風邪を患うとなかなか治らなくて長引いてしまうので心配です。

すっかり治ったら、急に宿題やチャレンジタッチを120分くらいやりました。
さらにどうしたことか、夕飯を作る手伝いで、ニンジンを切り、いつもはウダウダしててはいらないお風呂にさっさと一人で入り、子ども部屋の掃除までやりました。

急にやる気スイッチが入ってしまいました。

たくさん休めたからエネルギーがたくわえられたのかな?

自閉症児の奇声が耐えられない

2019年09月02日 | ★育児
ケンが耳障りな奇声を発します。
やめてくれと何度行っても聞いてくれず。
頭が変になりそう。
気が狂いそうです。
すごくイライラする。
耐えられない。

さらに、コウが眠いと言って騒いでるし。

爆発して、また家を飛び出してきちゃいました。

いつになったら、楽になるのかわかりません。

駐在さん、助けてください

2019年06月07日 | ★育児
最近は、落ち着いていることがだいぶ多くなったケン。
しかし、それでも時々暴れることがあります。

小6になり、153cmと体も大きくなってきました。
パニックになったときは、暴れ出すとなかなか止まりません。
なので、警察を呼ぼうかと思うようになりました。

今朝、小学校の前に駐在さんが小学生の見守りのため、来ていました。
私は駐在さんにお願いしました。

「時々ですが、息子が暴れることがあります。どうにもならないときに家に来てもらえませんか?警察の人が来てくれれば、きっと違うと思います。自分の子どもだから、大丈夫ということは絶対にないので…。体も大きくなってきているし、親の私が押さえつけるのももう難しくなる。ただ来てもらえるだけでいいんです。お願いします。」

と、頼みました。
私はもうすぐケンに身長を抜かれそうです。
中学生になればきっと私より大きくなっているでしょう。
もし、そのときに暴れられると、力では絶対に負けてしまうと思います。
父親でももう無理かもしれません。

駐在さんは小学生までに気持ちのコントロールができるようになればいいんだけどね。
と言っていましたが、できるようになるかはまだわかりません。
だって、発達障害ですから。
自閉症スペクトラム障害ですから。
そんなに簡単にできれば、苦労もしないし、警察官にこんなお願いなどしませんから。
私は、もう無理だと思うから、第三者の介入をお願いすることにしました。


幼い頃よりも、気持ちのコントロールできるようになって来ていますがゼロではありません。
暴力が悪いことだとわかっていても、スイッチが入ってしまうと本人も止められなくなってしまうのです。それは、私にも言えることで。

だから、恥を承知で、街の警察官である駐在さんに思い切ってお願いしました。
もしもの時は、助けてください、と。

日本人は、真面目だから人に頼ることをしないけど、家族で解決できないなら、色々な人に助けてもらっていいと私は思います。
川崎20人殺傷事件や追い詰められて息子を殺してしまった父親のように、最悪の結果になる前に頼りになりそうな人にSOSを出しましょう。
それは、恥ずかしいことではありません。

追い詰められるまで何もしないで、隠して、結局、事件を起こしてしまう方がよっぽど迷惑で、恥ずかしいことではありませんか?


子どもの可能性をのばす☆子どもカフェ♪

2019年04月23日 | ★育児
15歳で焙煎士になった岩野響くん。
そして、私の息子、ケン。
どちらも発達障害。

そんな発達障害つながりで、ケンが岩野響くんのホライズンコーヒーをハンドドリップでいれたら面白いんじゃないか?という発想から始まった「子どもの可能性をのばす☆子どもカフェ♪」を4月4日に開催しました。



子どもカフェは、主に子どもたちにカフェの店員さんをやってもらうという趣旨です。
無理をさせず、できる範囲のことに挑戦してもらうスタンスでやりました。

ケンはコーヒーをハンドドリップをすると決めていました。
コウは店員さん。お客さんに注文票を書いてもらう作業に挑戦してもらいました。

ケンのように発達障害があると、とにかく普通のことができません。色々手間取ることばかり。だから、怒りたくなくても怒ってしまうことがたびたび。

察する能力もなく、マイペース。
自分のやりたいようにやるので、優先順位がつけられない。
読み書きが苦手で、黒板の板書や宿題の漢字練習、音読に手間取る。

という色々な難題と困難が日々ありました。

しかし、あるときコーヒーに興味をもったケン。
それならばと、初級ドリップセミナーを受講。
「子どもカフェ」という企画を実行してみようと、まちづくり市民グループに企画を持ち掛けて、開催することができました。

たくさんのお客さんが押し寄せて、驚きました。でも、とても嬉しい悲鳴でした。
ケンがハンドドリップでいれる岩野響くんのホライズンコーヒーの予約チケット9枚も、なんなく完売。ケンも予約時間の11:30、12:00、12:30と時間通りにドリップできました。その後も、飲みたかったと言ってくれた人のために、ドリップ2回で4杯のコーヒーを買っていただきました。ケンは、とても自信がついたようです。

そう。

私がやりたかったのは、この「自信をつけさせる」ことでした。

今日、お風呂に一緒に入った時に
「よくできたことと、もう少しこうすればよかったことはある?」
と聞いたら、
「うまくできたと思う。できなかったと思うことはなかった。」
と満足げに語っていました。

自閉症スペクトラム障害の人は、予測がつかないことが苦手です。なので、1杯1杯注文をもらってからハンドドリップするのではなく、時間予約制で、いつもの手順で入れてもらうというやり方で販売しました。そうすれば、落ち着いて、パニックを起こすこともなく、ハンドドリップできるだろうと考えたから予約チケット制にしましたが、うまくいきました。まさに、「合理的配慮」ですね。本人の特性に合わせた売り方をしたから、できたんだなと思います。

この「できた!」という経験は、ケンにとって、私にとっても何にもかえがたい宝物になりました。

コウも最初のうち、注文を取るのをがんばりました。しかし、あまりのお客さんの多さに大人があたふた。
お客さんがもう少しばらけてきてくれたら、指示もだせたのだけど、うまくいきませんでした。
まぁ、最初だから、うまくいかないこともあったけど、たくさんお客さんが来てくれたし、よしとしよう!

来てくれたお客様、ありがとうございました。

コウ:夜驚症

2019年03月30日 | ★育児
最近、下の子が最近、夜驚症の症状が急に増えました。

夜、寝る前にこたつで寝てしまって、寝床で寝ようと起こしたとき。2回ほどありました。
昨晩も、寝床で寝ている最中に。

いとこの家で、テレビゲームをやらせてもらったことがあったのですが、もしかしたらそのせいかも、と思っています。

うちにはテレビゲームがなく、長い時間ゲームをしたことがないので、強い刺激になったんじゃないかなと思います。
テレビゲームの後に体調もくずしました。溶連菌に感染してしまいました。

やっはりテレビゲームはよくないのかも、と感じています。
それとも、父方のおじいちゃんのお葬式もあるのかな?
ダブルで環境の変化やストレスがかかったからかもしれません。

子どもが夜中に突然泣き叫んで暴れる…その症状「夜驚症」かも?


ケン:肺炎クラミジア

2019年02月17日 | ★育児
ケンの咳が2週間たっても止まりませんでした。

夜中の2時~3時くらいになると、毎日のように咳き込みます。

風邪にしては長すぎるし、おかしいと思い、耳鼻咽喉科に再度かかりました。
血液検査をしてもらって、2月7日に結果を聞きに行くとなんと「肺炎クラミジア」という感染症にかかっていました。

”肺炎クラミジア感染症(クラミジア肺炎)とは、クラミジアと呼ばれる微生物に感染することによって引き起こされる肺炎のことを指します。”
メディカルノート:肺炎クラミジア感染症についてより引用

2月8日(金)くらいから、だるいと言い出しました。
2月10日(日)のわんぱく自然塾には行きたいというので、2月9日(土)のことりの日はお休みしました。
なんとか元気だったのですが、日がたつにつれだんだん食欲がなくなって、やせ細っていきました。
あまりに食欲がなく、食べられないので、近くの町医者で点滴を打ってもらいました。
一時はよくなったようになったのですが、なかなか回復せず、大きい病院に連れていこうかと迷っていたら、2月15日(金)の午後に快復し、ギターレッスンに行けました。

ああ、よかった。

ケンは病気になると、小さいころから一気に悪くなるのでとても心配です。

宿題

2018年12月21日 | ★育児
冬休みの宿題が出ました。びっくりするほどの量でした。
最近の小学校の宿題は明らかにおかしいです。
どうして、こんなにもやらせるのでしょうか?

小学5年生:ケンの宿題


小学3年生:コウの宿題



普段は「家庭学習カード」というものを毎日書かせられます(親が)。そこには「学年×10分+10分を家庭学習すること」となっています。

小学1年生なら、1×10分+10分=20分
小学2年生なら、2×10分+10分=30分
小学3年生なら、3×10分+10分=40分
小学4年生なら、4×10分+10分=50分
小学5年生なら、5×10分+10分=60分(1時間)
小学6年生なら、6×10分+10分=70分(1時間10分)

という具合です。
この時間の長さってどうでもいいように私は思います。

勉強ができる子、理解が早い子は同じ時間でもたくさんのことができるでしょう。
覚えが悪い子、理解に時間がかかる子は同じ時間でも少しのことしかできません。

何を根拠にこんなにも時間を指定するのでしょうか?
意味が分かりません。

私が学生の頃は、時間指定は中学生になってからでした。
それでも、やらされるのが大嫌いな私は宿題をやろうとしませんでしたけどね。

私は、机上の勉強よりも、特に小学生はたくさんの仲間と外で遊ぶことが大切だと思います。
子どもだから許されるケンカや小さな失敗があると思うのです。
それを、体感しないで大人になった人って正直どうなるんでしょうか。

今の子どもたちは、三つの間を奪われているそうです。

時間・空間・仲間

確かに。

宿題が多いために、時間を奪われます。
自由に遊べる自然豊かな入れるような里山も空き地もありません。
公園があっても「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」で制限ばかりで自由がありません。
習い事に忙しかったり、宿題が多くて、遊べる仲間と都合が合いません。

第2回 3つの「間」を失って、弱くなった子ども

21世紀は、子どもが育つには本当にひどい環境です。

私は宿題をちゃんとやることよりも、仲間と思い切り遊ばせてやりたいです。

しかし、どうでしょう。

私の子どもたちは、かなり田舎に住んでいるにも関わらず遊べるようなところがありません。
空き地や森がたくさんありますが、勝手に入って自由には遊べません。
空き地に勝手に入れば、地主さんに怒られるでしょう。
森は篠竹だらけで、入ることすらできません。
習い事をしている人が多く、子どもも少ないため、近所にすぐ遊べるような子どもがいません。

結局は、兄弟だけで遊ぶ羽目に。


そして、遊ばせるのに一番面倒なのが大人です。
少しのケガをしただけで、大騒ぎする親や学校の先生。
他人との関わりをすごくめんどうがる親たち。

これで子どもたちはどうやって、人と関われるような人になれるでしょうか。
不登校になったり、ひきこもりになったりしてしまうのは、
子どもたちの周りの、地域の大人たちが「子どもは宝」と思って大切にしていないからだと思います。
もちろん市や国の政策もそうです。子どもに割いている予算を見れば一目瞭然。

道路や企業誘致にはたくさんお金をかけるくせに、
子どもに関することには本当に少ない予算です。

教育への日本の公的支出が少ないことはよく知られているが、子ども1人あたりの支出額で見てもOECD加盟国で最低レベルだった


子どもにお金をかけないこの国や街は、本気で子どもたちを大切に育てたいと思っているのでしょうか?

ケン:発達性読み書き障害と再診断

2018年11月23日 | ★育児
今日も、LDディスレクシアセンターに行きました。
最初の検査からたいぶ経過しているので、どのくらいの能力になったのかを再検査しました。
するとこのような結果に。




やっぱり「発達性読み書き障害」を認められると診断を受けました。
しかし、だからと言って私は悲観することはありません。
本人も、既にしっかり自分の障害を受け入れています。
みんなと同じにやりたくてもできなくて、少々暴れることはありますが…。


特に小学校のクラスのみんなに字が汚いことでバカにされることはないようです。
先生も理解してくれているので
「もっときれいに書きなさい。」
「どうして書けないの?」
などと言うこもはありません。

だって、そんなこと言われても「障害」なのだから、みんなと同じようにひたすら書いて覚えることはできないんですからね。努力してもできないことをさせられても何にもなりません。

私は小学校の先生に、
「テストの点数なんてどうでも良い。少しでもできることを増やしてあげて欲しい」
と伝えています。


子どもに「自分にはどうせできないんだ」と悲観させずに本人にあった学び方でどうやったら学習できるかを考えることが大切だと思います。

それは、学習障害があるとか、発達障害だからとか、きっと関係ないですね。すべての子どもたちに言えることだなって思います。

ケンはこの世の中に、学校に、大人達に、そして、子どもたちにも、教えれるためにこの障害を持って生まれてきたのかもしれません。

読み中心の漢字テストでは、毎回、100点を取っています。書くのは苦手でも、読むことはトレーニングでだいぶよくなっていると感じます。本人もそれは感じているようです。

ここまで、担任の先生や通級指導学級の先生に恵まれて、自信をなくすことなく学ぶことができました。
来年は最高学年の6年生。

担任の先生次第では、潰される可能性があります。
そして、中学校。
教科ごとに先生が変わってしまう。
ケンが進学する中学校はどこまで合理的配慮に理解があるのか…。

まだまだ支援体制がしっかりできていない状態なので、延々と説明に行かなければならないだろうな。

もし、先生に自信を潰されるようなことになったら、
「学校にいかなくてもいい。家で勉強しなさい。」
と言ってあげようと思う。

ツリークライミング

2018年11月11日 | ★育児


ケンが参加している里山のわんぱく自然塾の後に、ツリークライミングを体験しました。
年長さんの時、体験しているのですが、その時は手足の力がなく、上に登っていくことができませんでした。

でも、今は小学5年生。
身体も大きくなり、手足に力がついたので、コツをつかむと、少しずつ上に登って行きました。
とても楽しそうでした。

仮想現実(バーチャルリアリティー)ではない、本物をたくさん実体験して、ちょっとやそっとじゃくじけない本物の「生きる力」をつけてほしいと願っています。