としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

ティム・バートンのコープス・ブライド

2005年09月29日 | 映画
疲れが溜まっているせいか、ネガティブな感じが続いちまいましたが、何事も前向きが一番。なんとか、ポジティブシンキングで行こうと思いますです。

そんなことをつらつらと考えつつ、今日は10月22日から公開予定の「ティム・バートンのコープス・ブライド」を見て参りました。こないだ公開された「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督とジョニー・デップがまたもやタッグを組んだ最新作。またもや、と言いつつも、撮影時期がちょっとカブってたらしいですけどね。いろんなところで見るインタビュー記事なんかも、お互いに絶賛しあったりしてるし、本当に仲良しさんなんすね、きっと。ちなみに、ジョニー・デップは今回、主役の声を担当してます。

そんな、仲がどうとかはどうでもいいんですが、肝心の映画の中身は、いわゆるストップモーション・アニメーション。人形劇っていうか、パペットを少しづつ動かして撮影して、アニメーションにする。そう、今、ディズニーランドのアトラクションにも登場して大人気の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」みたいな感じですね。あの作品もティム・バートンが関わっていた(監督はしてないですが)ので、あれを思い浮かべてもらえればバッチリだと思います。

舞台は19世紀のヨーロッパのとある村。親同士が決めた結婚に戸惑っていた男が、ひょんなことから死体の花嫁に気に入られてしまい、奇妙な三角関係に発展していく…っていうもの。なんかそれだけ聞くと、コメディっぽく思われるかもしれないですけど、なかなかどうして、ロマンティックな作品になってました。

花嫁が住む死後の世界を、色彩豊かに。男が生きてる現世を、暗いモノクロームで表現するなど、全編ティム・バートン節とでも言うんでしょうか、ダークでゴシック、そしてコミカルさをも感じさせる彼独自の秀逸な世界観は今回も健在で、ファンの方は存分に楽しめると思います。まぁ、反対にその世界観に馴染めない人は、ただの気味悪いキャラクターたちがうじゃうじゃしてるっていうだけで終わっちゃうかもしれないですけど。「ナイトメア~」がOKだった、っていう人だけ見た方がいいかも

でもねぇ、そのキャラクターたちが本当に可愛いんすよ。さすがに傑作「ナイトメア~」のコワカワイイっていう感じには及ばないにしても、ガイコツ・ボーイ&ガールとか、ガイコツの長老さんとか、良い味出してるキャラがいっぱい登場。スクラップスっていう骨だけの犬も登場するので、犬好きな僕にはたまらないものがあったし。

そして何よりも、やっぱりアニメーションの技術は凄いっすね。なんでも、12時間近く撮影して、やっと1秒か2秒になる、っていうんだから脱帽っす。そんだけ緻密に撮影しただけあって、キャラクターたちが繰り広げるスムーズな動きは絶品。最近、流行ってるCGとはまた違った手作りの温かさっていうんでしょうか、良い感じなんすよね。

少なくとも、東海地方で夜中にテレビでやってるユーファクトリーのCMとは、やっぱり月とスッポン。一見の価値ありだと思いますです。

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