としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

キュートな笑顔

2004年10月20日 | Weblog
夜、地下鉄に乗って試写会へ。いつもは自転車でツーっと行っちゃうんですが、今夜は雨のため久しぶりの地下鉄でした。時間は6時過ぎくらいだったので、車内やホーム、そして通路などは家路に急ぐ人たちで大賑わい。みんな楽しそうな顔してんだけど、僕はこれからお仕事な訳で、少しブルーになりながら会場へと向かう僕なのでした。

で、今夜の試写会は12月11日から全国公開になる「僕の彼女を紹介します」という作品。一段落という感じですが、まだまだブームな韓国の映画で、少し前に流行った「猟奇的な彼女」っていう作品の監督さんと女優さんが再びタッグを組んだってのがウリの作品でした。

物語的には、ネタバレしない程度に書くと、熱血漢な女性巡査と、気弱だけど優しい心を持っている男性教師のラブストーリーです。前半はコメディタッチで、後半はシリアスな展開で泣かせるっていう、いわゆる韓国映画のゴールデンパターンって奴ですね。お約束というか、カップルで見に行ったらオールOK! みたいな内容でした。

…って、何が言いたいのか、さっぱり分かんないっすね、これじゃ(汗

でも、あんまり書くとネタバレになってしまうので、なかなか上手く書けないのです。ただ一言だけ言うと、普通のラブストーリーじゃない、ってこと。物語の冒頭に「Knockin' on Heaven's Door」が流れるっていう時点で、分かる人には分かるかもしれませんけど。

前半こそラブラブな二人のデート場面などがたくさん出てくるんですけど、後半にびっくりするような事件が起きて、大感動のラストに向かうっていう感じなのです。前半、ところどころに「冬のソナタ」同様、昭和の香りのするような古くさい演出があったり、盛り上がる場面がたくさんありすぎてテンション高過ぎっていう感じがするなど欠点というか気になる点はいくつかあったんですが、楽しめて泣けるっていう“一粒で二度おいしい”的な作品だとは思います。

が、いかんせん、僕はヒネクレくんなので、2つほど違和感を感じた点が気になって楽しめなかったりもしたのです。ここからしばらくネタバレ的な感じになってしまうかもしれないので、見に行こうと思ってる人は===で囲ってる部分は読み飛ばしてもらった方が良いかもです。

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ここからちとネタバレですが、クライマックスや大盛り上がりのシーンで数回、X JAPANの「Tears」って曲が流れるんです。しかも、インストならまだしも、日本語のボーカルがしっかり生きてる状態で。しかもしかも、主人公が喋ってる声をかき消すくらいの大音量で! 日本語の歌詞の意味に気をとられて主人公に感情移入出来ないのはもちろん、X JAPANのボーカルさんが、今どうなってるかを知ってるだけに、映画の世界から現実の世界に引き戻されちゃったんです。その他、音楽が壮大というか、凄くウザいんすよね、泣け~、ほら泣け~って言ってるようにしか聞こえなくて、一気に冷めちゃう僕がいました。

そして2点目は、クライマックスの展開がハリウッドの某作品にそっくりなこと。設定が設定だけに似てくるのは仕方ないにしても、まんまキャストを変えただけのようなシーンが出てきた時には、思わず椅子から転げ落ちるかってくらいズッコケそうになる僕がいたのです。まぁ、あそこまで分かりやすくパクってれば、逆に爽快だったりもするんすけどね。

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グダグダ書きましたが、見終わった後は、なかなかどうして、楽しんじゃってる僕でした。その一番の理由は、主人公の女優さんチョン・ジヒョンが可愛いこと! 「猟奇的な彼女」の時もでしたが、彼女が凄いキュートなんです。久しぶりに笑顔にやられましたって感じっすね。野郎諸君は、彼女の笑顔を見るためだけでも、映画館に行って損はないと思いますですw で、女性のみなさんは、甘~いストーリーに酔うっていう感じでしょうか、めっちゃお勧めとは言いませんが、値段分は楽しめるとは思う作品でした。


が、そんな楽しい思いをすぐ吹き飛ぶ訳で、そぼ降る雨の中、会社へ戻ってお仕事する僕。なんか最近、ここに愚痴ばっか書いてるのであんまり弱音は書きたくないんですが、正直、チョン・ジヒョンのキュートな笑顔に癒されたまま1日を終えたかったなぁ、と思った雨の1日でございました。はぁ、眠い…(涙

「僕の彼女を紹介します」
http://bokukano.warnerbros.jp/
12月11日(土)より全国公開
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