としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

クローズZERO その2

2007年10月11日 | 映画
昨日、更新した『クローズZERO』でアクセス数が異常に跳ね上がったんですけど……。クローズ人気なのか、それとも小栗or山田人気なのか分からないけど、めっちゃびっくりしました  

んなわけで、調子にのってまたクローズ、って訳でもないんですが、昨日、『クローズZERO』に出演してる、やべきょうすけさんと山本又一朗プロデューサーにお会いしてきました。

やべさんは映画の中で鈴蘭のOBで、情けないんだけど情に厚いチンピラを熱演。小栗さん演じる主人公をバックアップする、めっちゃ重要な役どころを担うキャラを演じてるんです。映画の中でも、後輩から「ジュース買ってきて」とか言われてパシリさせられちゃうようなお茶目キャラなので、(失礼ながら)まったく緊張することなく臨んだんですが、予想通りというか何というか、めっちゃ気さくな方でした。喋りもお上手なので、すっかり仕事ってことも忘れて楽しんじゃう僕がいたんです。

でもその一方で、原作の「クローズ」の魅力や、原作者である高橋ヒロシさんとの出会い。そして山本プロデューサーと出会って、試行錯誤しながら映画化にこぎつけるまでの経緯もお話してもらったんですけど、終始、熱いんですよ。時折、冗談を散りばめるんだけど、一生懸命「クローズ」の良さを伝えようとしている姿は、映画の中、同様、めっちゃカッコよかったです。

それは、山本プロデューサーも同じ。絶対、映画化は無理だけど面白いですよ、と勧められて読んだ原作にハマってしまい、何が何でも映画化するんだ、と決意。原作者の高橋さんと親交があるやべさんを通し、やべさんの事務所の社長さんと喧嘩しまくったりしながら、やっと映画化にこぎつけた、なんて話を、熱っぽく話してくれました。

気がつくと、予定の時間をはるかにオーバーしてしまっていたんですが、お二人とも、まだまだ喋り足りない様子。こんな熱い人たちがいてはじめて映画は出来上がるんだ、と、やべさんの面白トークに笑い疲れたりもしながら、あらためて思ったりしていました。

そんなお二人が中心になって映画化された新たなこのクローズは、原作者の高橋さんも絶賛してるみたいですね。原作を読んだことがなかった僕が見ても、めっちゃ楽しめたし、そりゃそうだろうなぁ。

と言う訳で、後追いですが原作を読み始め、ハマりすぎてしまって昨日の夜に更新できなかった(←言い訳)んですが、今後はなるべくマメに更新しようと思うので、引き続き、よろしくお願いしますです

クローズZERO

2007年10月10日 | 映画
漫画は大好きでよく読んでたりするんですが、学生時代、至ってマジメな生活を送っていたせいか、「ビーバップ・ハイスクール」とか「ろくでなしブルース」とかのいわゆる不良漫画は、好き好んで読むっていうことはありませんでした。中学生とか高校生が派閥争いっていうか、ヤクザのマネ事っぽい抗争じみたことしてるじゃないですか。はぁ? ガキんちょが何してんだよ、って思っちゃって、今ひとつハマれなかったんです。

それは映画でも同じで、「ビーバップ・ハイスクール」も何本か見ましたけど、僕にはいったい何が面白いんだが……。実際に殴ったりしていた、っていうバトルシーンも、そのまま喧嘩してるところを映してるだけだろ、って思っちゃったり……。なので、あぁ、このジャンルは僕には合わないんだな、という定義が僕の中に埋め込まれていて、もうすぐ公開される『クローズZERO』も、まったく期待していませんでした。プライベートでは絶対、見ないだろうな、だけど仕事だから仕方ないな、ってな感じで、嫌々ながら見る、という感じだったんです。

でも、見終わった後、その考えは一変してました。もちろん、(威張るようなことじゃないですが)原作は読んでません。なんか人気があるのね、っていうくらいの前知識しかない状態での鑑賞だったのが良かったのか、予想に反して、のめりこんじゃってる僕がいたのでした。テーマ的には、僕の苦手な高校生たちが抗争を繰り広げるっていう描写が中心。主演の小栗旬さん&山田孝之さんも、それほど好きな俳優さんじゃなし。そう、特に興味を持てるような要素は皆無のはずだったんですが、なんか、めっちゃカッコよかったんですよ、この2人が。

山田さんは、いつもの調子で寡黙な役なんだけど、時折、今までになかったお茶目な面を見せたりして新鮮だったし、小栗さんの方は、僕の中では普通の好青年って感じのイメージしかなかったんだけど、それをぶち壊すほど激しい不良っぷりを披露。2人の存在感がビシビシ伝わってきて、ガキんちょたちの派閥抗争っていう苦手なテーマを吹き飛ばしてくれたんです。特に、僕の中で小栗さんは、いつも同じようなイケメンキャラしかやってない、と思ってたんだけど、今回の激しい姿を見てちょっと惚れちゃいました。

それに加え、バトルシーンの演出が良かった。監督が“漢”を描かせたら絶品な三池崇史さんなせいか、スタイリッシュというか何というか、一々カッコ良いんですよ。クライマックスの雨の中のバトルシーンでは、苦手なジャンルの映画だってことを忘れて、前のめりになっちゃってる僕がいたんです。

まぁ、話的には、一つの高校の中だけの話で(原作では他の高校とか出てくるみたいですが)、おまえら井の中の蛙でしかねぇだろ、っていうところもあるし、喧嘩した後に友情が芽生える、っていう展開もベタベタ過ぎだろ、っていうツッコミどころ満載だったりもするんだけど、なかなか楽しませてもらいました。これを期に、原作にも挑戦して“不良もの”克服計画を実施しようと思ったりしていますです。

クローズZERO』10月27日(土)より全国東宝系にて公開
C 2007『クローズ ZERO』製作委員会

人間だもの その2

2007年10月06日 | 日々
カッコつける訳でもなんでもないけど、基本的に弱い者イジメは嫌いです。野球でも特にどこのチームのファン、ってこともないんですけど、負けてるチームを応援したくなるって感じで、具体的に言うと、こないだ優勝を決めた巨人とかは嫌いな方です。

で、昨日も書きましたが、最近の沢○さんの騒動を見てると、なんか嫌なものを感じてしまうんですよね。なんて言うんでしょうか、今に始まったことじゃないんだけど、寄ってたかって総叩きってのは、いかがなものか、と。マスコミの皆様も、ついこないだまでエ○カ様だの何だの持ち上げてたのに、今は一転、叩きまくり状態。まぁ、マスコミはちょっと前のホリエモンもそうだったし、根っこから腐ってるんでしょうが…。

もう一つ気になるのは、マスコミっていうより、一般大衆って言うんでしょうか、某巨大掲示板に代表されるような、無責任な誹謗中傷。これも今に始まったことじゃないので、何を今更って話なのかしれないけど、ココを見てたら、なんかゾっとしたんです。

匿名なのをいいことに、みんな言いたい放題。中には「氏ね」だの何だの、物騒な書き込みもいっぱい。もし自分が○尻さんの立場で、見ず知らずの人たちにこんなことを言われ続けたら、どうなっちゃうんだろう? と思っちゃったんです。まぁ、幸い僕はそんな器じゃないので余計な心配かもしれないけど、なんかねぇ…。そう思ったり考えたりはするけどさ、わざわざ書き込まなくてもいいじゃん、放っておいてやれよ、わざわざ書き込むのも面倒臭ぇじゃん、って思う僕は間違ってるんでしょうか? まぁ、一方で某巨大掲示板は書き込んだりしないものの、僕もちょくちょく見たりしてるので、お前に言われたくねぇよ、ってことなんでしょうが…。

なにはともあれ、世間ってのは世知辛いんだなぁ、とつくづく思ったりしてるのです。そういえば、今のところ僕の中で今年ベスト1の映画『河童のクゥと夏休み』にも、似たような描写があったなぁ。そう、あんまりヒットはしなかったけど、クゥは良かった。今年どころか、僕の生涯ベスト3のうちに食い込んできそうなくらい良かった。眠いので、その感想などはまた後日…。

人間だもの

2007年10月05日 | 日々
巷では○尻様のことが話題になってますねぇ。幸い(?)僕はまだお会いしたことがないので何とも言えないんですが、これだけの騒動になる以前から、取材したことがある同僚などから「最低だ!」「ムカつく!」「何様なんだ!」などなど、悪い噂を嫌ってほど聞かされていたので、びっくりすることもなく「ふ~ん」ってな感じだったりするんですが。

実際、どうなんでしょうねぇ…。ひょっとしたら、めっちゃ良い娘かもしれないし、ひょっとしたら、噂通りのめっちゃ嫌な奴かもしれないし。こればっかりは、実際に対峙して、話を聞いてみないと分からないっすね。めっちゃ人が良いってイメージを持ってる方でも、実際にお会いしてみたら最悪!ってなことが何度もあるので、報道されてることを鵜呑みにしないクセがついちゃってるんです。あの悪名高い亀○くん一家だって、実際はヒールのキャラを演じてるだけで、カメラが回ってないところでは妙に礼儀正しい、なんて話も聞いたことがあるし。まぁ、それも本当かどうかは分からないんですが…。

でもねぇ、ほんといるんですよ、めっちゃ嫌な人。前にもちょっと書いたことあるので個人名は書きませんが、インタビュー中にやる気なしなし状態で、ちょっとムカついたから「お体の調子、悪いんですか?」って聞いてやったら、沢○さんじゃないけど「別に」と一言。続けざまに「眠たいだけ」とボソっと言いやがるもんだから、めっちゃムカついたことと、周りにいた配給会社やスタッフの方々のヒヤヒヤした表情は、10年近く経った今でも忘れません。その人は当時は凄い人気だったものの、最近は落ちぶれてめっきり見かけないので、ざまぁみろ、って感じですがw まぁ、ひょっとしたら僕の方に落ち度があったかもしれないので、なんとも言えないんですけど、やっぱり芸能人って前に、人としてちゃんとせぇよ、ってことっすよね。

で、○尻さんですが、沢○さんだけが悪いんじゃなく、事務所とか周りの人たちがいかんのじゃないかなぁ、と思う訳です。たぶんですけど、実際問題として、彼女本人も気分屋さんなんでしょう。人間だもの、機嫌が悪い時だってありますよ、やっぱ。でも、中学生じゃないんだから、感情を抑えて振る舞わなきゃいかん時ってある訳です。しかし彼女は、あまりにも事務所とか周囲の人間がチヤモヤするもんだから、私は私で良いんだ!って勘違いをする。で、実際問題として今のように叩かれはじめて、やっと自分がどれだけダメだったかを痛感する、っていう流れだと思うんです。もしくは、一連の騒動のすべてが、事務所の書いた筋書き通りってことかもしれないですが…。

なんか○尻さんを擁護する感じになっちゃってますが、もちろんコレを見たからって訳じゃないですよ、念のため。僕の信条は“女の涙は信じない”ですからw なにはともあれ、『パッチギ!』とか『手紙』とか好きだっただけに、頑張ってほしいとは思う今日、この頃なのでした。

あ、話題の『クローズド・ノート』は、個人的にあの監督さんの作品は苦手で、何を書いても悪口になってしまうと思うので、ここでの紹介はやめておきますね

椿三十郎 その2

2007年10月04日 | 映画
すでにテレビやネットのニュースなどで紹介されまくってますが、先日、三重県の椿大神社で行われた『椿三十郎』の試写会&プリント奉納式&ヒット祈願に、僕も実は行ったりしてました。取材の話をもらった時は正直、面倒臭ぇ……と思っていたんですけど、実際、行ってみるとなかなか良い場所で、ちょっと癒されちゃった僕なのでした。

当日の内容は、ネット&テレビやらでたくさん出てるので、あえてここでは書きませんが、なかなか面白かったこのイベント。配給会社の方々をはじめとした裏方の方々は大変そうでしたけど、仕事ってことを忘れて楽しませてもらいました。写真は、なんでも写真を撮ると恋愛が成就するだの願うが叶うだのと言われているらしい滝。まぁ、やはりと言うか何というか、これを撮った後に何か良いことがあったかというと、見事なくらい何もないんですけどね…。

んなことより、この日、織田さんの記者会見も行われたんですけど、なかなか興味深いお話を聞くことができました。こないだのにも、オリジナルとあまりにも同じなのが気になった的なことを書いちゃったんですけど、どうやら意図的にそうした模様。あの傑作をヘタにいじっちゃったりしたらいかん、ってことがあったみたいなんです。あぁ、なるほど、だからなのね、やっぱそうすべきだよな、と妙に納得しちゃう僕。オリジナルを先に見て凄さに圧倒された身としては、そうしてもらった方が嬉しいよなぁ、と思っちゃったのでした。

一方、この日、織田さんは「三船さんの三十郎を目指しても、僕も三船さんの一ファンになっちゃうくらい(オリジナルは)凄いですから(笑)。僕なりの三十郎でいくしかない」みたいなことを言ってたんです。まぁ、違うって言えば違うけど、ボンクラな僕の目には、やっぱり三船さんの影がチラついちゃったりしたことは事実だったりして…。でも、「(オリジナルと)比較しても適わないですからね。両方、楽しんでほしいです。今回の作品を見て、オリジナルを見てみよう、っていう人が増えてくれると嬉しいですし」ってなことも仰っていたので、あぁ、なるほどな、と思ったのでした。

そう、オリジナルとまんま同じなら、リメイクする意味ってねぇんじゃねぇの?って思ってたんですけど、そうだよなぁ、そこに意味があるんだ、と、あらためて目から鱗状態になっていたんです。だから、わざと三船さんの影をちらつかせて、その違いを楽しませる、ってことだったのかも…ってのは、飛躍しすぎの邪推かもしれませんが。

なにはともあれ、ヒット祈願の時も、糞暑い境内の中、汗をぽたぽた垂らしながらも真摯に臨んでいた織田さんの姿を見て、そのカッコ良さにあらためて痺れてしまった僕。織田さんのファンって熱狂的な方が多いみたいですけど、その人たちの気持ちがちょっとだけ分かったような気がした、暑い1日でした

ヘアスプレー

2007年10月03日 | 映画
最近、夜中にダンス甲子園みたいな番組やってるじゃないですか。ブレイクダンスっていうんでしょうか、クネクネしたりしてるやつ。何を隠そう、僕はあの手の番組が嫌いだったりします。あと、ど○つり。意識して見ないようにしてるんですけど、偶然見ちゃったりすると、なんかムカムカしちゃうんです。ダンスが嫌いな訳じゃないんです。映画でも『シカゴ』とか『サタデー・ナイト・フィーバー』とか大好きだし。もちろんブレイクダンスだって、クルクル回ってバシっと決めてる人のを見ると爽快だし、どっちかと言うと好きな方です。

で、何でムカつくんだろう?って考えてみたんですけど、ある答えにぶつかりました。それは演者たちのオナニーを見せつけられるから。こんなに頑張ったんです。こんなに苦労したんです。だから僕を見て!私を見て!っていう演出って言えば分かりやすいかなぁ。出演者たちって言うよりは、そうやって感動を押しつけようとする演出にムカついてしまうんです。

人様に自分の表現を見せ、楽しんでもらう。それは素晴らしいことだと思います。でも、その後に泣き出したり、仲間同士でじゃれあったりする姿を見せたら、いくら表現が素晴らしくても興醒めしちゃうんじゃない?って思うんですよね。プロとは行かないまでも、人様に見せる以上は、技を磨かなきゃいかんと思うし。もしそうじゃなく、自分たちが楽しみたいだけだったら、公共の電波でやったり公道を封鎖してやるんじゃなく、どっか会場を貸し切ったりして勝手にじゃれあっててくれ、と思ったりする僕がひねくれてるだけ、かもしれないんですが…。

そんな中で見た、10/20(土)から公開される『ヘアスプレー』は素晴らしかった。ちょっと太めの女の子が、憧れだったダンスコンテストに向けてがんばるっていうストーリーなんですが、主役を演じる女の子がカワイイんですよ。決してデ○専ではないんですけど、終止、楽しそうに笑顔で歌って踊る彼女に、めっちゃ癒されてる僕がいました。きっと舞台裏では、あの体型でバリバリ動くのは大変だったと思うんだけど、それを微塵も感じさせずに、笑顔で踊る彼女。やっぱりプロはこうじゃなくては。彼女のはちきれんばかりの笑顔を見て、あらためて実感したりする僕なのでした。

突然、歌い出したりするミュージカルが苦手だったりするので、見る前はどうかなぁ、と思ったりしていたんですが、そんな不安は杞憂に終わりました。主役の子の他にも個性的な面々が歌ったり踊ったりするんですけど、もう素晴らしいの一言。60年代のノリの良い音楽に自然にリズムを取っちゃったりするなど、プロの技って奴を堪能させてもらいました。まぁ、この作品の宣伝の目玉っぽく扱われてる元祖ダンス俳優ジョン・トラボルタの女装はどうかなぁ、と思ったりしないでもないですが…。彼の登場シーンだけは、なんか気持ち悪くてドン引きした僕なのでした。

なにはともあれ、やっぱりプロは凄ぇ、と思わせてくれたこの1本。ダンスを志す人もそうでない人も見てほしいなぁ、と思ったりした次第です。とくにどま○りで中途半端な踊りを踊ってる方々、是非これを見て精進していただきたい!

…偉そうですいません、阿呆の戯れ言なので右から左に受け流してね

ヘアスプレー」10月20日(土)より公開
TM & (C) MMVII New Line Productions,Inc.All Rights Reserved.

椿三十郎

2007年10月02日 | 映画
末端も末端、はしっこギリギリなんですが、映画に携わる仕事をしているわりには映画を見ていないことを反省し、最近は暇を見つけては試写はもちろん、劇場に足を運んだり、DVDを見たりする今日、この頃。つまんないのから面白いのまで、とりあえず見てみる、っていう習慣をつけようと、日々、格闘する毎日です。

そんな中、最近のマイブームは“温故知新”。今更ながらなんですが、黒澤明の作品にハマったりしてます。正月に森田芳光監督、織田裕二主演で『椿三十郎』がリメイクされるので、まだ末見だったオリジナルをチェックしておこう、と思ったのがきっかけなんですが、三船敏郎演じる三十郎の迫力に圧倒され、休む間もなく『七人の侍』『生きる』『用心棒』などを立て続けに見ちゃいました。

実は、恥ずかしながら『椿三十郎』を筆頭に、すべて今回が初鑑賞。端っことはいえ、映画業界に身をおく者として『七人の侍』を見てないってどうなのよ? って感じですが、なかなか見る機会がなかったんです。で、いざ見てみて、「なんでもっと早く見なかったんだ…」と落ち込み、もっと見なきゃと、あらためて闘志を燃やしたりしておりますです。

と、前置きがえらく長くなってしまいましたが、先日、期待のリメイク版『椿三十郎』を試写で鑑賞してきました。その感想は、う~ん…。なんて言うんでしょうか、期待しすぎたかなぁ。森田監督が、あの傑作をどう料理するのかって思ってたんですけど、ほぼオリジナルを忠実に、って感じだったんです。物語はもちろん、じっくり見比べた訳じゃないので違ってるかもしれないけど、セリフや屋敷のセット、役者の立ち位置に至るまで、ほぼ同じだったような気がするし…。その中でも如実だったのが、織田さんの演技でした。

森田監督がどう演出するかってことと同様に、織田さんがどんな椿三十郎像を見せてくれるのか、ってことにも期待していたんですが、いざ見てみると、三船敏郎の大きな影に包まれているような感じがしたんです。セリフ回しや立ち回りなどなど、織田さんが意識して似せたのかどうかは分からないんですが、少なくとも僕の目には、三船“椿三十郎”敏郎をトレースしているように見えてしまったんですよね…。

もちろん、全体的にあの偉大なオリジナルに忠実なせいか、面白さが損なわれているっていうことはありません。モノクロの椿の花も鮮やかな紅白で映し出されているし、パワーアップしているって言えばしていると思います。ただ、僕の期待は視覚的なそこではなく、森田&織田がオリジナルをどう咀嚼し、新しい“椿三十郎”を見せてくれるのか、っていうところにあったので、腑に落ちない部分があった、という訳なのです。

まぁ、オリジナルを知らなければこんな不満はなかっただろうし、椿初体験っていう人には、織田さんもこれまでにない感じの演技を見せてるから、新鮮さを感じられて良いかもしれないっすね。で、是非、オリジナルも見て、クロサワの世界にハマってみてみてはどうでしょうか?

椿三十郎』12月1日(土)より全国東宝系で公開
C 2007「椿三十郎」製作委員会

機動戦士ZガンダムⅢ/星の鼓動は愛

2006年02月25日 | 映画
もちろんリアルタイムではないんですけど、ガキの頃「機動戦士ガンダム」が大好きで、少ないお小遣いをなんとかやりくりして、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)を買い漁っては作り、完成したのを眺めて悦に浸っていたりしました。流石に最近は作ってないんですけど、3月4日に公開予定の「機動戦士ZガンダムⅢ/星の鼓動は愛」をこないだ見てきたせいか、忘れていたガンプラへの意欲がメラメラと燃えてきたりしてます。

「機動戦士ZガンダムⅢ/星の鼓動は愛」は、去年の春に復活したZガンダム劇場版の最終章っていうことで、テレビ版とは一味違うラストが話題になってる作品です。僕はどちらかと言えばファーストガンダムが好きで、Zはあんまりっていう感じだったので思い入れもなにもないんですけど、ラストがどうなってるのか、っていうことはやっぱり気になったので、なんとか時間をやりくりして試写室へ足を運びました。正直、仕事半分、遊び半分っていう感じで見ちゃってました、松竹さん、すいません…

1作目と2作目を見たのは去年なので、ちょっと記憶の彼方になってるかなぁ、って感じだったんですが、新たなに書き下ろされた絵とテレビシリーズの絵がまったく違うっていうのが、今回もやっぱり気になっちゃいました。同じキャラなのに、カットカットで別人のように顔が違うっていうのは、やっぱりねぇ…。新たに書き下ろされた絵がカッコいい分、余計に元の酷さが際立っちゃうっていうんでしょうか。どうせなら、全部書き直してくれれば良かったのになぁ、って思う僕がいたんです。まぁ、予算の関係とか、いろんな問題があるだろうから、そんな簡単にはいかねぇよって感じなんでしょうけどね。

で、肝心のラストなんですが、やっぱりそこがキモだと思うのでここでは書くのはやめときます。ただ、一言で言うと、そう来たか、と唸ってしまう僕がいました。どちらかと言えば、テレビ版のラストの方が良かったかなぁ。まぁ、あくまで個人的な感想なので、気になる方は劇場で確認してみてはいかがでしょうか。

…と、ここまで書いてきて何ですが、ガンダム好きな人以外、これ読んでも意味分かんないでしょうね

でも、最初から見てみると、なかなか面白いっすよ。たかがロボットアニメと侮ることなかれって感じだと思うので、レンタル屋さんで借りて見てみてはいかがでしょうか。僕は久しぶりにガンプラ作ってみようかなぁ。でも時間が…


C 創通エージェンシー・サンライズ

W-ZERO3

2006年02月24日 | デジモノ
何故か、パソコンがネットに繋がらなくなっちゃいました。原稿を書く分には支障はないんですが、何がいけないのか、ネットサーフィンはもちろんのこと、メールを送ることすら出来ない状態。プリンターに繋げて印刷は出来るので、いまやパソコンじゃなく、ただのワープロ状態になっちまってます。そんなパソコン絶不調っていうのと、なんだか仕事がバタバタしていることもあってか、更新が滞っておりますが、なんとかかんとか生きておりますです。

で、もうたまらんってことで、とうとうW-ZERO3を買っちまいました。本当は新しいパソコン新調すればいいんでしょうが、そんな大金なんてありゃしない。それでも、メールも送れないってなると流石に仕事になんないので、パソコンよりは弱冠お求めやすい価格のこれを、思い切って買っちゃったって訳なのです。

まだ、使い始めて3日目くらい。なので、全然仲良しさんになれてないせいか、今ひとつ使いきれてない感じなんですが、なんか凄いっすね、最近の技術は 一応、携帯電話(っていうかPHS)なのに、ここまで出来ちゃうとは、って感心しまくり。電話として使おうと思うと?って感じは正直するけど、いろんなことが出来るオモチャとしては、大満足してたりします。

とは言え、第1目標は仕事で活用すること。とりあえずメールは、パソコンで書いた文章をケーブルで映してW-ZERO3で送信、って感じで良い感じになってます。もちろん、長文じゃなきゃ、W-ZERO3で書いてそのまま送信したり出来るし。そう、実はこれもW-ZERO3で書いてたりします。

キーボードも流石にパソコンと比べたら打ちにくいけど、全然実用レベルで使えるし、持ち出してどこでも原稿を書けるってのはいいっすね。まぁ、そこまでして仕事したかぁないんですけどね、本当は。

音楽はもちろん、ドラマとか映画とかの動画もばっちり見れるらしい…。が、そこまではまだ至ってないので、仕事が落ち着いたら徐々に開拓してこうかなぁ、と思ったりしてます。

そうなんすよね、いろんな機能試したりとかして、ずっとこれいじってたいんだけど、やらなきゃいかんことが山積み…。南の島にでも逃避行してぇなぁ、としみじみ思う今日この頃なのでした

ぶつよく

2006年02月04日 | デジモノ
最近、パソコンのHDDの残量が減りまくってます。そのせいか、作業の途中でフリーズしちゃったり、起動するのにめっちゃ時間がかかったりと、なかなか不自由なパソコンライフを贈っていたりするんです。なんとか今は、騙し騙し使ってるっていう感じなんですけど、そろそろ、本当に限界かもしれないなぁ…。

いや、原因は分かってるんですけどね。去年買ったRD-H1で録画したテレビ番組の動画データをめっちゃ詰め込み過ぎてるだけなんです。後から見ようと思って保存していくうちに、結構あった残量を圧迫しまくり。GBA microで見られるようにmpeg4ファイルにしてあるので、1個1個は小さいファイル(それでも600Mくらい)なんですけどね…。

それでも、結局見ないまま泣く泣くファイルを消したことも何度かあり、こりゃいかんなぁと思って、HDDの換装に挑戦してみようと思ったりしてます。

今、僕が使用しているのはThinkPad X31で、型番は忘れちゃったんだけど古いタイプ。さぁ、とっとと代えて、快適なパソコンライフをゲットしよう! とか思っているんですが、なんでも、DtoD領域とか言うのがあって、それを保存するのがめっちゃ面倒らしいっていうところまでネットで調べて挫折気味な僕。PHAがどうのとか、フロッピードライブが必要とか、よく分からない用語がいっぱい出てくる上に、今時フロッピードライブなんて持ってねぇよ、ってな感じでブルー一直線。とりあえず、外付けのHDDを使い始めたので良いって言えば良いんですが、一々、付けたり外したりするのも面倒だしなぁ、と頭を抱えていたりします。

そんな中、X31の後継機(違うかもしれないですけど(汗))っぽいX60とX60sの発売が発表! これを期に、大容量のHDDを積んだX60に乗り換えちゃおうっかなぁ♪ なんて目論んだりしてみたんですが……。

あれ? 新しいパソコン買う金なんて、いったい何処にあるんだ? と、我に返って、ずどーんと哀しくなる僕。あぁ、もう一ヶ月前にX60発表されてればなぁ。ホリエモンさえいなきゃ今頃は…、と、今更ながらに思ってしまう馬鹿野郎なのでした(泣