南部吟遊詩人の写真館

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秘境・浅岸駅(廃駅)に行ってきました。

2017年11月16日 03時18分41秒 | その他盛岡市内の観光名所案内
できれば、まだ駅として開業しているうちに一度は行きたかった。

浅岸駅、秘境駅として有名な存在ですが、どのようなものか。

なにしろ冬の間はそこまで行く道路も閉鎖されてしまうらしいので、雪が降らないうちに、と思ったのですが…



もう、山は雪が降っているのです。盛岡の冬は早い。【撮影日:2017/11/12】



国道455号線を使って、盛岡から岩洞湖の方へ行くと、もう山の中はうっすらと雪が降っています。

朝の気温は1℃。寒いです。



まだ、岩洞湖はさすがに凍ってはいませんが…



牛たちは寒くないのかなあ…。



さて、この辺で浅岸駅への分岐があるはず…。



ありました。県道204号。「大志田方面」ですな。



朝は暗い。今日は天気が良くないなあ…。



この道入っていくのかあ…。



すぐに舗装が終わって山道に。冬の間は閉鎖できるよう、ゲートがあります。この日はまだセーフ。



本当に林道ですよ。



そしてこんな道。すれ違えないじゃないですか。(対向車は一切ない)



路肩注意(マジで怖い)。断崖絶壁だもの。



谷川に沿って山の中をうねうねと進むと、



林道は続く、浅岸駅は遠いなあ…。



分岐点にでましたよ。



こんな道、誰が使うんでしょうね?



こっち行くと、どうも「大志田駅」の方へ行くらしい。(過去ページ→「秘境・大志田駅」



こっちが、浅岸駅の方。どうやらここから舗装されている模様。



で、この沢の名前。昔の猟師さんの名前かなんかですかね。



橋の名前はもちろん…、



沢は奇麗。



とってもきれいな水。冷たそう。(あとで触ってみると、意外に冷たくない。気温が低いからか。)



林道を行きます。



冬の沢。秋の風情はとっくに終わる山の中。



また、分岐に出ましたよ。山の中なのにけっこう分岐があるもんですな。



案内板がちゃんとあるのはありがたい限り。



さて、まだ先は長い模様。しかし、本当に誰とも会わない。本当に道を使う人っているの???



本当に、「秘境」ってすごいなんだなあ…。



沢はとてもきれい。夏に来ると涼しげでいいのかも。



あれ?また分岐?



山の中なのに、ずいぶん分岐が多いもんです。



一応、地図があって、山の中を散策するコースもあるみたいだけど、誰が使うのよ?こんなコース。



山の中を進みます。



ようやく、近づいてきました。けっこう私本人としてはワクワクしながら進んだので、あまり長くは感じていません。
実際には一時間以上車を運転しているわけですが。



ここが最後の分岐かな…。



道案内はしっかりしていますね~~。



進むと、久しぶりに人家を発見。そういえば、455号線の入り口から人家というものはなかったような気が…、
(どんだけ秘境なんだ)



しかし、ここは…



空き家のようですな。



そりゃあ、こんなところに住み続けられないでしょうね。



申し訳ない。ちょっと撮らせていただきました。



干し草ですね。最近まで牧草地として利用していたのでしょうか。



人の気配はありません。まったくの空き家のようです。



人がいた気配はあります。



さらに進むともう一軒。



家の前に堀があります。意味不明。



浅岸駅に着くまでに見たのはこの二件のみ。こっちはかなり古そうです。放棄されてかなりの年月が経っています。



いよいよ浅岸駅近くになって、大きな建物が見えてきました。



これって…?



やっぱり、学校です。



こっちは体育館??



体育館の前に謎のかまど。野外実習用??



廃棄された遊具?



ここにもかつて集落があり、住んでいた人がいたんでしょうね。


さて、浅岸駅跡に着きました。



とはいえ、何もございません。





駅舎もすでに解体されてそこへ行く道があるのみです。



[結論」浅岸駅はもうありません。わかっていたことですが、浅岸駅はもう廃駅になって、そこには形跡すら残っていません。
集落もありません。大志田駅の周りはまだ、少しだけ人が住んでいる様子でしたが、ここにはもう人っ子一人住んでいません。
「秘境」どころか、無人の山野になっています。


ところが、浅岸駅から南へ行くと、ちょっとだけ集落があって、そこにはいまだに人がいるっぽいですよ。
そこの人はもし子供がいたら、どの小学校に通うのでしょう?バスで106号の方へ出るのでしょうか?

浅岸駅から106号の方へ出るにはまた1時間ほど車を走らせる必要があります。その途中、見晴らしのいい稜線を通過します。
気持ちいい。





天気がよければなあ。

ようやく、106号の方へ出ました。



けっこう、林道があります。今回は455号と106号の間を北から南へ進んできた格好です。
個人的には秘境探検みたいでワクワク楽しかったので、また行ってみたいと思います。




もう、106号を走れば、盛岡まではすぐ。迷いもしないし、交通量もそこそこあります。秘境は終わりです。
非日常から、日常へ。





【撮影日:2017/11/12】

↓↓↓旧「浅岸駅」はこちら」↓↓↓


行っても何もありませんがね。















3 コメント

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ご無沙汰しております。 (兼平孝章)
2018-02-13 13:45:17
お久しぶりです。覚えていらっしゃいますでしょうか。確か、4~5年前の、舟っこ流しの観覧席でお会いしましたね。名刺を差し上げた兼平と申します。

大森様。そのときは 
ご子息様と御一緒でおられましたね。
お元気でしょうか。

浅岸駅の秘境旅、私も三年ぐらい前に、当時付き合っていた彼女と訪れることが出来ました。すごく、良い思い出となっております。
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コメントありがとうございます (南部吟遊詩人)
2018-02-24 04:10:44
覚えてますよ。また見に来てくれてうれしいです。子どもも大きくなりました。もう7歳。小学生です。

やっぱり、浅岸駅って静かな人気スポットなんですね~。私も駅があるときに行ければよかった…。

改めて見てみると荒涼とした写真ばかり。しかし、当日は大変寒く、そのときの雰囲気はとてもよく出た写真かなあと自分で思っています。
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学区 (X)
2020-08-05 18:11:09
>ところが、浅岸駅から南へ行くと、ちょっとだけ集落があって、そこにはいまだに人がいるっぽいですよ。
そこの人はもし子供がいたら、どの小学校に通うのでしょう?バスで106号の方へ出るのでしょうか?

浅岸駅周辺における学区は、
小学校:仁王小
中学校:上田中
と、上盛岡駅の利用を想定した設定になっています。

廃駅となり鉄道利用ができない今、
物理的には浅岸小学校や川目小学校が比較的近いですが、
どちらも廃止になってしまったので、
結局は市街地に学校を求めるしかなさそうです。
(ただし、盛岡市HPを見た限りでは現在も学区はそのままでした。)
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