南部吟遊詩人の写真館

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岩手山に上ってきました。④焼走り登山口から

2020年09月10日 02時46分13秒 | 岩手山
【本日の山行記録】
05:35 登山口出発
05:50 「あと6.0km」地点で休憩~06:00
06:30 「あと4.5km」地点で休憩~06:40
07:00 休憩~07:10
07:16 「第二噴出口跡」地点通過
08:08 「ツルハシ」地点で休憩~08:25
08:47 「あと1.4km」地点通過
09:20 平笠不動避難小屋で休憩~09:43
10:24 山頂到着、休憩
11:00 お釜巡り
11:35 下山口
11:51 平笠不動避難小屋で休憩~11:55
12:25 「ツルハシ」地点通過
12:41 「第一噴出口」地点通過
12:50 「第二噴出口跡」休憩~12:58
13:18 「あと2.2km」地点通過
13:44 「あと0.7km」地点通過
13:53 登山口到着

岩手山に行きます。大きな山なので朝早くいかないと登れません。


早朝、東に見える朝焼けの姫神山が美しいです。



岩手山着きました。県内唯一の2000mを超える山です。


登るのは今回で4回目。「焼走り登山口」からの挑戦です。


焼走り溶岩流は江戸時代にできました。とても状態のいい火山流の跡です。


周辺の山域です。


掲示板の説明。


それでは、行ってみましょう!!


5時半出発なので薄暗いです。

ちなみに、なんですが、薄暗い山道ってなんだかぼんやりとしています。
当たり前っちゃ、当たり前なんですが、なんか「闇の粒子」みたいなものがまばらに存在する気がするんですよ。
黒い粉があたりにちりばめられて、それがぼんやりさせているような…。
ただの気のせいです。

ちなみに、この登山道は焼走りに沿って続いています。最初の方は。
すぐ左手の土手を登ると、焼走りが見えます。

↑こんな風に。

まあ、土手っていうか、焼走りの止まった後ですね、多分。その焼走りの観察用にこの登山道はできたのかもしれません。

岩手山をバックにすると、こんな感じです。

実に雄大!!!!

岩手山はとても整備された山なので、標識が多いのがありがたいです。


道はちょっとえぐれています。水が流れていないだけましですが。最近雨も多かったので少し心配していました。


けっこう、最初は普通の山道です。




あと、4.5㎞地点まで来ました。もちろん、岩手山では残りの距離でまったく安心できません。

(岩手山は、後半の斜度がえげつないので、最後が一番の正念場になるのです。)

だんだん、火山性の岩が出てきました。


あと、3.6㎞です。そして、ここが「第二噴出口跡」ということです。


登山道の左側に出られるようです。


な、なんと、この眺め!!!


すばらしい秋晴れ。噴出口跡だから、高木もなく、眺めが開けています。


後ろを振り返れば、岩手山。


いや、最高!!!!(*'▽')!!!


そして、登山道に戻り、


花を眺めながら進みます。この白い花、とてもきれい。たぶん、「コウメバチソウ」というやつです。


道に火山性の軽石が増えてきました。これが滑って危ないんだよなあ…。登りも滑るけど、下りも危ない…。


また、開けたところに出ました。


たぶん、こっちは「第一噴出口跡」です。


こちらもいい眺め!!!多分、八幡平方面が見えています。


道に入るとすぐに、


案内掲示板がありました。


この先、上坊コースとの合流点に向かう模様です。


この辺になってくると、見晴らしがよく、景色を思いっきり楽しめます。


ただ、足元は軽石だらけなので、足を取られて、地味に辛い…。


このへんから、こういう道がつづきます。


木がないので、眺めは最高。


秋の空ですなあ…。


左手を見やれば、岩手山。頂上が見えませんが、あんな高いところまで、登るんですね、これから。


しっかし、長い道だ。木がない分、日差しが強くて、日焼けいてしまう…。


景色は申し分ないのですがね。


ようやく、藪に入りましたよ。


おや、これは、分岐。


どうやら、ここが「ツルハシ」ですな。


T字路の分かれ道になっているから、その形状から「ツルハシ」と名付けられたものと思われます。


こっちが、「上坊コース」らしいです。


こっちが、山頂方面。次は山小屋を目指します。


山頂まであと2.3㎞。約3分の2は来たってことですが、岩手山は最後が大変なので、油断は禁物。


さあ、頑張りましょう。


やっぱり、斜度がえぐいよ…(´・ω・`)


あと、1.4㎞地点まで来ました。


祠があります。手を合わせておきましょう。


何を祭っているものかは不明ですが…。


お、なんかすごいものが見えてきました。


ここにも、祠が。

しかも、鉄剣も。

上を見上げるとそそり立つような巨岩。

たぶん、これは信仰の跡。これが「不動様」としてのご本尊なのでしょう。
(推測。周辺に案内がないので何とも言えませんが…)

道がここで折り返して上に上ります。


だんだん斜度がきつくなってきます。想定内。


開けた場所に出ると有明の月がまだ残っていました。


たぶん、山小屋までもうすぐ。


遠くに不思議な岩が見えてきました。


左手には岩手山が見えます。山頂ははるか遠くのようです。

あんな遠くに本当に登れるのか…やや不安。

藪の中で「平笠不動」の案内を発見しました。

ただ、周囲にお不動様の石仏とかはないし、祠もありません。
多分、さっきの巨岩が「平笠不動」なのだと思われます。。

日差しが強くなり、木も低くなってきました。

標高が高くなると、木も低くしか育たないようです。
高山帯の特徴でしょう。

山頂の巨岩が近づいてきました。


9時過ぎなのにあんなに残月がはっきりしているなんて不思議です。


次のポイントである山小屋が見えてきました。


「平笠不動避難小屋」です。

実に好天。

ここから山頂まではコースガイドによると約40分。

本当に、登れるんかいな…。
けっこう、遠い気がするんだけど。

ちなみに、小屋の方ですが…。


けっこう、古い?


中はそんなことないです。


けっこう、きれいです。生活の跡というか、ハンガーとかランタンを吊り下げる針金とかありますね。


山小屋後方のあの巨岩を擁する山は、「茶臼岳」というらしいです。

登れそうな気もしますが、今回はやめておきます。

一休みしたら、行きましょう。


分岐らしいところに来ました。

たぶん、ここから、御釜湖の方とかに抜けられるはずです。
地図へのリンク

ん?なんか、きれいな蝶、発見!!!


わあ!!きれいな蝶!!



なんて蝶なんでしょう???
調べたところ、どうやら「クジャクチョウ」というそうです。
ここの前でも一匹見ました。
今回は写真に撮れてよかった!!!!

さて、茶臼岳を後方に見て、行きますか。


時間的には「あと一息」のはずですし。

(でも、岩手山はここからがきつい)

だんだん、斜度がえげつなくなってくる…。


頑張った分、高度も稼いできました。さっきの小屋が遠くに見えます。


足元の花はきれいですが…。

ちなみに、これは「イワブクロ」というやつです。

先は長そう…、(+_+)


振り返る景色はとってもキレイです…時々振り返りつつ、休息を入れます。


もう、最高ですね。


ようやく、終わりかな?


火口に来たっぽいです。ここまでくれば山頂までは本当にもうすぐ。


柳沢口から登ってきた登山者が見えます。


あっちが山頂。結局上りは続くんですがね。


獅子頭(権現)です。これを見るのも何度目?


右手には火口の山「妙高岳」です。


ようやく着きました!!!!山頂です!!!!(*'▽')


なんとも、素晴らしい眺め!!!

これが、2000mからの眺めです。



八幡平ロイヤルホテル(たぶん)が見えます。




妙高岳もクリアです。

ちなみに、この日の気温は盛岡で30度を超える真夏日でしたが、山頂付近は風が強く、10度前後。
長袖着ないと寒いっす。

では、休憩したら、御釜巡りに出かけますかね。

まずは下り。

時系列に並べていきますよ。御釜巡りの旅。





























山頂が向こうに見えます。




山頂に戻ってきました。


ちなみに、次は釜の内側。



妙高岳の右側、山頂側の方には溶岩噴出による巨岩(多分)があります。




岩手山神社が見えます。

岩手山神社は山頂の反対側。妙高岳を挟む形になります。







本当の火口が見えますよね。えぐれてます。


あの辺が、一番赤いかな?




お次は釜の外。




八合目避難小屋が見えます。




あっちは不動平避難小屋ですね。













↑東側は曇っていたので途中、写真が飛んでいます。このバカでかい雲がかかっていたんですね。

さて、戻ってきたので、ここから、また降ります。


次はあの御釜湖の方とか行きたいですね。「七滝コース」から行けるらしいです。


本日も疲れましたが、いい山行でした。


山、最高!!!

【撮影日:2020/9/9】

【山行地図サイト】
ヤマケイオンライン


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2 コメント

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あのなっす2 (風の又三郎)
2020-09-16 21:16:43
毎回楽しみに拝見しています。
当方はもう年なのでなかなか山登りは出来ませんが、こちらのブログで仮想山登りを楽しんでいます。
高山植物に興味あるので、山行ではその辺も掲載頂けたら嬉しいです。
くれぐれも事故やケガに気を付けて登山をお楽しみください。これからも楽しみにしています。
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ありがとうございます。 (本人)
2020-09-17 00:56:23
コメントありがたいです!!(*'▽')
私も花は好きなのですが、名前をよく知りません。これから勉強していきたいと思います。
ご教授いただけましたら幸いです。( ◜◡◝ 人)✧
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