「DeepPurple来日公演!」てメンバー一体誰やねん?と思ったのは俺だけでしょうか? ども、TOSHIBOUZです!
さてさてまたもや巷を騒がせている村上ファンドの阪神電気鉄道株売却問題。今度は阪急HDですってよ。メディアは早速「阪急タイガースか?」などと騒いでおります。えーっと、以前にも書いたことですが「阪神電気鉄道=阪神タイガース」ではございません。あれは球団です。メディア露出機会が多くて派手目な一事業に過ぎません。レジャー産業部門として収益比率で約15%程度、利益ベースで約20%のものです。ちなみに収益の半分くらいは「流通部門」の稼ぎで、利益は「不動産部門」が稼いでます。Sonyで言うと収益はSMEとSonyPicture足したくらい、利益はSCEくらいでしょうか?(ってかSonyも気付いたら金融部門が稼ぎ頭になってるし)
関西以外在住の方にはわかりづらいかもしれませんが、関西は関東みたくだだっぴろい平野に広がってるのではなくて、京都~大阪~神戸とほぼ線で繋がってます。ですので基本的に電車の路線は競合しまくりです。だからサービス競争とか起こって「新快速」なんて特急バリのスピードの在来線が存在する訳ね。ちなみに競合区間を過ぎた途端に乗車料金もクンッと上がります(汗)。で、阪神はいわゆる海の手(労働者階層)を走り、阪急は山の手(エスタブリッシュメント)を走るという感じになっとる訳です。この前の大惨事で少々こけたけどJR西日本がこと「運輸事業」という面ではかなりプッシュしてて、阪神も阪急もちょっと押され気味だった訳。さらにJR西日本は「大阪駅の大改築」なんぞ始めてて、その上大阪最後の未開発地「北ヤード(ヨドバシの裏っかわね」なんて超優良な遊休不動産もあったりして、運輸事業ならともかく稼ぎ頭の流通や不動産事業まで根こそぎ持っていかれたらシャレになって無い訳ですよ。その結果として阪神は西梅田の開発で不動産&流通&レジャーサービスの増強を、阪急は阪急百貨店本店の改築で求心力の増加をってな話で対抗策打ってるわけですね。
そこに「差益が確保できるなら売るべきときに売る」というある意味全く合理的な村上ファンドが阪神の株を買い占めた。正直、阪急は開発すべき不動産もほとんどやりつくしたし金のかかるレジャー産業にはうんざり、地理的に阪急梅田駅から大阪市内には手が付けられない…手詰まり…あ、村上さんが阪神売ってくれるって!買っちゃえ!、な感じな訳ですよ。ここに「阪神タイガース」なんてものは決済事由としてほとんど存在しないんですよ。タイガースファンは確かに熱狂的です。優勝したらキチンと他の事業グループに恩恵を与える優良コンテンツです。だから阪神電気鉄道は阪神タイガース自体は大して儲からなくても離さない。残念ながら阪急ブレーブスはあまりシナジーを生まなかった、宝塚歌劇団は周辺不動産開発をした時点で役目は終わった、だから阪急は手放した、ただそれだけのこと。両方とも上場企業ですから投資するからにはそれなりの理由が必要なのです、意味があるものは保有するが無いものは売り飛ばす、普通の道理です。
「路線競合するから意味無いのでは?」という話もあります。確かに「阪神間」についてはその通りかも知れない。近い駅だと2ブロックほどしか離れてないところもある(実際は必ず坂道になるので歩くとしんどいですけど)。でも、阪神は京都へのラインがない、そして阪急は難波への接続が無い。え?難波?そうそう、阪神は西大阪線が延伸して難波に接続するんよ、2009年だっけかな。んで、近鉄と相互乗り入れしちゃうんよ。そもそも「大阪モノレール」しかり「スルッとKANSAI評議会」しかり、すでに「JR西日本以外」は合従連衡してる訳です。などと考えていくと別に何の不思議も無い。大体、敵対買収的に見てるところがヘンだ。資本関係の強化、でいいんじゃないの?
って訳で、今日なんか阪急がプレスリリースするみたいやけど、こう言えば良い。
「阪急HDは阪神株を村上ファンドから譲り受けるけど『阪神タイガース』は不滅です!私達の狙いは、阪神に今後も意欲的な事業展開を継続していただき不動産や阪神株の含み資産が向上することで、我々の有利子負債が減少する事です!タイガースがんばれ!」
さてさてまたもや巷を騒がせている村上ファンドの阪神電気鉄道株売却問題。今度は阪急HDですってよ。メディアは早速「阪急タイガースか?」などと騒いでおります。えーっと、以前にも書いたことですが「阪神電気鉄道=阪神タイガース」ではございません。あれは球団です。メディア露出機会が多くて派手目な一事業に過ぎません。レジャー産業部門として収益比率で約15%程度、利益ベースで約20%のものです。ちなみに収益の半分くらいは「流通部門」の稼ぎで、利益は「不動産部門」が稼いでます。Sonyで言うと収益はSMEとSonyPicture足したくらい、利益はSCEくらいでしょうか?(ってかSonyも気付いたら金融部門が稼ぎ頭になってるし)
関西以外在住の方にはわかりづらいかもしれませんが、関西は関東みたくだだっぴろい平野に広がってるのではなくて、京都~大阪~神戸とほぼ線で繋がってます。ですので基本的に電車の路線は競合しまくりです。だからサービス競争とか起こって「新快速」なんて特急バリのスピードの在来線が存在する訳ね。ちなみに競合区間を過ぎた途端に乗車料金もクンッと上がります(汗)。で、阪神はいわゆる海の手(労働者階層)を走り、阪急は山の手(エスタブリッシュメント)を走るという感じになっとる訳です。この前の大惨事で少々こけたけどJR西日本がこと「運輸事業」という面ではかなりプッシュしてて、阪神も阪急もちょっと押され気味だった訳。さらにJR西日本は「大阪駅の大改築」なんぞ始めてて、その上大阪最後の未開発地「北ヤード(ヨドバシの裏っかわね」なんて超優良な遊休不動産もあったりして、運輸事業ならともかく稼ぎ頭の流通や不動産事業まで根こそぎ持っていかれたらシャレになって無い訳ですよ。その結果として阪神は西梅田の開発で不動産&流通&レジャーサービスの増強を、阪急は阪急百貨店本店の改築で求心力の増加をってな話で対抗策打ってるわけですね。
そこに「差益が確保できるなら売るべきときに売る」というある意味全く合理的な村上ファンドが阪神の株を買い占めた。正直、阪急は開発すべき不動産もほとんどやりつくしたし金のかかるレジャー産業にはうんざり、地理的に阪急梅田駅から大阪市内には手が付けられない…手詰まり…あ、村上さんが阪神売ってくれるって!買っちゃえ!、な感じな訳ですよ。ここに「阪神タイガース」なんてものは決済事由としてほとんど存在しないんですよ。タイガースファンは確かに熱狂的です。優勝したらキチンと他の事業グループに恩恵を与える優良コンテンツです。だから阪神電気鉄道は阪神タイガース自体は大して儲からなくても離さない。残念ながら阪急ブレーブスはあまりシナジーを生まなかった、宝塚歌劇団は周辺不動産開発をした時点で役目は終わった、だから阪急は手放した、ただそれだけのこと。両方とも上場企業ですから投資するからにはそれなりの理由が必要なのです、意味があるものは保有するが無いものは売り飛ばす、普通の道理です。
「路線競合するから意味無いのでは?」という話もあります。確かに「阪神間」についてはその通りかも知れない。近い駅だと2ブロックほどしか離れてないところもある(実際は必ず坂道になるので歩くとしんどいですけど)。でも、阪神は京都へのラインがない、そして阪急は難波への接続が無い。え?難波?そうそう、阪神は西大阪線が延伸して難波に接続するんよ、2009年だっけかな。んで、近鉄と相互乗り入れしちゃうんよ。そもそも「大阪モノレール」しかり「スルッとKANSAI評議会」しかり、すでに「JR西日本以外」は合従連衡してる訳です。などと考えていくと別に何の不思議も無い。大体、敵対買収的に見てるところがヘンだ。資本関係の強化、でいいんじゃないの?
って訳で、今日なんか阪急がプレスリリースするみたいやけど、こう言えば良い。
「阪急HDは阪神株を村上ファンドから譲り受けるけど『阪神タイガース』は不滅です!私達の狙いは、阪神に今後も意欲的な事業展開を継続していただき不動産や阪神株の含み資産が向上することで、我々の有利子負債が減少する事です!タイガースがんばれ!」