Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

少子化対策 3

2006-06-11 02:37:40 | 気の向くまま
 この間民主党の元代表、菅氏をはじめ、数名の男性の国会議員がお料理番組に出演していたそうだ。民主党も少子化に取り組んでいることをアピールする、事も狙っていたそうだが、議員の中には「生まれてからお米を研いだのは3回くらい」というのもいたそうだ。

お米をといだのが生まれてから3回。

彼は本当に日本人なのだろうか。一体どんな環境で育ってきたのだろう。

その人が既婚者だったのか、また年齢はいくつなのか分からないが、国会議員を務めているのだから年齢は30を超えているはずだ。それにご飯を食べないわけでもあるまい。

少子化に関して書くのは3度目だが、はじめは晩婚化傾向こそが子供が増えない一番の理由だと思っていたが、その後女性に負担のかかる傾向の強い文化を持つ国が日本と同じように少子化に悩んでいるという記事を見たり、今回の国会議員の発言を聞いたりして、やはり男は仕事、女は家事、という社会の暗黙の了承、日本の伝統文化、と言い換えてもいいが、そのことも女性が多く子供を作らない、または作れない原因になっているのかもしれない。

世の中で自分を試してみたい、と思うのは女性も男性も同じだろう。仕事に情熱を傾ける女性が増えているのは現実だ。政府は子育て支援金の拡充にこだわっているようだが、民主党の男のお料理教室のほうがよっぽど現実路線を走っている。

アメリカでは家庭で女性の負担を減らすソフト、ハード面が日本よりは整っている。ハード面で言えば食器洗い機に洗濯乾燥機だ。日本でも最近ようやく家庭に取り入れられつつあるが、アメリカでは冷蔵庫が各家庭に必要なのと同じくらいこの二つは重要視されている。これから結婚を考えている人はこの二つは必ず家に備え付けることをお勧めする。洗濯乾燥機があれば洗濯物を干す手間と時間が省ける。空いた時間を使って夫婦で建設的な話も出来るし、夫婦で副業をすることも出来るだろう。それと食器洗い機。こちらはソフト面になるのかもしれないが、実はアメリカでは食器の後片付けは男性がすることが多い。食器を機械に放り込むだけだから簡単なのだが。それとその辺のちょっとしたファーストフードで家族みんなで食事を済ませることにも何の違和感も感じないから、専業主婦でも、日本に比べれば料理をする回数は平均して少ないはずだ。(しかしこれは子供の栄養のバランスなどを考えると得策とはいえない。その辺はビタミン剤やサプリメントで補おうとする辺りがまたアメリカ的)総じて言えばアメリカで主婦をやっているほうが日本でやるより負担が少ないのは事実だとおもう。

ともあれ、少し参考になることもあるのではと思い、書いてみた。





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