最近、といってもここ6ヶ月にあったことだが、気になることがあったので書いてみる。
日本でも最近は能力主義、という言葉が一般の会社にも自然にに受け止められるようになったが、こちらアメリカはご存知の通り、能力主義社会である。こちらに来てまず驚いたのは、レストランでは必ずチップを付け加えて勘定をしないといけないことだった。あれもひとつの歩合給みたいな物で、そうすることで仕事にやる気を与えている。そう、こちらの能力給は、仕事に対するモーティベーションをを高めるために導入されることが多い。日本では横並びのシステムを壊す、と言うイメージで導入しているようだが。
最近こんなことがあった。
まず車の保険を買い換えていたときの話だが、私もみんなそうするように、3つか4つの自動車保険会社に連絡して、自分の保険料がおのおのの会社でどれくらいになるのか調べてみた。保険料は運転歴、年齢などに左右される。私には過去3年以内に事故歴と交通違反もあったので、そのことをどの会社に話をするときにも正直に伝えてから見積もりを出してもらった。すると1社だけ他よりも格段に安い見積もりを出してきたので、そこに決めた。
ところが、保険を切り替えてから3ヶ月ほどして、保険会社から手紙が来た。内容は、「あなたの運転歴に事故歴がありました。ですから過去3か月分を含めて半年分の保険料、$$$をすぐに振り込んでください。」というものだった。当然保険会社に問い合わせてみた。見積もりを出してもらう時点で、その事故のことは伝えたはずなのにどうして今頃保険料が上がるのか聞いてみたが、見積もりの時点では事故歴は勘案されなかったと言い張る。結局こちらが折れるほかはなかったが、あれも考えてみれば能力主義による弊害だ。多分私の電話を受けた彼女は契約が成立した数で給与が決まるシステムだったのだろう。とりあえず契約を取れば給与は上がる、顧客が後で困ってもお構いなしだ。こういう人は会社ではもてはやさているのかもしれない。契約を沢山取るのだから。だが長い目で見ればその会社にはマイナスになるはずだが、それもお構いなしなのだろう。少しでも給与を多くくれるところには何の躊躇もなく転職していくこともできる社会だから。
似たようなことがクレジットカードの会社でもあった。ここでは実害はなかったが、時間をとられた。
うちはお客のクレジットカードを受け付けている。お客がカードで支払うたびに手数料を合計金額の数%、カード会社にうちが支払わなければならない。カード決済の会社は無数にあり、それこそ熾烈な値引き競争をしている。今回は電話での勧誘だったのだが、今の手数料よりも必ず下げますから、としつこく言うのでとりあえず担当の人とあうことにしたのだが、結局今の手数料と変わらなかった。電話での情報はうそだったわけだ。
こうなってくると電話のセールスなんて信用できなくなってしまう。上に書いた業種で共通していることは、競争が特に激しい、と言うことだ。電話に出るセールスマンは契約を取らねば給料が限りなくゼロに近くなるシステムなのかもしれない。ちなみに最初に記したレストランのウエイターの時間給は通常200円から300円である。チップなしでは給料なしに近い。
日本で同じことがすぐ出てくるとは思わないが、これからは気をつけないといけないかもしれない。
日本でも最近は能力主義、という言葉が一般の会社にも自然にに受け止められるようになったが、こちらアメリカはご存知の通り、能力主義社会である。こちらに来てまず驚いたのは、レストランでは必ずチップを付け加えて勘定をしないといけないことだった。あれもひとつの歩合給みたいな物で、そうすることで仕事にやる気を与えている。そう、こちらの能力給は、仕事に対するモーティベーションをを高めるために導入されることが多い。日本では横並びのシステムを壊す、と言うイメージで導入しているようだが。
最近こんなことがあった。
まず車の保険を買い換えていたときの話だが、私もみんなそうするように、3つか4つの自動車保険会社に連絡して、自分の保険料がおのおのの会社でどれくらいになるのか調べてみた。保険料は運転歴、年齢などに左右される。私には過去3年以内に事故歴と交通違反もあったので、そのことをどの会社に話をするときにも正直に伝えてから見積もりを出してもらった。すると1社だけ他よりも格段に安い見積もりを出してきたので、そこに決めた。
ところが、保険を切り替えてから3ヶ月ほどして、保険会社から手紙が来た。内容は、「あなたの運転歴に事故歴がありました。ですから過去3か月分を含めて半年分の保険料、$$$をすぐに振り込んでください。」というものだった。当然保険会社に問い合わせてみた。見積もりを出してもらう時点で、その事故のことは伝えたはずなのにどうして今頃保険料が上がるのか聞いてみたが、見積もりの時点では事故歴は勘案されなかったと言い張る。結局こちらが折れるほかはなかったが、あれも考えてみれば能力主義による弊害だ。多分私の電話を受けた彼女は契約が成立した数で給与が決まるシステムだったのだろう。とりあえず契約を取れば給与は上がる、顧客が後で困ってもお構いなしだ。こういう人は会社ではもてはやさているのかもしれない。契約を沢山取るのだから。だが長い目で見ればその会社にはマイナスになるはずだが、それもお構いなしなのだろう。少しでも給与を多くくれるところには何の躊躇もなく転職していくこともできる社会だから。
似たようなことがクレジットカードの会社でもあった。ここでは実害はなかったが、時間をとられた。
うちはお客のクレジットカードを受け付けている。お客がカードで支払うたびに手数料を合計金額の数%、カード会社にうちが支払わなければならない。カード決済の会社は無数にあり、それこそ熾烈な値引き競争をしている。今回は電話での勧誘だったのだが、今の手数料よりも必ず下げますから、としつこく言うのでとりあえず担当の人とあうことにしたのだが、結局今の手数料と変わらなかった。電話での情報はうそだったわけだ。
こうなってくると電話のセールスなんて信用できなくなってしまう。上に書いた業種で共通していることは、競争が特に激しい、と言うことだ。電話に出るセールスマンは契約を取らねば給料が限りなくゼロに近くなるシステムなのかもしれない。ちなみに最初に記したレストランのウエイターの時間給は通常200円から300円である。チップなしでは給料なしに近い。
日本で同じことがすぐ出てくるとは思わないが、これからは気をつけないといけないかもしれない。
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