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新年句会

俳句に興味を持つ諸縁の方々による句会が行われました。午前中に近所・境内の吟行を行い、お昼を食べての鑑賞会。互選で最も秀句に選ばれたのは、Nさんの

       寒菊の花の正面釈迦如来

でした。本堂前の枯れかけた菊が、何故か礼拝するように頭を本尊様に向けていた様子を詠ったものです。続いて人気があり、私も特選に選ばせていただいた句は、

       待春や瀬音は弾むジャズに似て

です。近くを流れる川の瀬に春を呼ぶ躍動のリズムを聞いた秀句です。次のもユニークです。

       幸運も不幸も束ね札納

       凛とせる寺領にこぼる初雀

       古木にも冬芽の育ち札所寺

       石段のまず濡れそぼちしぐれ寺

       山門の脇に聳えつ銀杏枯る

そこで、私も三句。

       大雪の降り残したる富士見塚

       人の手に心洗われすす払い

       初東風に託す今年の遊行旅

投句の中に、私について詠んでいただいたものがありました。

       御寺の住職交じる初句会

合間には、Kさん手作りのお饅頭と抹茶サービス。とっても美味しかったです。みなさんに大好評。この時ばかりは、句はそっちのけ(笑)。

       

             

皆様、有難うございました。

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